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プロローグ ★転生★
残酷な描写と言っても、悪者や動物を退治するぐらいですので、過激なシーンをお求めになっていた方はご了承下さい。
プロローグ
不吉の象徴とも言われる黒猫を追いかけていた私は、手に持った猫じゃらしをその黒猫に向け、「ほーら、猫じゃらしだよー?」と動かしていた。
私の目の前にいる黒猫は野良とは思えないほど毛が艶やかで、柔らかそうだ。しかもパチパチと瞬く瞳はエメラルドグリーンで、とても綺麗だった。
なのに、その黒猫は見向きもせず、くあ…と欠伸をしている。
「くそ。猫のくせに生意気だ」
ヤケクソになった時だった。
黒猫は、ミャアオと鳴きながら去って行ってしまうと、後ろでプアァァァッとけたけたしい音が鳴ったと思いきや、強い衝撃と共に私は意識を失った。
初めての投稿です。
至らぬ所があると思いますが、よろしくお願いします!