第8話 目指すは【風の門】
壮絶な模擬戦のあと教官殿と7人はサロールの食堂で見た目はグロいが味はいける飯を食いながら様々な話をした。
7人が元いた世界の話や、次に行く試練の話しなど、話のバリエーションは様々であった。
8人はサロールに礼をいい、教官室に招かれた。
教官殿「さ、その辺の椅子に座っててくれ、私は少し用事がある。」
そういって教官殿は部屋を出て行った。
部屋はかなり広く超高級ホテルのスイートルームといった仕様である。
尚矢「豪勢な部屋やなー! これにプールとかついとったらビバリーヒルズの一流ホテルやで!!!」
真癒「確かに・・・・綺麗な部屋ねー・・・・。」
優菜「あれれぇ? 真癒さんなんか元気ないですね!」
討魔「そりゃあそうだろう、守武の時もそうだったが相当眠いんじゃないか?」
真癒「とても眠いわ・・・・。 2秒あったら寝れる自信があるわ。」
守武「変なとこ自信もつね・・・・。」
オプスキュリア「契約していない状態で精霊が顕現すると無駄に精神力を食っちまうんだよ、さっさと契約しないと疲労がたまる一方だぜ?」
尚矢「あのなぁ~そんな簡単にもいかんやろう!!!」
などと話していると教官殿が険しい顔で戻ってきた。
尚矢「なんやなんやぁ!? 怖い顔して!」
教官殿「それがだな・・・・。」
教官殿の話をまとめるとこうである。
次の目的地は【風の門】なのだが少し問題が発生している。
それは自分達がスキルマスターになったときに教えられた『奴ら』と呼ばれる者達が【風の門】付近で怪しい動きをしているということだった。
【風の門】は幻獣【麒麟】が守護しており、知恵の試練を司っているらしい。
『奴ら』はその【麒麟】を捕獲しその膨大な風の力を手に入れようとしているらしい。
教官殿「と、いうわけだ。」
尚矢「で、どうしろと?」
教官殿はその言葉を聞いてにやにやしはじめる。
教官殿「正直、察しがついてるだろう?」
夜雲「・・・・・・・討伐。」
教官殿「大正解だ。」
教官殿「今回の任務は『奴ら』の討伐、及び【麒麟】の保護だ、万が一逃げられた場合一旦戻って来い。」
尚矢「でももし【麒麟】が『奴ら』とやらを蹴散らしたらどうなんねん?」
教官殿「まぁ、【麒麟】もそれほど簡単に捕まりなどしないだろうが『奴ら』はかなりのやり手で数も多い、多勢に無勢は分が悪いであろう。」
討魔「要するに加勢だな。」
教官殿「まぁそういうことだ、それに時間も限られている、明日の早朝出発しろ。」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
7人は部屋に戻り明日に備えて就寝した。
~水花の章 終~
お久しぶりです!
最近忙しくてぜんぜん更新できませんでしたあ><
申し訳ないw
またちょこちょこ更新します!