第6話 四つ目の試練
7人は訓練所を出てすぐの街道で立ち止まっていた。
尚矢「そういや【土の門】の場所聞いてなかったなぁ・・・・どこにあるんやろ。」
討魔「マップを開いてみよう、広い範囲で検索をかけてみる。」
剣徒「検索とか出来るんですか! 便利ですねえ・・・・。」
討魔「むしろ他の5人が使えるスキル少なすぎるんだよ。 他に頼りになるのは真癒の回復くらいだ。」
尚矢「まぁ・・・・確かに・・・・。 真癒がいなかったら4人くらい欠けてそうやな。」
真癒「そ・・・・そんな褒めたって何もでないわよ!!!」
優菜「真癒さん照れてるですぅ~・・・・// 意外と可愛いとこあるんですね・・・・。」
真癒「バッバカ! 可愛くなんかないわよ!!!」
討魔「あった、ここから西に約15キロってとこだな。」
尚矢「ほないこかぁ~・・・・。」
そういって7人は歩き始めた。
~そのころ【土の門】では~
『麒麟がやられたか・・・・。』
『今回はちいと厄介な相手が出来たようじゃのぉフローレンスよ・・・・。』
フローレンス教官「フフッ、今までに無い強大な敵だ。 貴様も自分の身に気を案じることだな。」
『私に身を案じろと? 馬鹿を言うな、麒麟は五大守護獣の中でも知識を司る存在、彼の持ち味は強さではなく博学さであるのじゃ。』
フローレンス教官「して、麒麟が『奴ら』に捕まるのは仕方ないと?」
『敵は幻影の門を開いて開放してしまうほど強大じゃ・・・・麒麟程度の戦闘力では火力不足というとこじゃろう・・・・。』
『して、フローレンスよ、今度の新入りはどうなのじゃ?』
フローレンス教官「ああ、あいつらは全員『宿精』だ。 既に一人はオプスキュリアと契約しもう一人にはウンディーネが顕現している。」
『ほう、それは珍しいのう・・・・。 まるでこの世界がその者達に力を与えたようじゃ・・・・何かを求めるようにのう・・・・。』
フローレンス教官「『奴ら』の行動が活発になり始めた時代にあの7人とは、確かに偶然とは言いがたいな。 しかも異世界から連れられたと言う。」
『1000年前と同じか・・・・。 ならばその者達もまた2属石か。』
フローレンス教官「お察しの通りだ、ケツァルコアトルよ・・・・。」
『お前はわしに忠告だけしにきたわけじゃなかろう?』
フローレンス教官「ああ、四つ目の試練として7人が時期ここにやってくる。 奴らになんとか対抗できるように鍛えてやってくれないか。」
『久しぶりの調教の依頼か、またそれもいいのう。 よぉし引き受けた、お主は早く行くべき場所へ行くがいい。』
フローレンス教官「ッフ、全てお見通しか。 敵わんよ、あんただけにはね。 じゃあよろしく頼む。」
そういって教官殿はジャンプポータルで飛ぶ。
『フフフ、久しぶりに全力で若者の潜在能力を引きずり出すとしようかの・・・・。』
~7人サイド~
7人はあれから2時間ほど歩いていた。
尚矢「討魔~もうそろそろちゃうの?」
討魔「ああ、あと1キロもない、しかしそれらしき建造物が見当たらないのだが・・・・どこだ?」
辺りは見渡す限りの草原である、また10分ほど進むと巨大としか形容出来ない『山』が現れた。
尚矢「うわっ・・・・なんやあの山・・・・西遊記かっちゅーねん・・・・。」
山の周りには霧が立ちこめいかにもといった雰囲気をかもし出していた。
討魔「どうやらあの山が【土の門】らしいな。」
守武「土の山じゃん。」
剣徒「しょうもない。」
尚矢「しっかしどっから入ればいいねん?」
討魔「まぁ前まで行けば分かるだろう。」
ちなみに女性人2人(夜雲を除く)は後ろでトボトボついてきている。
真癒「夜雲~あんたも女の子でしょ? しんどくないの?」
夜雲「・・・・大丈夫。」
優菜「すごいですぅ・・・・底知れぬ体力・・・・。」
そうこういいながら歩いているとついに山の麓までやってきた。
下から見ると本当に巨大な山で、頂上は雲に隠れて見えないレベルである。
尚矢「頂上っちゅうか、山の中腹に行くか行かんかで雲を通り越してるってどゆこと? でかすぎちゃう?」
守武「こういうの見るとやっぱ異世界だぁ~って感じするね。」
剣徒「確かに・・・・僕達帰れるようになるころには軽く30歳は超えてる気がしますよ・・・・。」
守武達がこの世界に飛ばされてから既に3週間ほどが過ぎていた。
尚矢「で、門はどこやぁ?」
討魔「わからん、山道があるようだから進んでみよう。」
7人は山道を進み始めた・・・・。
更新しまくりまっくす~!
文章評価とかつけていただけるととてもありがたいです><
だめなところ、読みにくい点は改善しますので感想にクレーム、素直な感想等お寄せください><
それが自分にとって励みになり、活力にもなるので><
みなさんいつも僕なんかの小説読みにきてくれてありがとう!!!!!