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第2章 14話

くっ!

早く助けに行かなきゃ!!

私を助ける為に連れ去られてしまった。

能力を使いつつ階段を登る。

こうなってくると、この能力が何度も使えるというのは大きい。

長続きしないという欠点さえ目をつぶれば便利な能力だわ。

やっと頂上が見えた。

この上にハーピーの巣があるのね。

私は躊躇なく、一気に頂上へ登る。

あった!

ハーピーの巣。

塔の頂上に大きな巣が見える。

ここからだと、ハーピーの姿が見えない。

健一がどうなってるのかも分からない。

よーし。

私はジャンプして巣の端に捕まる。

これは。

巣は木等の枝とかを集めてるイメージがあったけど。

これは針金や、ハンガーみたいな感じね。

これならこのまま力任せに登れるわね。

「はぁ!」

能力を使って巣へと上がる。

あれ?

健一はいたけど、ハーピーの姿が無い。

「大丈夫?健一!!」

私は駆け寄る。

「あぁ。なんとか能力のおかげで助かった」

なんか。

えらく安心してるけど。

「なんかあったの?」

「ほら。あいつって雌だろ?」

雌?

あぁ、そういえば姿は女性だったわね。

「そして、雄がいない。そこで手近な雄が表れたらどうするか」

えーっと。

「もしかして、襲われそうになった?」

「もしかしなくても!能力が無かったらやばかった」

うっ。

「にしても良かった。キスもまだだったから」

へー。

健一って、まだなんだ。

まぁ、私もまだなんだけど。

そう考えると安心したわ。

「美喜子!!来たぞ!」

はっ!

ハーピーが見えた!!

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