第12話 その後
守武達は目覚めると7人ともベッドで眠っていた、みんな包帯を巻かれたりしている。
守武「んんっ・・・・ここは・・・・。」
チェスター「お! 目覚めたか、ったく丸一日寝てやがったぞお前ら!」
尚矢「チェスターはん・・・・なんでわいらここに? ってかここどこや?」
チェスター「ここは兵舎だよ、門の近くの茂みにある駐屯所だ。」
尚矢「そおかいな・・・・ほなチェスターはんがここまで?」
チェスター「そうだ、スキルを使ってここまで飛ばしただけだがな。」
尚矢「そんなこともできんのかいな・・・・。 って龍はどうなったんや!? ってかわいら生きてるで!!!」
チェスター「なに? 貴様らが龍を倒したんじゃないのか?」
剣徒「いえ、覚えていません、途中まで必死の攻防が続きましたがさすがにこちらが手詰まりで・・・・。」
チェスター「気づいたら意識を失ってたってわけか・・・・。」
チェスター「確かにスキルは大量の精神力を消費する、気絶などまれにあるだろう。」
チェスター「しかし私が駆けつけた頃には龍は既に死んでいたぞ?」
尚矢「死んでいた!? 一体だれや!?」
しかし7人の誰もなぜ龍が死んだかわからなかった。
尚矢「せや!! 守武!! お前最後めちゃくちゃ強なかったか!?」
守武「え? なんだよ、俺はずっと気絶してたよ・・・・。」
真癒「いえ、あれは間違いなく守武だったわよ!? 漆黒の大きな剣を投げていた・・・・。」
守武「覚えてないって・・・・。」
チェスター「ふむ、お前達は2属石だからなぁ・・・・自我にない新たな感情、第二の感情とかが存在するのかもな。」
チェスター「まぁ、あくまで仮説だが。 とりあえず今日は一日休んで、明日は教官殿のところへ帰るといい、報告もあるだろう。」
チェスター「ま、異例ではあるが【炎の門】の試練は合格だ! おめでとう!」
7名やどうやら試練に合格したようだ。
7名はなにがなんだかわからないまま、その日を過ごし、翌日教官殿の待つ訓練所に帰っていった。
~バーニング・ドラグーン~
~又の名を不死龍~
~【炎の門】を守護する者~
~もしその命燃えつきしとき~
~新たな幼龍となり3日で元の姿を取り戻さん~
教官殿「これがバーニング・ドラグーンの言い伝えだ。」
教官殿「もし貴様らが本当に殺したと言うのであればいまごろ中型の龍くらいまでになっているころだろう。」
尚矢「それで? 何回も生き返るから試練に利用してるっちゅーことですかいな・・・・。」
教官殿「それは違う。 まずやつの試練を乗り越えたものなどいままでに存在しない。」
「「「「「「「はい?」」」」」」」
教官殿「いや、普通はスキルを使い倒して気絶するまでまって、そのあと回収して、どれだけ戦ったかをあいつに聞いて判断するのだがな。」
尚矢「あいつとは?」
教官殿「決まっておろう。 バーニング・ドラグーンだ。」
尚矢「グルかいな!!!!!」
教官殿「フフッ」
尚矢「フフッちゃうわ教官殿!!! わいらがどんだけ死ぬ思いして戦ったか・・・・。」
教官殿「ああ、その件だが明日じっくり聞こう、今日は長旅で疲れただろう。」
教官殿「飯を食って、部屋に戻って休むといい。」
そう言われ7人は自分達の部屋に帰っていった。
~ 開闢の章 終 ~
やっと一章おわったああああ
次から第二章をお送りします☆