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第3章 14話

「僕に任せてくれないか?」

これは他の人には頼めない。

それぐらい、覚悟を決めた行為だ。

「大丈夫ですか?」

林道さんが心配してくる。

「ああ。いいかい?何があっても手出しはしないで欲しい」

「!分かった」

どうやら美喜子はかなり危険な事だと分かってるようだ。

こういう時、幼なじみは話が早い。

そう。

二人はなんだかんだ言っても女性だ。

これからやる事は女性には頼めない。

なら、僕がやるしかない!

恐いけど・・・。

「来ます!!」

口を開けて、まさにかみ殺そうという勢いだ。

これなら。

僕のやろうとしている事も簡単に出来そうだ。

後は僕の覚悟だけ!!

行こう!!

僕は恐竜に向かって走る!

そして。

まさに飲み込もうとした瞬間!!

後ろへ体重を乗せる!

そのまま倒れるほどの勢いで。

だけど。

わざと左腕だけは伸ばしている。

恐竜は僕の左腕を噛む!

「ぐっ!!」

痛いなんてもんじゃない!!

だけど。

覚悟を決めたんだ!!

我慢するしか無い!

「山本さん!?」

「待って!理恵子。健一が手出ししないでって言ったんだから、そのまま見守るの」

「でも!!」

「あれは承知の上よ」

やはり。

美喜子は気づいてくれた。

良かった。

くっ!

だいぶ血が出たかな。

「炎の精霊よ!」

恐竜の口の中に炎を出す。

さすがの恐竜も、一旦口を開ける。

そこで僕は左腕を引っ込める。

よし!

狙い通り。

「大丈夫ですか?」

林道さんが声をかけてくる。

「なぁに。僕には治す事も出来る」

そう。

光の精霊の力で傷は治せる。

そして。

「え!?」

そう。

恐竜が苦しんでいる。

あれほど攻撃した時には、全然苦しんでいなかったのに。

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