第一話「陰陽師と妖怪」
雨が降り雷が鳴り響く夜の事、ある家に子供が生まれた。
「うんぎゃぁうんぎゃぁ‼︎」
「よしよし、よく生まれてきてくれた。」
「元気な子に育つといいですね。」
「あぁそうだな。」
するとその時、子供から角が生えてきたのだ
それを見た子供の親は驚き恐怖した。
「つっつのが生えたぞ!人の子になぜ角が。」
「この子にはモノノ怪が取り憑いてるのかもしれない。」
そう言った子の親は子を川に流すことにした
「ごめんね。私たちにはあなたを育てる事はできないわ。」
そして子は流れて行った。
子が流れている所に老人が歩いてきた
「うんぎゃあうんぎゃあ」
「おや?あれは赤子か?可哀想にすてられたんだじゃな。」
そう思った老人は子を拾い、育てる事にした。
それから8年の時が流れ、子は神月新羅と名付けられ立派に育っていた
「爺ちゃん、ずっと思ってる事があるんだけど。」
「なんじゃ?」
お爺ちゃんは不思議そうな顔をして言った
「なんで俺の頭から角が生えたりして鬼みたいになるの?」
「そうじゃの〜」
お爺ちゃんは困った顔はした
「新羅いいかよく聞くんじゃぞ。新羅は妖怪の血を持つ人なのじゃよ。おそらく酒呑童子と言う妖怪じゃろう。」
「僕は妖怪なの?」
「新羅は人であり妖怪でもあるのじゃよ。」
すると新羅は泣き出した
「僕は人になれないの?」
「一つだけ人に戻れる方法はある。」
お爺ちゃんは真剣な顔で言った
「式の札と言って遠い昔に竜を封印した伝説の陰陽師の術が込められた札じゃ。」
「じゃあ、その札を取ってくる。」
新羅は嬉しそうな顔をして言った
「はっはっは、新羅にはまだ早いよ。札を取りに行きたいのか新羅。」
「うん‼︎」
「なら陰陽術を学べ、そして新羅に宿る酒呑童子の力を使いこなせるようになるんじゃ。」
お爺ちゃんはすごく真面目な顔で言った
お爺ちゃんは若い頃、陰陽師だったらしく陰陽術を学ぶ事になり、妖術は自分で覚えた
それから10年の俺は修行を積み、陰陽術は火、水、地、風、雷の全種使えるようになり、妖術は酒呑童子の力を10%引き出せるようになった。
「爺ちゃん行ってきます。俺がなぜ妖怪の血を持っているのかの謎を解き人間に戻って帰ってくるから。」
「元気でない、気おつけるんじゃぞ。」
お爺ちゃんは少し心配そうに俺を見送ってくれた
「ここから始まるんだ、人間に戻るための俺の物語が。」




