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第4章 12話

「そこまでだ!!」

ん?

後ろから現れたのはさっきの兵隊だった。

どうやら、こいつらも隠し通路を見つけたみたいね。

「こいつら、何処から来たんだ!?」

「そいつらは放っておけ。まずはディルスだ!!」

ディルスを囲む。

「おい!何処に財宝があるんだ?ここにあると思ったんだが」

こいつら、財宝が目当てなの?

「くっくっく。お前ら本当に頭が変なのか?」

「なんだと!?」

「だってそうだろ?この街自体が財宝だ。これ以上の財宝はここには無い」

確かに。

それはそうかもしれない。

でも。

こいつは何というか。

”何か”を隠してる気がする。

こいつにとって、この街は財宝では無い。

それは以前、子供の時の体験で分かってる。

もしかして。

こいつは、誘っている!?

「貴様!!」

どんどんディルスに近づいている。

もしかして。

これが狙い!?

「そんなに近づいていいのか?」

ん?

足下に玉が。

あれは!!

さっき、私がはじき飛ばした玉だわ!!

それがどんどん大きくなる!

「うわぁああ!」

慌てて下がる。

そういえば、やつにはあれがあったんだわ。

「お前らを呼んだのは他でもない。ここでの実験材料が君たちだからだ」

なんですって!?

「ぐっ!?」

それが縦横無尽に転がる。

「なっ!!」

当然、彼らはパニックになる。

私達はまるっきり動いていない。

何故なら、この玉は彼らを狙っているから。

なっ!?

突然、ディルスの手が兵士の一人に触れた!

私だから気づいたけど。

あまりにも自然な動きだった。

そして、触れられたらどうなるか。

それを目の当たりにする事になる。

「ぐぁああああ!!」

苦しがっている。

一体どうなってるの!?

なにっ!?

腕が!?

腕が黄金に!?

「どうだ?お前達にも分かるような財宝を手に入れた感想は?」

こいつ。

茶化してる!

「ぐわぁあああ!!腕が・・・腕がぁあ!!」

右腕の肘から先が、完全に金に変わってしまった。

腕の形はそのままに。

これが健一が言っていたDNAを操作する能力!?

次回更新は6月6日(月)予定です。

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