世界の声が聞こえる
【とある村々】
村人①:「聞こえたか?」
村人②:「聞こえた」
村人③:「風のささやきが」
村人④:「大地の息吹が」
村人⑤:「聞こえる」
村人⑥:「聞こえる」
村人たち:「この世界の声が聞こえる」
【カナン大地】
帝都セイクレッド・ガーデンから放たれる4基の空飛ぶ船
【ゆりかごの森 スーリヤの庭】
上空を見る七人の「司る者」たち
ジェス:「どうしても決着をつけたいみたいだな」
ベルタ:「そんなにこの世界を作り替えたいのかしら」
セレン:「あの神とやらには、不安定で薄汚れた世界に見えるのでしょう」
ヒューマ:「そんなことないさ、な、サーラ」
サーラ:「うん。こんなに輝いている世界を壊すなんてもったいない」
今一度、上空を見る七人の司る者たち。
自然と足が進み円陣を組む
円陣の中央に向けて手を差し出すヒューマ
ヒューマの手にサーラの手が重なる
ジェスの拳とベルタの手、セレン、ミラン、そしてフレイが手を重ねる
ヒューマ:「行こう」
頷く司る者たち
ヒューマ:「俺たちの手で」
サーラ:「私たちの手で」
ベルタ:「命に溢れた」
ジェス:「笑い声に溢れた」
ミラン:「とても暖かい」
セレン:「この世界を」
フレイ:「守ろう」
司る者たちの円陣を見守るスーリヤとフレア。
フレアの瞳から涙がこぼれ落ちる。
スーリヤ:「知らない間に立派になったもんだねえ」
フレア:「ええ、本当に」
ひらりとペガサスに乗るジェスと、ベルタ
フレイに抱っこをせがんで、ペガサスに乗せてもらうミラン
意外と身軽にペガサスにまたがるセレン
ペガサスの上からサーラに手を伸ばすヒューマ
決意を秘めた笑顔で見つめ合う二人
固く結ばれる二人の手
地面を離れるペガサス
飛び立つペガサス
スーリヤの庭の上で旋回する
それぞれがフレアとスーリアに挨拶をして飛び立っていく
【上 空】
7頭のペガサスに迫る4基の空飛ぶ船
ヒューマ:「まずは、あの船を何とかしないと」
ジェス:「軽く一ひねりだな」
声:「お待ちあれ!」
ヒューマ達を追いかけてきたペガサスの群れ
オリバー:「あの空飛ぶものは我々騎士団におまかせを」
フレイ:「師匠・・・・」
オリバー:「このまま引き下がっては我ら騎士団の名折れ。命と名誉に賭けて駆逐して見せます」
ジェス:「死ぬのは良くない手本だぜ騎士さんよ」
ヒューマ:「そうだ。命より大切なものなんて、ないんだ」
オリバー:「いのち?」
ヒューマ:「自分の命を大切にできないものは、自分以外の命も大切にできない。そんなんじゃ世界は守れないよ」
オリバー:「ヒューマ殿」
ヒューマ:「俺たちは必ず生きて帰る」
サーラ:「だからあなたたちも」
盾を掲げて応えるオリバー
◆旋回して空飛ぶ船と交戦する騎士団のペガサス
【帝都セイクレッド・ガーデン 教皇庁 最上階のバルコニー】
教皇庁のバルコニーに立つアレキサンダー。
退屈そうに迫ってくるペガサスを見る
バルコニーに降り立つペガサス。
ゆっくりとペガサスから降りる七人の司る者たち
読了ありがとうございました。
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