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【Gate】~若き門番達の物語~  作者: 剣狐
~水花の章~
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第3話 【水の門】 ~第ニ回廊~

階段を下りると次は分かれ道になっていた。


そこで討魔のマップを使い地図を出してみるとどうやら左には宝箱があり、右は次に進む通路のようだった。


門の中はとても明るく、視界に困ることは無かった。


尚矢「ここは宝箱とろうや!」


剣徒「しかし無用なリスクは避けるべきですよ。」


尚矢「鍵が入ってたらどうすんねん?」


討魔「それもないとは言えんな。」


ウンディーネ「なら宝箱を優先しましょう。 ただで得られるものは戦闘で役に立つかもしれませんし。」


尚矢「お、ウンディーネはんもそう思いますやろー!」


剣徒「仕方ない・・・・じゃあ行きますか・・・・。」


左の道を歩いていると前方から水の槍がもの凄いスピードで7人目掛けて飛んできた。


剣徒が即座に土の壁を造りだしその水の槍を受け止める。


水の槍は壁に当たると水しぶきとなり飛び散った。


剣徒「なんでしょう・・・敵ですかね・・・。」


ウンディーネ「どうやら宝箱を守る魔物がいるようです。」


尚矢「それなら倒すまでやな!」


討魔「そうだな、行こう。」


7人が通路を進むと少し広い場所にでた。


まるで小さな古代ローマの円形闘技場のようである。


円は半径15メートルほどもあるかなり広い広場であった。


ウンディーネ「どうやらフロアボスでありながらこの門の副守護魔獣のようです。」


尚矢「ってことは宝箱無視で進んでたらここまで戻る羽目にはったってことか・・・。」


剣徒「今回は宝箱を選んで正解みたいですね・・・。」


ウンディーネ「来ます・・・・。 それもかなり強力です。」


地響きが起こり、巨大な何かが振ってきた。


『貴様らか、新たな試練の挑戦者は』


スラリとした、長身の半魚人の騎士のようだった。


『さぁ、私を倒し水龍様のところへ行って見せるがいい!!!』


激闘が始まる。


騎士の動きは早かった、目にも止まらぬ速さで手に持った三叉の矛で討魔を突き刺したかと思うと矛の先が爆発し討魔は吹っ飛んだ。


尚矢「討魔!!! 大丈夫か!? てめ・・・・ぇ・・・・」


ズバン!!! 尚矢が吹っ飛ぶ。


『2属石など、スキルを使わせなければこの程度か・・・・。』


次に騎士は真癒を狙った。


やはり目にも止まらぬ速さで距離を詰め、矛を真癒のはらわたを突き刺す。


しかしその瞬間騎士の動きが止まる・・・。


ウンディーネ「私にも手を掛けるとは・・・・貴様も偉くなったものだなガラハッド卿。」


『その声は・・・・ウ・・・・ウンディーネ様・・・・?』


『なぜ・・・・あなたがここに・・・・。』


ウンディーネ「私は彼女に憑依している。 彼らは選ばれし存在、後ろにいるあの男、すでに一度オプスキュリアが顕現している。」


『闇の精霊が・・・・。』


ウンディーネ「ガラハッド卿・・・・この場を通してはくれんか・・・・。」


『それは・・・・出来ません・・・・。』


『そうしたいのは山々です・・・・しかし今は水龍様の配下・・・・。』


『騎士は与えられた命を全うするのみ!!!』


『しかしあなたを殺すことなど出来ませぬ・・・・ここで私を殺してください・・・・。』


ウンディーネ「ガラハッド卿・・・・貴様いつからそんな弱い男になった・・・・。」


ガラハッドは気づいた。


さっきこの女を刺した筈の矛が自分のはらわたに刺さっていることに・・・・。


ウンディーネ「水は妖美なもの・・・・私に矛を刺そうなど自分を刺すような物だろう? ガラハッド卿・・・・。」


ガラハッドはその場に静かに倒れた。


ウンディーネは【アクアヒーリング】を使い討魔と尚矢の傷を治してやった。


ウンディーネ「立て、もう傷は癒えている。 さっさと水龍の元へゆくぞ。」


尚矢「ウンディーネ・・・・お前も守武と同等か・・・・。」


ウンディーネ「ほう、貴様は守武のもう一つの人格を見たか。」


ウンディーネ「この状態はそのうち貴様らにもくる、そして手を取り合う時もな。」


ウンディーネ「それはこの先の長い旅で知っていけばいいことだ。」


尚矢「自分の知らない人格がそれぞれに宿ってるってことか?」


討魔「それはいつ顕現するか分からないのか?」


ウンディーネ「わからんだろう、顕現している間は自分でもなにが起こってるかもわからず、その間の記憶も無いだろう。」


尚矢「わかった。 まだ顕現もしてないからようわからんけど、今は先に進むことを考えよう・・・。」


他の4人はウンディーネの強さを目の当たりにし、言葉を失って立ち尽くすのみであった。


宝箱を開くと、少し大きめの鍵が入っていた、来た道を戻り、右の道を進んだ。


2分ほど進むとすぐに大きな扉を見つけた。


その扉に鍵を差し込むと静かに扉は消えた。


階段の両端のたいまつに灯がともり、階段を照らした・・・・。


7人は水龍の元へ歩き出した・・・・。


今日は自分の小説に始めて感想がついた感想記念日なのです♪


初めて自分の作品が評価された日はとても幸せです・・・・。


この喜びを糧にまた書くことができる。


そしてその感想で治すべき点も見つかり、さらに作品の質の向上になりました><


皆さんも、思っていることや感じたことを感想に乗せてくれるととても助かります><


これからもよろしくおねがいします!!!

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