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入学式5

入学式は体育館でやるそうだ。


体育館は思ったよりもボロかった。

ホコリの匂いがした。


『入学おめでとう』


体育館の壁に大きい看板。

ピンクやら黄色やら緑やら。。。。

カラフルな看板だった。



バスケットゴールはオレンジの輪っかの部分は

インクがもう落ちてきたない。


きっと何百人にもおよぶ先輩たちが使いふるしたのだろう。

そんな気持ちをバスケットゴールは訴えている。


妙に懐かしい気持ちになる。



窓から優しい春の光が降りそそぐ。


桜の花びらが雨のように落ちている。

そういえば、百人一首でこんな歌があった。


『ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ』


誰の歌だったっけ??


この歌の意味は、春の光はのどかで落ち着いているのに、なぜ桜の花びらがは落ち着く心無しで花びらを

落としているのだろうか


だった気がする。

いい歌で気に行っていた。



ガタガタ。


クラスメイト達は新入生が座る専用のいすに座っていく


私も座る。

となりに彩子が座る。



「なにこいつ。」


うしろから2年生の先輩が囁いたのが聞こえた。

ほぉら、もう目つけられてるよ、ヤンキー女の彩子ちゃん♪


彩子にも「なにこいつ。」が聞こえたのだろうか、


「あぁん?」


顔を歪めて先輩を睨んだ彩子。

ぎとぎとなアイライナーとマスカラの効果もあったのか、

先輩を睨んだ目は強烈だった。


ビクッと体を振るえさせた先輩。


目ヂカラ強え~:

ヤンキーって強がりじゃないんだ、強いんだ。

そう思った。



先輩のカッコは超ミニスカート。

セーラー服のリボンの部分はピアスで飾り付けてある


イヤリングまでしてる。

めっちゃでかい♡のイヤリング。


メイクも勿論していた。

彩子ほどではないが、アイライナーとマスカラがヤバい。


グロスまで塗ってるし。。。


きもいわぁ

だってそんなに顔良くないのに、頑張って似合わないメイクをしてるのってやだ。


なーんて、思っているうちに


「これから、第63回、港中学校の入学式を始めます。

気をつけ、礼。」


男性の先生のアナウンスが体育館に鳴り響く。


なぁーにが、気をつけ、礼だ。

誰に礼なんかするんだ。


偉そうに。


そんな文句を心の中で言い、

しぶしぶ礼する私。


しかし、彩子はやっぱり礼をしなかった。

みんな深々と礼してるのに彩子は礼をしなかったので

逆に目立っていた。


みんな気まずそうにゆっくり頭をあげる。



その時だった。



「せんせー」

2組の方から男子の声が聞こえた。

2組の担任だと思われる女性の先生が駆けつける。


「どうしたの」

「ウンコ。」

「えっ?」

「ウンコしたい。」

「。。。。ガマンしなさい。」

「えー!!そんなぁ!!漏れちゃうよ!!」


体育館に下品な会話が響き渡る。


クスクス。


笑い声が聞こえる。

私は顔を2組の方に動かし、

ウンコと騒いでいる男子を見た。


丸刈りでマヌケ顔。



えーと、山本礼一郎くんだったっけ?

有名な、 お寺の1人息子っていう。


TVで何度か見たコトがある気がする。

たしか、超能力を持っている人だったり。。。。


港中学校に入学するって聞いたから。。。。

きっと本人だ。



あとでサイン貰おっ♪



「そんなにめずらしいか?超能力者が。」


隣から声がした。

ビックリして振り返ると彩子がこっちを見ていた。


なんで私が思ったコトが分かったのよ:::

あんたはエスパーか。


「め。。。珍しいよ。特殊な人ってコトでしょ?!」

「ふぅん、あたいはそう思わないけどぉ。」


ヤバい。ヤンキーと会話しちゃったよ。


「なぁ、内田樹。」

フルネームで呼ばれた。

「な。。。なに」

「あとで屋上来い」


ななななななななんだよ!!


樹ピンチ!!





礼一郎の登場です

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