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太陽が昇らない国の物語(仮) 第四部  作者: 岸田龍庵
新たな夜明け
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流星の騎士

第三部7部で、凍り付いたペガサスたちを必死に溶かそうとしている女の子、カノンが登場します。

【霧の向こう ペガサスの牧場】

        

凍り付いたペガサスをひたすら()()()カノン

そこにセレンとミラン、それにフレイを乗せたペガサスが舞い降りる。

ひらりとペガサスから降りる3人



フレイ:「ここは?」

ミラン:「すごいペガサスがこんなにたくさん」

フレイ:「みんな凍り付いているぞ」

一行に近づく牧場の少女カノン

セレン:「その節は大変お世話になりました。カノン殿」

カノン:「あなたは月の使徒。エルランド様に、エルランド様に伝えていただけたのですか?」

セレン:「あなたも来てください。我々と一緒に」

カノン:「わたしも?」




セレン:「聞いてください。エルランド殿をはじめとした流星の騎士達はペガサスがないばかりに(むごた)たらしい最期を()げました。彼らは(うら)んでいますペガサスが来なかったことを」

カノン:「ということはわたしを?」

セレン:「彼らはペガサスが飛べなかった本当の理由を知りません。神と呼ばれる者がペガサスを凍り付けにしたことを。今、解き放たれた彼らは神の先兵になっています。

私たちと一緒に来てください。あなたの言葉で、あなたの姿で、エルランド殿の誤解を解くのです」

カノン:「・・・」




セレン:「私はペガサスを溶かすことができる火の探求者を連れてきました。そう、あなたの何世代も後の火の探求者です」

ミラン:「私の?ずっと前の人?」

カノン:「あなたも火の民なの?」

セレン:「あなたが(きた)えた剣と盾を持つことができた騎士も連れてきました。

いえ、彼は厳密に言えば騎士ではありません。ペガサスと剣、それに盾を携えて、来てください私たちと一緒に」




カノン:「しかし私は・・・」

セレン:「あなたがすでに亡くなっていることはわかっています。ですが私はあなたを連れだす(すべ)を持っています」

ドレスの(そで)から()()()を出すセレン

セレン:「私たちはペガサスを溶かすことはできます。しかし恨みに固まっているエルランド殿の心を溶かすことができるのは、あなただけなのです」




ミラン:「ねえセレン。私はお馬さんを溶かしてあげればいいのね?」

セレン:「お願いします」

腕をぐるぐる振り回して凍り付けのペガサスに近づくミラン

カノンの元に進み出るフレイ

フレイ:「あなたが鍛えた盾で私は命を拾いました。あなたは命の恩人です」

セレン:「私もあなたに助けられました。私たちはあなたにお礼をしなくてはなりません」





【ペガサスの牧場 上空】

        

再びセレンとミラン、そしてフレイを乗せて飛び立つペガサス。

カノンの魂が入った()()()をしっかりと持っているミラン。





【太陽の神殿 頂上】

        

セレンの帰りを待つヒューマ達

サーラ:「見て!」

セレン達を乗せたペガサスが、近づいてくる

セレンのペガサスに付き従うように20頭ほどの、やはり通常の3倍の馬体があるペガサスが飛んでくる

ヒューマ:「セレン!」

ジェス:「なんだいありゃ?」




セレン:「お待たせしました」

太陽の神殿の周りに群がるペガサスたち

ジェス:「なんの騒ぎだ?こりゃ」

セレン:「失われた騎士の物語を完結させるための翼です」

ベルタ:「どういうこと?」

セレン:「とにかく乗ってください。この世界で初めて『司る者』が揃う時がきたのです」





【上 空】

        

先頭を切るセレンのペガサス

それぞれがペガサスに乗り込み、セレンの後に続く

彼らが向かう先に一際濃い黒の雲がある

ヒューマ:「あれが?」

セレン:「騎士エルランド。この世界の(いしずえ)となり、この世界を憎んでいる騎士です」






【黒い雲】

        

近づいてくるペガサスの編隊を見るエルランド

エルランド:「あいつらが、人の司る者たちか。こざかしい」

呪われた流星剣を抜き、一閃(いっせん)させるエルランド。剣の軌跡(きせき)から星が生まれて、流星となってヒューマ達に襲いかかる





【上 空】

        

ペガサスに迫る流星

ヒューマ:「みんなよけろ!」

どうにか流星を避けるペガサス

避けた流星が地面に衝突して被害をもたらす

破壊された大地を見て顔をしかめるサーラ

サーラ:「止めなきゃ!」

読了ありがとうございました。


今後もごひいきによろしくお願いします。

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