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第5章 5話

美喜子さんの瞬間移動でやって来た。

改めて体験する能力ですけれど、かなり便利ですわね。

「さて、さっそく中を調べなきゃ」

早くも準備を進めている。

この辺りの手際の良さが、これまでの冒険の数を知らしめている。

ライトを点けて中へと入る。

さすがに、周りが戦争をしているだけあって。

中には人の気配は無い。

もっとも、ここへ好きこのんで行く旅行者はそれほどいない。

それはこの国の事情もありますけれど。

この場所もかなり暑い所にあり、行くだけでも困難という事もあります。

ふむ。

「とりあえず、一番奥へと行けばいいのね」

「たぶんね。これまでの経験で、一番重要な所にヒントはあるはずだし」

なるほど。

本格的に冒険を共にする私としては、色々勉強になる事がある。

何の迷いも無く、奥へと進む。

「へ?」

不意に、美喜子さんが声を出す。

何?

その目線の先には。

蜘蛛型ロボットが動いていた。

何故ここに?

ロボットが私達に気づく。

すると。

早い動きでこちらに近づいて来る!

これは。

飛びかかってくる!!

「ふん!」

美喜子さんが、凄まじいスピードでそれを粉砕する。

あらら。

さすがは美喜子さんという所ですかね。

こういう勝ち気な所は美喜子さんの長所。

それにしても。

「何故ここにロボットが?」

生物と違ってロボットは自然発生などしない。

誰かがここに設置しない限り。

つまり。

「誰かいるって事か。しかもディルスじゃないな」

違う?

「そうね。あいつだったら今のは本物の蜘蛛にしてるわよね。巨大化でもさせて」

そんなとんでも無い事をする相手だったなんて。

これは、改めて覚悟を決めないといけないですわね。

「さて、誰がいるのやら」

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