↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
96/125

第7章 2話

次なる目標はイースター島。

あそこのモアイ像に何かあるらしい。

すでにディルスは向かっているとの情報を得た。

私達もぐずぐずしてはいけない。

「美喜子。不満そうだな?」

「あったり前でしょ。やっと見つけた宿敵が実はそうじゃなかったって」

そう。

美喜子さんは、あの現場で一緒にいたからそう思いこんでいたのだけれども。

あの事故の原因に氷室さんは関係無い。

だけど、氷室さんに全く罪が無いかと言えばそうでは無い。

それはディルスと一緒に人々を不幸にさせた事。

そして、暗殺者として殺しを行っていた事。

暗殺者になるまでの人生は、同情を感じる所はあるとしても。

それからは残念ながら、彼女に悪い所は無いとは言えない。

積極的に殺しに関わり、積極的に人を不幸にさせてきた。

その罪は償わないといけない。

だけど美喜子さんはそんな彼女を見て、殴るどころか叩く事もしなかった。

「その悔しさを全てディルスにぶつければいい。奴だけは一切の同情も無しだ」

「んな事は分かってるわよ!」

普段は暴力事が嫌いな山本さんも、さすがにディルスに関しては容赦が無い。

それほど、ディルスのやろうとしている事は許せないから。

でもそれは私も同じ。

あのオロチ・システムの研究に関わっていた葛葉の両親をも殺し。

あの子に悲しい思いをさせた。

葛葉がいないのなら、せめて姉である私が代わりに仇を取らないといけない。

そう。

いよいよ残る敵は一人のみ。

だけど、オロチ・システムも完成が目前に迫っている。

対する私達はといえば、これまで美喜子さんが集めた水晶のドクロは計6個。

これから向かう先にあるとはいえ、まだまだ足りない。

ヘッジスの水晶ドクロを含めても、13個にはほど遠い。

もしかして。

あれらの中に本物が混ざっている?

一度は偽物と言われた、数々の水晶のドクロの中に?

もしかしたらありえるかもしれない。

少なくとも、私は触っていない。

例え現代の科学が判定をして偽物と言おうとも。

私の能力が本物と言えば、それは本物。

もしかして足りないのはそういう事?

だって、ディルスの方はあと1個で完成するという。

ディルスに追いつくには、もうそれしか方法が無い。

このイースター島の冒険が終わったのなら、それも試してみる価値はあるわね。

次回更新は3月12日(月)予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。