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アズユーライク(オープンワールドRPG)

架空のゲームというのが大前提の紹介文風作品です。


紹介するゲームは実在しませんので、真に受けないようお願い申し上げます。

アズユーライク(もともとカタカナ表記)



発売日∶20XX年X月XX日


発売プラットフォーム∶PC 家庭用ゲーム機


ジャンル∶オープンワールド・フリーシナリオソロプレイRPG(1部オンラインによる協力要素有り・フルダイブではない)




概要∶


   かなりハードなハイ・ファンタジーな架空の世界設定。


   広大で自然豊かでバラエティに富んだ地形のマップ。


   プレイヤーの分身たる主人公のクリエイト項目も多彩で、選択肢を全て計算すると無限大なパターンを持つために、必ず納得できる唯一無二のキャラクターを(つく)れる。


   RPGとして用意された職業やスキルも極めて豊富で、必ずプレイヤーが満足行くキャラクターが創れます。


   その世界には沢山の人がまるで本当に生きている様にNPCが生活する。


   そのNPC達の生活から生み出されたクエストやシナリオを自分だけの主人公で体験し、この魅力に(あふ)れた素晴らしい世界で貴方だけの物語を思うままに(つむ)ぎ上げて下さい!




   …………と言うのが公式ページの紹介文を要約したものである。


   なお、このゲームはレベルと職業とスキルとスキルポイント制である。


   とても魅力的に思えるだろうが、それは()だ。


   いや。 確かに思うままに生活は出来るが、生産だけ・探索だけなど例外は有るが一つの事ばかりしていても、ゲームとして何のシナリオ展開が無い。


   それに発売(リリース)直後は確かに色々遊べたのだが、ある瞬間からじわじわと雲行きが怪しくなった。


   ゲームのアップデートを繰り返す内に、特定のプレイスタイルや職業、スキルばかり優遇する様になったのだ。


   特定の要素を強化・優遇するだけならまだ良い。


   基本ソロプレイで、オンライン要素も対戦が無いのでゲームバランスに(かたよ)りがあっても、ある程度は文句はあがりにくいから。



   だがこのメーカーはやらかした。


   その優遇している要素以外の弱体化(ナーフ)を始めた。


   そして優遇した要素を使わないと、どんな小さなシナリオでもクリアできないゲームバランスに変更し始めた。


   つまりオープンワールドでフリーシナリオで自由に遊べと用意された遊び場に、制限をかけ始めたのだ。


   言い換えると、ゲームの遊び方を強制し始めたのだ。


   どこにでも行ける(オープンワールド)どこから遊んでも良い(フリーシナリオ)なのに。


   しかもアップデートは強制的に行う設定から変えられず、抵抗は許されない。



   こうなってしまえばただのRPGだ。 看板に偽り有りだ。


   そんな事になってしまうと、家庭用(コンシューマ)版は売却やアンインストールの嵐で購入者が激減。

   PC版は強制アップデートを停止させる外部ツール(MOD)が基本となり、有志によるプレイヤー達が本来望んでいたアップデートとまで言われるMODが、もてはやされる。


   そう。 メーカーは自らの暴走により、自身が開発した物を(おとし)め、ク◯ゲーと言う地獄へ飛び込ませてしまったのだ。 自身達の手によって。



   タイトルのアズユーライクは、貴方のお気に召すままと言う意味。


   それを忘れ、放棄した哀れな末路(まつろ)であった。





主要登場人物∶


……………………。


………………。


…………。

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― 新着の感想 ―
[良い点] スタッフが変わったのかなんなのか。途中から調整がおかしくなっていくゲームってなんなんでしょうね? ヤバいユーザーに『こうしろ!』とでも長文でも送り付けられたのか [気になる点] 弱いどこ…
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