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第4章 5話

さて。

ここに来た目的はただ一つ。

何処かにある水晶のドクロを手に入れる事。

問題は何処にあるかよね。

「分かる?」

「分かる訳無いだろ。でも何となく今までの経験で推測は出来る」

「何処?」

「ずばり中心部」

なるほど。

確かに、そこが一番あるかもしれないわね。

おそらくそこには、この都市を浮かしている秘密も一緒にあるに違いない。

だいたいこういうのは、一番中心に重要なのを置いておくもんだしね。

それにしても。

「今回は人が作ったようには見えないわね」

「おいおい。こんな大きな塊が自然に浮く訳ないだろう?この空中都市そのものが人の作った証拠だよ」

うっ。

すっかり忘れてたわ。

何せ周りは普通の草原。

綺麗な花まで見える。

浮いていなければ、全然分からない。

こういうのもいいと思うんだけど。

あれ?

花?

「ねぇ。こんな高度でも咲いてる花ってあるの?」

「周りの環境さえ整っていれば咲くだろうね。山の山頂にだって雪が無ければきちんと花は咲くし」

へー。

「自然って凄いのね」

「ああ。こればかりはいくら科学が進んでも敵わないだろうね」

あら。

健一が素直に認めた。

科学的な事は結構意地になる事もあるのに。

ドォン!

何!?

「今のは?」

「爆発音だ。何だろう、行ってみよう」

私達は走る!

やがて。

足場が固い石になって来た。

さらに人工的な建物なんかも見える。

「あれ!」

そこには。

人がいた!

私達以外に人がいるなんて。

しかも見知らぬ人。

初めてだわ。

どういう事?

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