おしゃべりたのしい!(シミュレーション)
架空のゲームというのが大前提の紹介文風作品です。
紹介するゲームは実在しませんので、真に受けないようお願い申し上げます。
おしゃべりたのしい!
発売日∶20XX年X月XX日
発売プラットフォーム∶PC 家庭用ゲーム機(DL専売)
ジャンル∶おしゃべりシミュレーション
概要∶
まず一言。
こんな内容で、よくゲームと呼べたな!
以上、コミュ障からの魂の叫び。
このゲーム(?)で語れる事は、極めて少ない。
このゲームにはクリア自体が存在せず、よってクリアによる隠し要素の開放も存在しない。
逆に言えばDLC等でデータの拡張を行わない限り、最初から全ての要素で遊べるタイプのゲーム(?)
ゲームを始めるとまずプレイヤー名の入力を求められ、その後にキャラクターの選択画面へ移る。
ここで選んだキャラクターはプレイヤーが操作するのではなく、話し相手を選択するものである。
選べるキャラクターは基本、3Dモデルの可愛らしい動物のぬいぐるみばかりであるが、PC版では有志のMODによりモデル張替えプログラムや新規追加モデルなどが製作されて配布されている。
一応忠告するが、MODは非公式の追加データである。 それをインストールした瞬間から公式のサポートは受けられなくなる。 故にデータが壊れても自己責任。 それだけは胸に刻むように。
そのキャラクターとゲーム越しにチャット等でコミュニケーションを取りつつ、一緒に生活をするシミュレーションゲームである。
ここまでを見るだけなら、なんだ、過去にも似たコミュニケーションを目的としたゲームは有るじゃないか。
と思うだろうが、コレはそれらから一線を画す進化を遂げたのだ。
どう進化したのかを言うと、ハイスペック化したPCやゲーム機のマシンスペックを頼りにプレイヤーが会話しなくてもネットで情報を拾いある程度の知識を持った状態からスタート出来る点である。
ゲーム(?)の途中で、キャラクターの方からいきなり時事ネタを振ってくる……なんて事もしょっちゅうある。
その上で自己学習型AIを使ったチャット方式で、独自の言葉を教えたりしてもそのまま信じることはあまり無い。
並行してキャラクターがネットで言葉を検索し、キャラクターごとに設定された性格も考慮し、教えられた言葉に対するリアクションを行う。
これらの反応は面白いのだが、結局はこれに尽きる。
大の大人が、なんでこんなゲームをしているのだろう?
これに尽きる。
このゲーム自体の開発コンセプトが、会話の練習
であり、それが必要なのは小さな子供かコミュ障だけ。
小さな子供ならば近くにいくらでもコミュニケーションの練習相手がいる。
それになにより小さな子がこれに手を出して、話し相手はゲームだけ……なんて状況は、親が避けたがるであろう。
なので必然的にコミュ障しか必要の無いモノである。
だが、コミュ障が使うにはデフォルトキャラクター達は可愛らしすぎてとっつきにくく、しかも時々正論パンチと言う毒を浴びせかけてきてコミュ障の心を折りに来る。
それとMODで配られる人間型は軒並み年齢制限が掛かる表現入りであり、それに没頭してしまうのは虚しすぎる。
これがスマホの基本無料ゲームアプリならまあ、まれに見かけるからアリかも知れないが、この内容で4000円のゲームである。
それで価格程の価値は無いと、買った者を絶望に叩き落とした。
そのなんとも中途半端で危険物なコレは、全く無いゲーム性も含めてク○ゲーと認定された。
『おしゃべりむなしい!』(byコミュ障心の叫び)
主要登場人物∶
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