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  作者: えるま


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第三篇

 少しお腹が減りました。

 貴方はそれをわかってくれて、水差しでお水をくれました。

 丁寧に鉢ごと水場に持っていき、溜まった水を捨てました。


 底から少し飛び出した、僕の根を伝い水が垂れていきます。


 ぴちょん、ぴちょん……。


 どうしてでしょうか。

 初めてではないはずなのに。

 僕はその音を、ここではない何処かで聴いていた気がしました。


 白い部屋に透明な管、落ちる水滴

 風でなびくカーテン。

 向こう側にいる緑の植物。

 針は――



 彼女は部屋に戻ると、定位置に僕を置きました。

 夏の日差しが入らない、薄暗い部屋。


 こんな部屋、早く片付けてしまえばいいのに。

 僕は彼女を見上げました。



 止まらない涙は、僕のせいでした。


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