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昼下がりに感じたこと
木陰を見ながら
明暗の区切りを
じっと観察している
木々に覆われた部分は暗がりになり
陽が当たる部分は
明るさが目に入る
そして緩やかな光景が眼前へと広がる
ちょうどモミジの木が風に揺らされている風景は なかなか
良いものであり
そよ風を目の辺りに
出来るのだが
風流さが伝わって来るようだ
しばらくすれば
また雨模様になるのであろう
カエルたちが鳴きだすのも
もう少し先であろうか
季節の移り変わりの中で人だけが
変わらないのも
寂しいものである
ただ自然環境に身を
委ねるだけであり
人が自ら季節により変わる訳でもないのだから
せめて心の持ち方ぐらいは変えて行きたい