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しりとり

作者: 聖魔光闇
掲載日:2011/01/24

登場人物は二人ですが、全て会話調で書いています。少し見づらいかもしれません。

「じゃあ、今日は《しりとり》でもして、遊ぼうか」


「は? 《しりとり》? そんな幼稚な」


「しりとりをバカにしたら、いけないぞ」


「でも、子供の遊びですよ」


「まあ、そう言うな。ほれ、始めるぞ」


「仕方ないですね。分かりましたよ。付き合いますよ。どうぞ、初めて下さい」


「では、オーソドックスに《しりとり》の《か》から始めるぞ」


「は? 何処がオーソドックスですか! 《し・り・と・り》の中に《か》なんて無いでしょ!」


「まあ、そう言うな。じゃあ、始めるぞ。それでは、いくぞ! 初めは《車》だ!」


「え!? 《か》じゃ無いじゃないですか! まったくもう! 車ですね! じゃあ、僕は《マリモ》です」


「《も》、か。では私は、《盲目》だ!」


「また、《く》ですか。それじゃあ、僕は、《鯨》で」


「ほう、なるほど。では、《楽》でどうだ!」


「また《く》ですか。……《果物》です」


「能力」


「《く》! ……苦楽!」


「ははは! 《く》返しか!? しかし、あまい! 《九九》でどうだ!」


「クソ! 《く》《く》《く》……薬で」


「リンク」


「クリック」


「苦」


「あ〜! 《く》から脱出したい! クリスマスだ!」


「スナック」


「熊」


「幕」


「草花」


「奈落」


「唇」


「ルクセンブルク」


「首輪」


「枠」


「あ〜! もう《く》ばっか嫌だ! クッソ〜! ………杭!」


「インク」


「……黒」


「六」


「国」


「肉」


「空気」


「禁句」


「クライアント」


「トランク」


「黒字」


「軸」


「管」


「堕落」


「くじ引き」


「気楽」


「食い倒れ」


「連続」


「クラブ」


「部落」


「薬箱」


「コルク」


「くっ! ダメだ! 《く》から抜け出せない。……そうだ!《九》」


「駄目だな。それは、さっき私が言っただろう」


「いえ、さっき言った《く》は何ですか?」


「苦しみの《苦》だ」


「じゃあ、僕は数字の《九》です」


「なるほど。そういう事か。では、私は《クイック》だ!」


「クソ! やっと形勢逆転かと思ったのに! じゃあ、区画で」


「ほう。では、空腹」


「鎖」


「リュック」


「空港」


「歌」


「やった! 《く》からの脱出成功! タンク!」


「宮内庁」


「海」


「ミンク」


「は!? また《く》!? ……草刈」


「リメイク」


「暗闇」


「ミュージック」


「空白」


「クラシック」


「組み合わせ」


「制服」


「クエスト」


「トラック」


「口」


「チーク」


「ハァハァ! もう《く》ばっかり嫌だ! う~ん! ………空室」


「対句」


「雲」


「文句」


「駆逐」


「口紅」


「ニューヨーク。へへっ! 今度こそ、形勢逆転ですよ!」


「やるなぁ。じゃあ《クロック》でどうかな?」


「えっ!? また《く》!? 組合」


「イラク」


「クランク」


「クリニック」


「靴」


「通学」


「《く》……《く》ぅぅ!? え〜っとぉ、草野球」


「ウサギ」


「逆! へへっ! やったぜ!」


「そんなに喜ぶ事かね。《く》なんて、いくらでもあるだろう。例えば、工夫とかね」


「《う》!? ……《う》で《く》に繋がる言葉が見つからない! クソッ! 浮き輪!」


「ワンピース」


「やっと、まともな《しりとり》らしくなってきましたね。じゃあ僕は、スイカで」


「そうだといいねぇ。……じゃあ私は、慣用句といこうかな?」


「そんなの大丈夫でしょ! 国々です」


「なるほどね。余裕が少し生まれたみたいだね。ニンニクなんてどうかな?」


「空爆です」


「供養だよ」


「ウナギです」


「牛肉なんてどうかな?」


「クラッシュ」


「輸出国」


「空気圧」


「梅雨」


「夢」


「メイク」


「くるぶし」


「ショック」


「訓練所」


「四駆」


「駆除」


「予約」


「クリーム」


「ムンク」


「よくもまぁ《く》に結び付く言葉ばかり思い付きますね。でも、負けませんよ! ……車椅子なんてどうですか?」


「数学」


「クローバー」


「クローバーって事は、《ば》だね。じゃあ、バイクだ」


「口コミ」


「ミミズク」


「クラスメート」


「東京」


「また《う》か……。《う》で《く》に繋げる言葉、思い付かないんだよなぁ。乳母でいいですよ」


「バンコク」


「いい加減も飽きてきましたよ。でも、絶対負けませんからね! じゃあ僕は、九十九里浜です」


「マイクだよ」


「クウェート」


「トライアルでいいよ」


「久しぶりに休憩ですね。じゃあ、ルールで」


「累計」


「移動です! 《う》なら《く》にされる事ないですからね」


「そうだね。じゃあ、裏腹で」


「ランク!! 形勢逆転だぁ!」


「釧路かな」


「蝋燭」


「ほう! やるねぇ! クロスワード」


「ドラマチック」


「クールなんてどうかな?」


「今度は《る》ですか!? くそぉっ! 《る》で《く》に繋げる言葉が出てこない! くそぉっ! 僕は、ルアーフィッシングでいいです!」


「グラビアアイドルでどうかな?」


「また《る》ですか? これって、イジメじゃありません? 遊びですよね?」


「何故、私が君をイジメないといけないんだよ。遊びだよ。ただの遊び。『言葉遊び』というヤツだ」


「そうですよね。分かりました。続けましょう。じゃあ、《る》でしたよね? ……ルールブックです」


「なかなかやるようになってきたねぇ! じゃあ、組長ってのはどうかな?」


「裏です」


「ラジオ局だ」


「………。……!! 孔雀ぅ!」


「そんなに気合い入れなくても……。ふふっ、よっぽど負けず嫌いなようだね。では私は、食いしん坊でいいよ」


「裏切り者です」


「農薬。また、《く》に戻してしまった。ごめんだよ」


「いいですよ。返せばいいだけですから……。下り坂です」


「あまり《く》ばかりは可哀想だから、今回は蛙にしておくよ」


「えぇ〜!! また《る》ですかぁ!? じゃあ、留守番電話でどうですか?」


「じゃあ脇役にしておくよ」


「はぁ……。《く》になって返ってきたよ。……クワガタ虫です」


「写楽」


「空想科学です」


「やるじゃないか! 君主でいいよ」


「夕刻」


「ここにきて、《く》攻めに合うとは予想もしていなかったよ。でも、私も君に負けず劣らず、負けず嫌いなんだ。では、空前絶後といこうかな?」


「合格です」


「全く、私は合格ではないのだけどねぇ……。それじゃあ、蜘蛛といこうか」


「モザイクでは、どうですか?」


「私にモザイクをかけたくなってきたよ。でも! 鞍馬天狗でどうかな?」


「グアム島でいいですよ」


「有象無象といこうかな」


「右往左往で如何ですか?」


「ほほう! また《う》だな。今度は、ウィークといこうか」


「え! またここにきて《く》かよぉ! 負けたくない! 負けたくないけど、もう面倒くさい! あぁ〜!! ………クリスマスイブでいいです!」


「そんなに、ふてくされなくてもいいじゃないか。ただの遊びだよ。『言葉遊び』だ。まあ、とりあえず、続けるよ。文学といこうかな?」


「屈辱です」


「何! ここにきて! 私の方が屈辱的だ! そうだな、クナイで返そう」


「インストールでいいですよ」


「なんだか同じような文字ばかりが出てくるな。もう、この遊びをインストールしたくなってきたよ。まあ、冗談はさておき、ルービックキューブといこうかな?」


「ブラジルで返しますけど、いいですか?」


「ルミナリエでどうだ!」


「エルサルバドルといきましょうか?」


「ルノアール!」


「えぇ〜!! 《る》返しぃ! ってルナです」


「生ビールってどうだろう」


「はぁ。もう止めませんか? 僕、本当に今生ビールが飲みたくなりましたよ」


「そうだな。そろそろ終わるか。じゃあ、終わってくれていいよ」


「じゃあ、ルームメイトで」


「それじゃあ終われないじゃないか! 最後に《ん》の付く言葉を言うんだよ。分かってるよね?」


「はい、分かってますよ。だから、終わって下さいよ。どうぞ」


「なるほどな。そういう事か。じゃあ私は、トピックといこうかな?」


「あれ? 《ん》が付いてませんよ。しかも、よりによって《く》で返してくるし……。そっちがその気なら、百済といきましょうか」


「ライブハウスだ」


「睡眠妨害ですよ」


「インフルエンザだ」


「雑学でどうですか?」


「《く》? 今此処で《く》? あ〜! もう止めた! 口説き文句だぁ!」


「何が『もう止めた!』ですか!? しかも、《く》返し!! 本当に止めますからね! もう負けてもいいや……。ちくしょーー!! く、く、く……。……ねぇ、このまま終わりませんか?」


「ん? あ、あぁ、そうだな。このまま終わろか。なんだか二人とも負けず嫌いみたいだしな」


「じゃあ、これで終了ですね」


「よし! 終了だ!」


「じゃあ、この空腹感を満たしにいきましょうか!?」


「そうだな行こうか!! 私の勝利って事で」


「どうして、あなたの勝利なんですか!!」


「どうしてって。今、お前《空腹感》って言ったじゃないか。言ったよな。飯に行くぞぉ!!」


「え。えぇ〜!! それって、終了って言った後の事じゃないですか!? ねぇ! 聞いてます? あぁ、もう!!」




感想など頂けると、考えた甲斐があります。

読んで頂き、ありがとうございました。

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