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第7章 9話

私は国際博物館へと来ていた。

ここが最後の希望。

そう。

ここはヘッジスの水晶ドクロが展示してある所。

もうこれしか望みは無い。

これは私は鑑定した事は無いけれど。

これが一番、本物である可能性が高い。

後の水晶のドクロは。

いくつかは私も鑑定した事がありますが。

偽物だらけだったのは覚えています。

まずはこれ。

これが万が一偽物だった場合。

それこそ、望みは無くなってしまう。

今現在、展示してある中で。

これ以上、本物と言える物が無いから。

本物である事を祈りましょう。

私は許可を得て、ガラスケースを開ける。

もちろん、ここの館長は私に散々お世話になっている。

私の頼みを断れる訳も無い。

私の力で、どれだけ偽物を暴いた事か。

手袋を取る。

緊張が走る。

これも偽物だったら。

そういう考えが浮かんでしまう。

その迷いを振り切る。

触ってみなければ何も始まらない。

意を決して手を伸ばす。

これは。

9個目の水晶のドクロ!

本物でした。

ほっと一安心。

したのもつかの間。

これも、次の目的地を指してない。

どういう事?

まだ他にあるって事?

一体何処に?

残りの4個のありかは、心当たりも無い。

これ以下の水晶のドクロは、ほとんど鑑定は終えている。

あとは、人づてに聞いた個人で所有している物。

それが本物だと言うのかしら。

だけど、残念ながら何処にその人がいるのかも分からない。

何せうわさ話。

本当に持っているとは限らない。

中には注目を浴びたくて、わざと嘘を流したのもある。

私は、過去にそういうのをいくつも知っている。

やっと見つけた希望だと言うのに。

今度こそ、万事休す!?

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