入学式3
ヤンキー女は王立ちになりながら、教室のみんなを睨んでいる。
みんなの顔はひきつっっていた。
私もひきつっっていた。
いきなりなんなんだ
この女は。
先輩か??
いや、身長や顔立ちが幼い。
なら同級生??
でも入学したてだというのに、
髪の毛は金髪で
スカートが踝まである長さで
唇が真っ黒でアイラインとマスカラがギトギトだよ??
中学1年生でそんなカッコはあり得ない。。。。。
「君の名前はなんなんだ??」
担任の先生が恐いかおでヤンキー女に声をかける。
「大崎彩子」
低いアルトの声で答えたヤンキー女、大崎彩子。
バチッ
私と目があってしまった。
ズカズカ
とヤンキー女が私にめがけて歩いて来る。
こ、恐いよー(泣)
目をぎゅっとつぶった。
カタン、
後ろからイスが動いて座る音が聞こえた。
え??
そっと目を開けたら、ヤンキー女が私の席の後ろの席に着いていた。
え。。。。??
「あんた、内田っていう苗字だろ?」
「は。。。。。はい」
「あたい、大崎だから。出席番号順に座ってやったから。
。。。。なんだよその目は。もんくでもあんのか?!」
「い。。。いえ」
なんとヤンキー女と私は出席番号が
お隣さんというサイアクなことになってしまった(泣)
どうなるのか!?