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005

あの家の周辺以外のギルドの依頼をほぼほぼ片付けたマリーナは、経済大国と呼ばれる隣の国に拠点を移すこととした。


「あんたがいなくなると寂しくなるね。また依頼が増えた頃に帰っておいで。」

黒猫ギルドの受付の女性は、すっかりマリーナの母のように接してくれるようになっていた。


「おばさん、ありがと。じゃあ行ってくるわ。」


「隣国のティーラは、経済が発達している分、数字の計算ができないとすぐにぼったくられるからね。困ったら商業ギルドのやつを雇うんだよ」


(おばさん絶対私のこと、絶対魔力バカだと思ってるわよね。まぁいっか。)


「はいはーい」


◆◆◆◆◆


乗合馬車を乗り継いで、10日ほど。

マリーナはようやくティーラに到着した。


噂通りに栄えているわね。

お金はまあまああるから、まずはこの街を観光してみようかな。

あー、でもそもそも子供の頃から勉強漬けだったから、観光の仕方とか分からないかも。


とりあえず、この国の名所を調べて回ればいいのかな。

「サーチ、この国の名所!マップ、ナビ開始!」

こっちに進めばいいのね。


マリーナがナビの通りに進もうとすると、前の方に人垣ができていた。


「人が倒れたぞ!」

「誰か、教会の治癒師を呼んでこい!」


人垣をかき分けて進んでいくと、そこにはキレイな身なりをした若い男性が血の気のひいた顔で倒れていた。

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