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空白の玉座  作者: 齊藤壮平


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8/11

鹿苑の校内戦

時の流れというものは早いものだ。つい先ほどまで桜が咲いていただろう場所にはもう桜はなく、緑色の葉が生い茂っていた。現在6月、世の中的には梅雨という時期に入って比較的雨が多い日々が続いていた。今日も例外ではなく朝目が冷めてカーテンを開けると雨が降っていた。俺は今日も今日とて何も変わらない普通の日々を過ごす、

予定でいる。


「汐恩、はよ」

デカブツ(大吾)も目が覚めたようで

「はよっす。」

いつも通り時間を見て学校に行こうとするがなんと7時30分。これはつまり

「おい汐恩。これって」

「ああ、朝ごはんを食うことができる」

「うおおおおおお何ヶ月ぶりだ!」

「俺の記憶が正しければ春休みから食ってねえ。約三ヶ月ぶりだ」


俺たちは軽い足取りで食堂に向かうとそこには多くの生徒が朝食を食べていた。そこにはシルアとあかりの姿もあったので同席させてもらうことに。2人は俺たちの姿を見た途端明日雪が降るんじゃないかと言い始めた。一日中雨予報だってのにこいつらはどこのテレビ局見てんだ。


「そういえばさ、6月ももう半ばだし今年もあるんだよね汐恩!?」

「ああ、七光の会議では6月末にやるとか言ってたよ」


俺は三ヶ月ぶりの朝食に舌鼓を打ちながらそう話す


「まあ、現時点での七光に勝てる奴なんているのか?いくらハンデがあると言っても」

俺の方を見て大吾がそう聞いてくる

「まあ、いないだろうな」

「なんて自信家だこいつ」


シルアが少し引いたような目で俺を見てくるが

「まあ、確かにね」

と同意見であることを伝える。


「いいじゃないか、全力を出せば。勝ち負けはただのおまけだ」

俺がそういうと全員が俺の方を驚いた様子で見てくる


「汐恩が本気って言ったか今?」

「うん。私もそう聞こえた」

「やっぱ今日隕石降るよ」


よし、校内戦で当たったらこいつらボコボコにしよう。密かに俺はそう決めた




教室に着き、ゆっくり喋っているとチャイムと同時に担任の水上淳太が教室に入ってくる。

「ええ、今年も去年と同様、夏の校内戦がそろそろ行われる。担任の生徒が活躍すると教師にもボーナス入るので頑張ってくれ。まあ、西条と伊藤を引いたのはラッキーだったな」


気だるそうな声で水上は話し始めた。こいつはなんというか、クズだ。今の話し方や話の内容を聞いてもわかる通り金、金、金。こいつのクラスじゃないどこかの3クラスに加担してこいつの絶望の顔を見るのも悪くないと思ったが、今年は全力を出さなきゃいけないからな。


「ええ〜〜。それじゃあ今年の競技内容を発表する。あ、ちなみにやるのは1週間後だからそれまで対策を練るように」


教室ないが物音ひとつない静寂に包まれた。その表情には緊張が見られる。なぜなら、これは鹿苑の生徒にとって七光に入る数少ないチャンスだからである。SGSの評価は月に一度更新されるが、七光は所属してる限り上がることはあっても下がることはない。また、期間内で特定の生徒が七光のいずれかの総合評価の値を上回ったとしても、七光に入ることはできない。チャンスは夏の校内戦と冬の選抜戦のみ。この二つは大きくSGSの評価に影響を及ぼし、この二つの戦いが終わった直後の順位で決まることとなっている。七光のナンバーと評価の大小は多少異なっているが、一位を取れば一のいちのこうだって夢じゃない。


「今年の予選の競技内容は、、、オークションだ」

「「「オークション!!!???」」」


また面白そうな競技を考えたもんだ。

俺に予選で負けることは許されない。現時点での七光の誇りにかけて

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