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【Gate】~若き門番達の物語~  作者: 剣狐
~乱世の章~
21/102

第1話 襲撃

7人は広い野道を進んでいた。


7人は朝5時過ぎに訓練所を出発し約2時間ほど歩いていた。


尚矢「討魔~? あとどれくらいやぁ?」


討魔「あと2~30分と言ったところだ、しかしさっきから誰かに見られてる気がしてならないんだが。」


オプスキュリア「え? 今頃? お前らを狙ってる奴らが3人一組でお前達を包囲してるじゃねえか。」


守武「え!? なんでもっと早く言わないんだよ!!!」


オプスキュリア「そんなこ事とっくに気づいてると思ってたぜ! ただ錬度は高いから気配を消してるのは確かだ。」


7人は少し集中して周りを見た、それだけで7人は敵の位置を測れるほど、2つの門で成長していた。


尚矢「どうする? どこか広い場所でやってまおか?」


剣徒「それもいいですね、敵が『奴ら』なのかそれともただの賊なのか知りませんが腕試しには持って来いでしょう。」


7人は少し開けた草原に出た。


そこで全ての方向に対処できるよう、お互いに背を向け合い、円陣を組んだ・・・・。


しばしの静寂が訪れる。


刹那、近くの岩陰、30メートルほど先の草原、道の脇の木の中から炎弾、氷塊、烈風が飛んだ。


どれも錬度の高いスキルで7人まで届くのに3秒とかからなかった。


しかしそのスキルは7人の周りで何かにぶつかり爆発した・・・・。


【エア・フィールド】


見えない盾を討魔が張り巡らしていた。


一斉に7人は攻撃が飛んできた場所へスキルを飛ばす。


烈風や炎弾、水の刃、氷の刃などが攻撃の飛んだ場所を焦土と化す・・・・。


しかしそこにはなにも存在しなかった。


尚矢「っち、どこいった!?」


オプスキュリア「上だぁ!!! 身構えろ!!!」


敵は9人、空から舞い降り、光る剣のようなものを構えている。


剣徒「考えてるひまは無さそうですよ! 来ます!!!」


9人が7人に向かって走りこんでくる、7人もスキルでそれぞれの属性の剣を造り出し、それを受けた。


真癒と優菜は両手で必死に相手の剣を受けるので精一杯であった、しかし夜雲は走りこんで来た1人を一瞬で切り捨てた。


尚矢「うおっ!? 夜雲お前何者やねん!!!」


そういいながら尚矢も1人を切り伏せる。


剣徒には2人の兵士が突っ込んできた。


「僕は小さいときから親に剣を習わされて来たんですよ! 2人なんて舐めてるとしか思えませんね!!!」


剣徒はその両手に持った日本刀の形をした剣で2人を目にも止まらぬ速さで切り伏せた。


すぐに駆け出し真癒と優菜に掛かっていた2人を切り倒す。


優菜「す・・・すごいですうう!!!」


真癒「意外な特技ね!!!」


守武「剣徒ばっかりかっこいいとこ持ってきやがって!!! ぼ、ぼくだってえええええ!!!!!」


守武がブンブン無茶苦茶に剣を降り始める。


オプスキュリア「おいおい相棒、それじゃ絶対あたらねえぜ・・・・。」


尚矢「うお!!! 危ないって!!! 守武やめんかいな!!!」


守武「そこだぁ!!!」


すると守武の剣を尚矢が避けた先に尚矢を後ろから狙っていた敵を1人切り倒す。


守武「っふ、ふふふっ危なかったな尚矢よ。」


尚矢「まぐれやろがぁ!!!」


剣徒「あと2人ですよ!!! 畳み掛けましょう!!!」


しかし残りの2人はすでに潰走していた。


オプスキュリア「気配が完全に消えてやがる、奴らジャンプポータルなんか持ってやがるのか。」


守武「ジャンプポータル?」


オプスキュリアによるとジャンプポータルとは自分が登録した位置までワープできるというすぐれものだそうだ。


尚矢「それであいつらはどっかに飛んだわけか。」


真癒「しかしてそれほど強く無かったわねえ・・・・。」


剣徒「そうでもないと思う、僕達が普通のスキルマスターならきっと苦戦したはずだ。」


真癒「まぁそうかもしれないわね・・・・。」


討魔「目的地はもう少しだ、また襲われないうちにさっさと行こう。」


尚矢「せやな。 はぁ~疲れた~・・・・。」


守武「ほんとに、奴らはいったい何者だったんだ?」


尚矢「まぁ、本物の『奴ら』に会えばそれも分かるやろう。」


~同日同時刻~


??「貴様ら、なぜ2人で帰ってきた? 残りの7人はどうした・・・・。」


負傷した兵士「はい、敵をエンジェルズだと侮り奇襲まで掛けたつもりでしたが感づかれ対処されました。」


負傷した兵士「それでも腕では勝てると思っていた矢先、スコットが小さな少女にぶった切られたのです・・・・。」


??「それで、仲間7人がやられたのを見てすごすご帰ってきたのか?」


負傷した兵士「・・・・は・・・・はい、作戦に失敗した罰は必ずやお受けいたしますフェルネウス様・・・・。」


負傷した兵士「そうでございます! 我々は最悪でも作戦の失敗を伝えなければならないと思い帰還したのであります。」


フェルネウス「そうかそうか、それはご苦労だったな、グスタフ、フレッド、安らかに眠るがいい・・・・。」


2人の兵士はその場で力尽きた・・・・。


フェルネウス「フフフ・・・・2属石と精霊の力・・・・欲しい・・・・欲しいぞ!!! フハハハハハハハ!!!」


出来るときに更新しときますw

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