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宇宙の絆Ⅲ  作者: 秋華(秋山 華道)
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アルテミス要塞を救え!

インドとの決戦に勝利した後、アメリカが軍を集結させ、ほぼ全軍でアルテミス要塞へと侵攻して来ているというメッセージが入ってきた。

疲れ切っていた俺達に鞭打つようなこの報告は、全く予想していなかったわけではない。

あえて触れないようにしていたのだ。

だから俺は「『とりあえず』皆お疲れ」と言ったのだ。

分かっていたのだ。

分かっていたけど、実際に起こるとやはり怠かった。

でも少しワクワクもしていた。


カッチ「さて、町田中尉のガイコツはダメそうだな。とりあえず精鋭10人が高天原で先に戻るぞ!」

月読命「誰が先に戻るんだ?」

ドリーム「この旅団の隊長はカッチだから、人選よろしく!」

カッチ「一生くん、ドリーム、カズミン、それと自分は決定として‥‥紫苑、月読命、爽真、じぇにぃ‥‥」

呼んだでござるか?「呼んだでござるか?」

カッチ「そうだな。呼んだでござるよ!それと最後はニムエにする」

月読命「ふむ。要塞外での戦闘はもう終わっていると考えるか」

アライヴ「俺もそう思う。時間的にはギリギリのはずだ」

カッチ「そんなわけで全員搭乗後すぐにアマテラス発進してくれ」

天照皇大神「がってんですにょ」

カッチ「次に速そうなのはこのみのいろは〇だと思う。残りの事に関してはチサトに任せるのでよろしく!}

チサト「わかったぁ」

ドリーム「チリに任せる為にこっちから外したのね」

カッチ「まあね。じゃあお先に!」


こうして俺達13人と人型10機は、高天原でアルテミス要塞へ全速力で向かった。

おそらく到着時間は10時少し前頃になるだろう。

それまで申し訳ないが天照皇大神に任せ、他は寝る事にした。

しかし俺はあまり熟睡はできなかった。

旅団の隊長としての責任感ってのもあるからね。

結局9時には起きて状況を確認していた。


カッチ「誰かいるか?」


俺は艦船メンバーチャットで尋ねてみた。


月読命「いるよー」

カッチ「あれ?アマテラスは?」

月読命「横で寝てる。まあ到着前になったら起こすから心配はいらん」

カッチ「そっか。いよいよ決着の時が近づいているな」

月読命「そうだな。来月の前半までには決まるだろうな」

カッチ「俺は実質今日決まるだろうって思ってる」

月読命「俺達が負ける、って事ではなさそうだな」

カッチ「勝つにしても負けるにしても」

月読命「なんか企んでるなw付き合い長いから分かるよ。ネットでの付き合いだけどw」

カッチ「俺も月読命の事は分かるよ。まだ本気出してないだろ?(笑)」

月読命「・・・」

ドリーム「あれ?早いね!」

カッチ「ドリームも早い。お互い様w」

ドリーム「私は何でも負けず嫌いだからね。起きるのも1番を狙ってたのに!」

月読命「あのトップゲームプロと今こうやって喋ってるのが不思議だw」

カッチ「確かに。テレビでは何度か見てたよ。完全にアイドルだよね」

ドリーム「いやいや、アイドルって言うならしゃこたんだから」

月読命「それも不思議だ」

カッチ「そうそう。ところで月読命ってさ、今実家にいるんだよな?住所は年賀状くれたアレであってるんだよな」

月読命「あってるけど、何かあるのか?」

カッチ「いや、大した事じゃないんだけどさ、もうすぐお前、アイドルに会えるかもしれんぞ?(笑)」

月読命「嫌な予感しかしないんだがw」

ドリーム「やっぱりチリと何か悪だくみしてたでしょ?チリチリ教えてくれないし」

カッチ「まあお楽しみはこれからって事で。その内分かるさ」

月読命「ん?こんな午前中に誰か来たみたいだ。ちょっと席外す」

カッチ「さあそろそろみんな起きてくるかな」


そろそろ目覚めの時間、そして再び戦いだ。

勝っても負けてもとにかく全力、悔いは残さない。


月読命「なんでしゃこたんが家にきてるんだー!!」


9時半を回った頃、ようやくアルテミス要塞が見えてきた。


その頃、カペラ要塞を後から出発したチサト達は、中立化したハダル要塞を落とした美鈴たちと、此処で部隊を再編していた。

アルテミス要塞に多くの部下を残したまま、美鈴と一部の戦力だけがそちらに合流していたのだ。

ビューティフルベル師団は此処で、少数精鋭のカッチ旅団よりも少し規模の大きい師団に生まれ変わっていた。

中には沖田艦長や坂本選手改め直幸くん、このみや悪即斬なんかもいる。

えり先生には別の人型も用意され、半分カッチ旅団のような師団になっていた。

そしてこの師団が向かう先はアルテミス要塞ではない、アメリカの本拠地である月だ。

インドの本拠地をつく作戦の途中で、俺はチサトからコッソリ話を持ち掛けられていた。

もしもインドに勝てたら、おそらくすぐにアメリカがアルテミス要塞へと全力で攻めてくるに違いない。

その時アメリカの本拠地である月を攻めたいと。

そこでどういう人選にすれば良いかとか、実は前もって考えていたのだ。

その他にも色々と話をしていて驚いたのが、モンゴルの同盟破棄通告だ。

実はこれは日本側から頼んだ策だったのだ。

知っているのはチサト、美鈴、美菜斗、そしてジークだけ。

もしもあの時同盟破棄通告がなければ、今回アメリカはアルテミス要塞には攻め込まず、地球攻略に専念していた可能性が高い。

何故なら、地球を取ってしまえばほぼ勝ち確と言ってもいいからだ。

実際そうかは別にして、アメリカの面々はそう考えていると予想していた。

しかし地球を取る前に同盟破棄が行われれば、日本も地球攻略に参加してくる。

となると単純に勝利確率は半分になる。

そこへ7割くらい勝てそうな人参が目の前に吊り下げられたら、当然そちらに向かうだろう。

つまりアメリカがアルテミス要塞に攻撃してくるよう、最初からしくまれた作戦だったのだ。

こんな作戦を完璧に実現しているチサトは、正に魔女というにふさわしい。

ただ、誤算も一つだけあった。

インド元帥が逃げ出した時、本当は天照皇大神のアタックで動きを止め、沖田艦長と町田中尉のレーザー砲の時間差攻撃で確実に沈める予定だった。

しかし天照皇大神が寝ていて遅れ、町田中尉が特攻し艦船ガイコツを破損させる結果となった。

本当はガイコツで俺達はアルテミス要塞に戻り、アマテラスは少し破損している艦船を直す理由でチサト達と行動を共にさせるはずだった。

結果、多少チサト達の行動が遅れたが、まあこれは誤差の範囲だろう。

此処からは戦力的に十分余裕はあるので、おそらく勝ちは間違いない。

とチサトは言っている。

もちろん、アルテミス要塞をしっかり守れたらの話だけどね。


カッチ「情報によると、既にアメリカ軍はアルテミス要塞内部に入り、戦闘エリアで交戦中とのこと。我々は一刻も早く内部に入り、敵を追い出す!ハッチはアメリカ軍が侵入した第2ハッチではなく、第4ハッチを開けてもらってそちらから入る。直ぐに戦闘エリアまで行けるはずだ!」

天照皇大神「えっと第4ハッチってどこだっけ?」

カッチ「要塞に向かって右下の所だよ!wではアマテラス、すぐそばまで突っ込んでいってくれ!」

天照皇大神「がってんろぼまるぅ」

月読命「ふんがろふんがろー!」


再び俺達の戦いが始まった。

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