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【Gate】~若き門番達の物語~  作者: 剣狐
~水花の章~
13/102

第1話 第二の試練

あれから1週間がたった。


7人はあの日疲れの余りさっさと風呂に入り夕食を取って床に就いた。


あれから1週間、教官殿に次の試練の内容を聞いたり、【炎の門】の中での出来事などを話した。


たっぷり休暇を取り、実戦経験も積み、準備を整えた7人は訓練所から南、徒歩で約3日のところにある【水の門】を目指していた。


それぞれ試練の門は炎、水、土、風と東西南北に分かれており、訓練所から、北に炎、南に水、東に風、西に土という具合である。


試練は全てが戦闘ではないらしい。 教官殿によれば・・・。


~炎は戦を司りし門~


~水は癒しを司りし門~


~風は知恵を司りし門~


~土は感情を司りし門~


~最後の試練は全ての洗礼を受けし者にのみ与えられん~


だそうなのだ。 以上、守武心のナレーション。


尚矢「討魔~今日で3日目やけどあとどれくらいや??」


討魔「うむ、それほど遠くは無いようだ。」


真癒「それほどってどれくらいなの?」


討魔「あと15分程度というところだ。」


優菜「もう私足が棒ですよぉ~・・・・。」


剣徒「ま、あと少しですから、頑張ってください。」


討魔の言うとおり15分程度歩くと大きな滝が見えてきた。


教官殿に言われ7人は川に沿って歩いてきたのだ。


真癒「わぁ~滝だ!」


尚矢「でかっ!!! エンジェルの滝より高いんちゃうか!?」


エンジェルの滝は地球で一番落差の大きい滝だが、それよりも遥かに高く、水量も尋常ではなかった。


尚矢「で? 門はどこにあんねん?」


討魔「うむ・・・・見る限りあの滝の奥に大きな洞窟があるようだ。」


優菜「あの滝を突っ切るんですか・・・・?」


討魔「それ以外なかろう。」


尚矢「明らかに深いやろ!!! しかも水量尋常やないで!? ちょっとでも触れたら水の中でもみくちゃやで!!」


真癒「まぁそうよね。 でも私達スキルマスターだからなんかやり方があるんじゃない?」


剣徒「確かに、ただ突っ切るだけでは入れない設定でしょう。」


尚矢「とりあえず滝の正面に行ってみよか! また龍が話しかけてくれるかも知れんしな!」


7人は滝の正面まで行った。 いろいろ並んで見たりしたがどこぞのRPGのようには行かないようだ。


すると真癒がなにかに気づいたように滝に向かって進み始めた。


真癒「聴こえる・・・・・歌声が・・・・。」


尚矢「なんや? どうかしたか? 真癒??」


真癒「聴こえるでしょ? 綺麗な歌声・・・・・聴こえないの?」


尚矢「いや、なんも聴こえへんで?? 空耳ちゃうんか?」


討魔「いや、まて、真癒は水系統のスキルマスター、治癒の門だ、なにか関係してるのかも知れん。」


~奏でよ・・・・水流の歌・・・・・~


~目覚めよ・・・・・治癒の力・・・・・~


~我が試練・・・・・治癒の力にて顕現せん・・・・・~


~治癒の門よ・・・・・滝の水に触れよ・・・・・~


そして真癒にも聴こえなくなった。


真癒は決心したように滝に向かって突き進む。


尚矢「待て! 危ないで!? 滝に巻き込まれる!!!」


しかしその様子は無かった。


滝が真癒を求めるかのように、水が避ける・・・。


やがて巨大な水柱が巻き起こり真癒を飲み込んだ・・・・。


尚矢「真癒!!!!!!」


6人は立ち尽くすしかなかった。


刹那・・・。


その水柱は光り輝き弾け飛んだ・・・・。


そこにはいつも通りの真癒が立っていた。


しかしその雰囲気は少し大人びたものに見える・・・・。


尚矢「だ・・・・大丈夫か? 真癒?」


ウンディーネ「大丈夫・・・でも私は真癒じゃない・・・・。 私の名前は・・・。 ウンディーネ・・・・。」


討魔「水の精霊の名か・・・。」


尚矢「これは守武ん時と同じちゃうか? 守武も人が変わった様に様子がおかしくなったで・・・。」


ウンディーネ「さぁ・・・・水の試練へ行きましょう・・・。」


パチン、と真癒が指を鳴らすと6人が立っていた水際の水が避け、滝も二つに割れた・・・。


そこには1本の道が出来ていた。 そして割れた滝の先に、巨大な蒼き門が見えた・・・。


第二章更新!


皆さんの感想を聞きたい><


面白と思ってもらえてるか心配ですw


評価でもいいので気が向いたらお願いします><


誤字、脱字等ございましたらそちらもお願いします。

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