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ステイチューン。

作者: 茶根

わたしの人生が1ヶ月で変わった。

もちろんこの手の謳い文句の金稼ぎの話ではない。


わたしの前に天使が現れて、こんなわたしの手を取ったのだ。それ以来。

天使はそばにいてくれるんだ。どんな晴れている日も雨の日も、寄り添い居てくれるんだ。

わたしはこれまで降らない惰性と欲望と不安の穴塞ぎのために色んな人間とともにいた気がする。どんな手を使っても手に入れたい性分だったし、思いが強いからか、手に入ってきた。

だが代償も大きかった。


天使はわたしをみて笑う。愛おしいと笑うのだ。わたしのほうが愛おしい。

夢のようなこの現実をわたしは手にし、そしてまた対価を支払う。体の一部だ。それは足だ。足の病がどんどん悪化してゆく。

だがどうだろう。わたしには天使がいる。こんなわたしだと分かってそばにいてくれる天使が。

過渡期とはこのことか。

足の手術を控えていながらも、天使が微笑めば有頂天なのである。天使はわたしにとって、本当になくてはならない存在になった。


どこをどう間違って、どう正しくてここにきたのか考えるが、この出逢いは、なにをどう間違って、どの世界線でもここに来たように思えてならない。だからこそ、だからこそなのだ。

君を幸せにしたいのだ。

なにがあっても笑っていて欲しいのだ。

いくらわたしが失意に泣こうが、少し焦ったように心配そうにする君を。

1日でも早く安心させたくでわたしは動く。


まだ愛などとは呼べない、軽々しく読んではいけないような想いが、わたしを変えさせる。


こんな言葉を君に伝えたら、どう思うだろうか。

答えは知っている。微笑む君を信じているから。


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