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優秀執事もとい経営相談役のモリソンによって、お店や商品の販売の方向性が決まり、冒険者をターゲットとしたお店と女性をターゲットとしたお店の2つを同じ敷地内で経営することとなった。


モリソンによると、誰を顧客として商品を届けるかが最も重要らしい。


従業員は、ハルトの喫茶店から6人が来てくれることとなった。もちろん時間給はマリーナらの店が支払う。


ハルトが言うには、

「もともと王宮勤めだったメイドや従僕が仕える主人と合わなかったりすると、多くの者が職を失っていたんだ。


彼らを救いたくて喫茶店を始めたのだが、良い勤務先が確保できてこちらも良かったよ」

とのこと。


来てくれた従業員達は、しっかりとした人ばかりで、モリソンが教育をするとすぐに習得した。さすがである。


様々な準備が終わり、初めて開店した日から、2週間ほど経ってリニューアルオープンすることとなった。


◆◆◆◆◆


時を少し遡る。


女性をターゲットとしたお店の従業員として来てくれた3人の女性、金髪長身のグラマラスな美人系のメイサ、赤髪ショートカットのワイルドかわいい系のアニー、茶髪のゆるウェーブが印象的な清楚系の眼鏡っ子のサリーは、ハルトの喫茶店の仲良し3人組で、同じアパートに住んでいる。


マリーナの女性向きのお店で働くことが決まった3人は、商品の効果を実際に使って知っておいて欲しいと言うマリーナの希望によって、特製の化粧水、乳液、美容液を提供されていた。ちなみに値段は知らされていない。


「私、前に露店の化粧水使ったことあるんだけど、全然肌に合わなくて、使ったら肌がガサガサになっちゃって。」

と、メイサがいうとアニーがうんうんと頷いたて、口を開いた。


「前に仕えていたご主人様は、いつもとても高価な化粧水をお使いだったけれど、私たちの給金では全然手が届かなかったのよね。」


「分かります!私も興味はあったのですが、高位貴族の買うものだと諦めてました!」


変なお店の化粧水を使うと肌が荒れてしまうことを知っている3人は、恐る恐る少しずつだけ商品の化粧水、乳液、美容液を顔に塗って就寝した。

街中の一般の店の商品だと言うことで、あまり効果は期待していなかったのであった。

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