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空白の玉座  作者: 齊藤壮平


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5/11

鹿苑で恥を知る

更衣室で着替え終わった俺は胸を張って教室まで向かう。途中で通ったクラスの連中が窓から俺をみて笑いものにしている。

バカにしたきゃ馬鹿にしろ。これでも俺は鹿苑のSGSの上位7名が加入する七光の一員なんだぞ!(涙)

俺は自分の教室の前に立ち息を大きく吸った後、ノックをして担任の許可を得て教室に入る。3回目ともなると随分慣れたもんだ。


「おはようございます!!!遅刻した西条汐恩と言います!!!自らの乱れた生活習慣を正すため、今日は1日この格好で過ごす次第です!!!!1日よろしくお願いします!!!!」


やはりスカートだと足元が冷えるな。まだ4月なうえ今日は特に冷え込んでいるようだ。

そう、遅刻した罰とは女子用の制服を着て生活。また、大きな声で自己紹介をするということ。

この学校の校長が王候補ということもあって、この学校の生徒は基本的に金持ちの子供が多く、さらに真面目な奴が多い。これを作った昔の七光の人もまさか実際に実施されていると想いもしないだろう。

視線が痛い。

でも、3回目ともなるとやはり慣れてくるらしい。初めて遅刻した時はこの自己紹介の後にダッシュで家に帰り。仮病を使って布団にくるまって一週間休んだものだ。とりあえず今日の授業を気合いで耐え凌ごう



放課後になり、俺は今ある部屋で土下座をしている。もちろん格好はそのままだ。

その部屋の名前は『七光委員会会議室』

綺麗に整頓され、学校のトップ層が集まるにふさわしい場所と言えるだろう。

この変態が土下座をしているのを除けば。

ガラッと音が鳴り、まず1人目が入ってくる。

学年で4番目の成績を誇る、“笑顔のお姫様“ 村主伊織すぐり いおりである。

そして、村主さんは俺の存在を認識するとともに扉をふたたび閉めた。


全くシャイなお姫様だぜ。笑顔のお姫様にあんな顔をさせたのは俺が初めてかもな。

そして再び村主さんの姿が現れると、今度は学年で6番目の武上蘭さん。“無口の女流騎士“と一緒のようだ。

無口な騎士様も俺の姿を見てお姫様と会話をしてらっしゃる。直接喋りかけられないのか。シャイな子だこと


「あの〜〜。西条くんは何をしてるのかな?」

そう村主さんが俺に聞いてくる

「この格好を見ての通り、今日は遅刻いたしました。これは朝に会議があるということをすっかり忘れてしまった謝罪表明です。」

「あ、そんな気にしてないよ。誰にだってミスはあるからね」

さすが姫様。誰よりも器が広く、おやさしい。そういえば、俺一週間家に閉じこもってた時も、随分心配してくれたらしいからな。愛莉も見習ってほしいぜ


「あ、ありがとうございます。武上さんもすいませんでした」

「私は別に気にしてない。その分不知火が怒ることになるから」

そう言いながら武上さんは椅子に座る。なんだかんだこの人優しいんよな。

「武上さん(涙)、、、今日のパンツは紫のようですし何かいいことありました?」

俺がそういうと土下座して顔面が蹴りやすいところにあったことをいいことに本気蹴りを俺の顎に喰らわしてきた。お茶目なナイトさんですこ、、、と、、、



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