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第1章 16話

さて・・・困ったな。

このドクロが解決してくれると思ったのに。

「ねぇ。健一。それ私にも見せてくれる?」

そうだな・・・。

美喜子なら、また違う所を見つけてくれるかもしれないしな。

僕はドクロを渡す。

あれ?

なんか足下が冷たい・・・?

「うげっ!あれ!水が入ってくる!!」

美喜子が指を指す。

なんて事だ。

唯一の出入り口だった所から水が入り込んで来る。

このままだとこの部屋が水で一杯になる。

「どうすんの!?」

「心配しないで、とりあえず美喜子はドクロに集中して」

そう。

僕には精霊があるんだ。

水には水で対抗。

「水の精霊よ!」

これで僕たちは濡れずに済む。

美喜子はそれに安心し、あちこち調べている。

「あれ・・・?」

ドクロを下からのぞいた時に、何かを発見したみたいだ。

「なんだろう・・・。何かが見えて来ている」

「何かが・・・?」

何だろう・・・。

「ん・・・?何か・・・風景みたい」

風景!?

なんだ・・・それは・・・。

「あれ?これ・・・何処かで見た事あるような・・・」

一体・・・。

美喜子には何が見えてるんだ!?

「ちょっと・・・僕にも見せてくれないか?」

僕は美喜子の側に寄り、のぞき込む。

「待って。何か・・・これ・・・」

なんだ・・・?

「あっ!これ・・・分かった!!私達が予約したホテルの窓から見た外の風景!!」

なんだって!?

なんでそんなのが?

・・・え!?

「え!?」

次の瞬間。

僕達はホテルの部屋の一室にいた。

そんな馬鹿な!?

さっきまで・・・ピラミッドの中にいたって言うのに・・・。

だけど・・・夢では無い。

だって・・・美喜子の手には水晶のドクロがある。

つまり・・・。

ピラミッドの中にいたのは間違い無い。

だけど・・・どういう事だ!?

まさか・・・。

この水晶のドクロの力なのか!?

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