第6話 精霊と実力の模擬戦
3日かけて訓練所へ帰ってきた7人はへとへとであった。
しかし休む間も無く7人は教官殿に呼び出された。
教官殿「よくぞ帰った諸君、水の試練はどうだった?」
尚矢「水の試練自体は大したこと無かったけど守武が大問題やったで!!!」
剣徒「よくいいますよ尚矢さん・・・。 ガラハッド卿に討魔さんと仲良くぶっ飛ばされてたくせに・・・。」
討魔「言うな。 殺すぞ剣徒。」
剣徒「あはは! 冗談ですよ! 冗談!」
剣徒「ウンディーネさんがいなかったら正直かなりやばかったですよ。」
尚矢「そやなぁ~確かにウンディーネはんがおらんかったらわいらあそこで全滅やったなぁ・・・。」
ウンディーネと言う言葉に教官殿が反応する。
教官殿「ウンディーネ? なぜお前達の口からこう毎度のように精霊の名がでるのだ?」
尚矢「前回の守武がそやったように今回は真癒にウンディーネが顕現してたんや、まぁ守武はすでにオプスキュリア同然やけど。」
教官殿「オプスキュリア同然!? まさか契約したのか!?」
守武「はい、契約しましたよ。」
教官殿「フフフ、人生で一度出会えることが出来れば幸運と言われる精霊と契約した男か!!!」
教官殿「久しぶりにゾクゾクしてきたぞ!!! おい守武、私と勝負しろ。」
尚矢「な!!! いくら教官殿かて精霊の力を自在に操れる2属石なんて無茶でっせ!!!」
教官殿「いいのだ! 死をかけた戦いではない! これは模擬戦だ、かなり実戦に近いな。」
教官殿「それに私をあまり甘くみるなよ?」
その一言で尚矢は今の自分と教官殿の力量の差を気迫だけで悟った。
教官殿「それに守武、契約してからまだ一度も戦闘してないんであろう? 物は試しだ、やってみようじゃないか。」
守武「オプスキュリア、どうする?」
オプスキュリア「いいねぇ!!! あの女かなりやるぜい、俺の力が無かったらお前ら7人がかりでも5分もありゃあ締め上げられるほどだ!!!」
守武「そんなに!? じゃあやっとくに損は無さそうだな。」
オプスキュリア「ああ、より強力な者との実戦がスキルマスターをより強くする。」
教官殿「OKのようだな。 ならば闘技場へ移動しよう。」
闘技場は守武達が契約した場所から北の広い広場にある円形闘技場である。
教官室を出て8人は闘技場へ向かった。
闘技場についた教官殿は尚矢に審判を命じた、模擬戦の形式などを簡単に教えられたようだ。
尚矢「で、ではこれより守武VS教官殿の模擬試合を始めます!」
尚矢「互いに、礼!!!」
教官殿と守武が礼をしあう。
そして名乗る。
守武「我は下級三隊 第九階級 エンジェルス所属 オブシディアン=ブラッドストーン 退魔の門 であり闇の精霊の契約者、守武!」
教官殿「我は中級三隊 第四階級 ドミニオンズ所属 第1位 カーネリアン 正義の門 名をフローレンス!」
「「「「「「「ドミニオンズ!?!?!?」」」」」」」
遅れてすいませんw
でも読んでくれる皆様がいるので更新します><
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