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【創世6日目】 所持品 坪ノ内庄 「ピクッピクッ」

【前回の異世界複利】


槐   『天川村も突破し

    見事十津川村に辿り着いた病’s(ヘラ)

    でもその先に待っていたのは……

    私達の……これからの話……』


七感  「ウ↑チ→らは卒業せえへんで?」

瀬里奈 「ジャンジャンバリバリ―♪」

明   「明ちゃん永遠の17歳だぴょん♥」

エル  「ワタクシ14歳! ワタクシ14歳!」


槐   『そして私達はひとつの答えを出した』


夜色  「えっと、アイドルの年齢は

    今度から戸籍年齢で表記ってことで。」


涙ぐむ高齢BBA達。


槐   『ついにやってくる、私達の集大成!

    病’sのラストバトルが、今ここに!』



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【安久津明】



「ばびょーん♪

安久津明ちゃんです!

光戦士くん、おっはろー♥」



『えっと、年齢考えろBBA。

そのキャラ作りの【ばびょーん】って台詞。

壮絶に昭和臭がするのだ。』



「…。」



『…。』



「さて光戦士くん♪」



『あ、流されたのだ。』



「ここで!

新キャラ登場よ!」



『えっと、ボクもうお腹いっぱいなんすけど。』



「じゃーん!!!

修験道界最強の男を連れて来ました!!」



『え?

最強?』



「この業界じゃあスーパービッグネームよ!

カモン!

大天狗先生!!」



(タッタッタッタッタ、ピョーーーーン、フワァァァア、ズシーーーン!!!)



  「どうもー。

  はじめまして、大天狗です。」



『うっわー、また変なの来たのだ。

(は、はじめましてなのだ。)』



「ふっふっふ。明ちゃんの人脈力に驚いたかな?

このお方は山伏歴50年の超ベテラン!!

正統派の鼻高天狗!

熊野大天狗・浅野雄一郎先生よ!!」



  「どうもー、浅野でーす。」



『いい歳こいて天狗のお面被るとか恥ずかしくないんすかね?』



「この浅野先生は凄いのよー。

16歳の頃、和歌山市内で喧嘩相手と警察官の計4名を刺殺。

山中に逃げ込み50年山伏修行に励まれてるお方なの!」



  「はっはっは。

  そんなに褒めても何も出ないよ。」



『えっと、それはつまり逃亡中の殺人犯なのでは(名推理)』



「ばっかねー。

浅野先生が事件を起こしたのは1973年、昭和48年。

当時の時効は15年だから、とっくに無罪よ♪」



  「然り。

  善良な山伏です。

  でも最近(2010年)殺人罪に

  時効が無くなったって知らずに

  名張で何人か殺した関係で

  山を下りられなくなってしまってね。

  世知辛い時代になったよねえ。」



『…え?

この人、単なる殺人鬼なんじゃ…』



「ん?

鷹見ちゃんも木下ちゃんも古河ちゃんも瀬里奈さんもみんなそうだけどね。」



『まあ、確かに。』



「ちな、伊東ちゃんや猊下が現在進行形で殺してる数に比べれば、私達なんてオママゴトよ?

最近は異世界から部下のポールソンさんが来てる訳だし。」



『まあ、リン兄ちゃんが諸悪の根源だと言われれば反論の余地がないのだ。』



「そういう訳で、熊野大天狗の浅野先生が助太刀して下さるから。

光戦士君も仲良くしてあげて。」



  「はっはっは。

  大船に乗ったつもりでいなさい少年。」



『いや、天狗枠は昴流兄ちゃんで既に埋まってるんすけど。』



  「…すばる?


  おお!!

  江本君の知り合いかね、キミ。」



『え、あ、はい。

一緒に旅をしていた時期もあるのだ。』



  「おお!!

  世間は狭いなぁ。

  少年、キミは運が良いぞ。

  人生で大天狗と烏天狗の両方に会えるなんて。

  キミには天祐がある!!

  天下一の幸運児だよ!」



『…いや、むしろ逆のような。』



「いやいや運がいいよ。

何故ならその若さで、この糞世界が潰れる場面に立ち会えてるんだから。

あーあ、いーよなー。

もっと私が若い頃に世界滅びて欲しかったわ。

あっはっは!」



『いや、ボクは別に世界に恨みは無いのだ。』




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【エルデフリダ】



##ばびょーん♥

エルデフリダ14歳(真)!

エルデフリダ14歳(真)!##



『今忙しいからあっち行ってろなのだ。

後、【ばびょーん】は逆にBBAっぽく見えるから気を付けろなのだ。』



##何よー。

折角ワタクシが同年代同士仲良くしてあげようと思ったのに。##



『あ、うん。

同年代の友達って大切っすよね。

七感オバチャンならあっちなのだ。』



##ワタクシ14歳ーっ!!(パタパタ)

ワタクシ14歳ーっ!!(パタパタ)

ワタクシ14歳ーっ!!(パタパタ)##



『あー、うっとおしい!

顔の前をパタパタ飛ぶななのだ!』



##ねぇねぇ、ワタクシ退屈なの。

14歳同士遊びましょ♪##



『伊東まゅまと遊んでろなのだ。』



「あの子変な臭いするから嫌ーい。」



『いや、あの女は臭い以前に…

まぁいいや。

じゃあエルデフリダ。

今から三橋さん達の荷物運びを手伝うから、オマエも来いなのだ。』



##…。##



『…。』



##まゅまー、今暇ー? (パタパター)##



『ボクもすっかり屑の捌き方に慣れて来たのだ。

あーあ、でも働き蟻の法則じゃないけど。

団体生活をしてると貢献姿勢に露骨な差が出て来てしまうのだ。』




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【鷹見団の労働貢献度について】


働きアリ(ギバー)



「鷹見夜色」


理想のリーダー。

武勇・カリスマ・決断力、全てが傑出している。

山賊にしておくにはあまりに惜しい。

日々の雑務も厭わない。



「三橋真也」


参謀。

元エンジニアという経歴を活かした機械周りの保全が主業務。

非力ながら真面目に力仕事に取り組む姿勢は素晴らしい



「矢野良平 (よっぴー)」


以前からSNS担当に兼任して炊事を担っていた。

新参の者からコックと誤認されるくらいには食料事情に貢献している。



「相構厳 (ゲンさん)」


大型車・重機を運転出来る逸材中の逸材。

豊富な人生経験に基づく助言は鷹見団の安定性に高く貢献している。



「脇田昇 (ワッキー)」


音楽家・音響マンとしての実務経験を活かした通信周りの整備に邁進している。

ソナー員も兼ねており、索敵にも活躍。



「志倉しぃ」


性欲処理要員。

地味に一番役に立っている。



「木下樹理奈」


優秀極まりない戦闘要員。

冷静に考えれば単なる殺人鬼なのだが、乱世では一番求められている人材。



「古河槐」


準戦闘員くらいの位置づけ。

(年齢の割には相当優秀)

出産を見据えて、先日戦闘と労役を免除された。




怠け蟻(テイカー)



「堀内之彦 (カントク)」


怠け者なりに率先して楽な作業を探し求めている。

車の運転に慣れているので重宝されている。



「児玉繭子」


古河と同タイミングに妊娠したので、同じく労役を免除された

医療崩壊の中の高齢出産が危惧されている。



「金本七感」


菓子屋の出身であるにも関わらず菓子を作れない事が判明し、皆が愕然としている。



「安久津明」


生来の労働嫌いの上、協調性も非常に乏しい。

但し戦略センスが図抜けているので鷹見からは頼りにされている。



「金本光戦士」


団体生活で役に立つタイプではない。

遠市厘の介護要員。




『害虫』



「伊東まゅま」


盗癖が顕著な上に他罰的な性格。

一カ所たりとも褒める点が見当たらない。

存在がマイナス。



「南風賈」


無能な働き者

的外れな勤勉性。

嫌われの癖に社交的。



「久能木瀬里奈」


本人の有害度がカンストしている上に、伊東まゅまに余計な知恵を授けている。



『エルデフリダ』


うざい。

本人は自分を天使か妖精と捉えているが、羽音が大型昆虫に酷似している。

人の顔の前を飛ぶ癖があり、目がチカチカする。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【鷹見夜色】



『以上がボクの見立てなのだ。』



「おう、ズン坊。

何をブツブツ言ってるんだ?」



『いや、何でもないっす。

ボクも荷物運び手伝うのだ。』



「おう、ありがとな。

ズン坊は偉いな。」



『いや、夜色姉ちゃんの方が偉いっすよ。

部下の人がいっぱい居るのに、手が空いてる時は率先して雑用してるのだ。』



「ははは。

別にウ↑チ↓は偉くも何ともねーよ。

仲間を食わせるのがリーダーの仕事ってだけさ。」



『…まあ、一般論ではそうなんすけど。

ヘルジャップ中抜き国家に生まれたボクとしては、そういう直球のリーダーシップって眩しいんすよ。』



「はっはっは。

皆を食わせてるという意味じゃ、ダーリン様の足元にも及ばないけどな。」



『えっと、むしろリン兄ちゃんの所為でみんなが困窮しているような…』



「あー、そこら辺ズン坊もまだまだだな。

まぁ、ダーリン様は偉大過ぎるしな。

側に居たオマエには逆に分からないんだろう。」



『そんなモンっすかねー?』



「ああ、ダーリン様こそ新世代の神となるお方だ。」



トイチだった物 『(ピクッピクッ)』



『その割にリン兄ちゃんの扱いが雑なのだ。』



「ん?

そうか?

ちゃんと点滴もしてやってるじゃん。」



『で、でも!

明らかに死にかけてるのだ!』



「あー、ズン坊はまだその段階かぁ(ニコニコ)」



『意味有り気に言わないでなのだ。』



「予言しよう。

ダーリン様は必ず復活する。

そして腐敗した旧世界を焼き尽くし、清浄な新世界を構築するとな。」



『…えっと、まずは鎖を解いてやれって言ってんすけど。』



「それをしたらオトコとしての遠市厘は必ず逃げて他所でオンナを作る。

ズン坊もそれは分かるよな?」



『でも、今のリン兄ちゃんは男の人を増やしそうな気がするのだ、性的な意味で。』



「…それはウ↑チ↓も見てみたい気持ちが少しあるが、涙を飲んで我慢してる。」



トイチだった物 『(ピクッピクッ)』



「お!

見ろズン坊。

ダーリン様が嬉しそうに頷いてるぞ!」



『えっと、瀕死状態の痙攣にしか見えないんすけど、それは…』



「まあまあ、細けえことはいいんだよ。

さて、ズン坊本題だ。

今日はゲンさんがトレーラーを回してくれる。

荷台は危険だから助手席に座っていてくれ。

皆で物資を搬入する。


よっぴー!

ガソリンの加減は間違えるなよ!」



  「はい!

  余裕を持って増やします。」



『かなり大掛かりになって来たのだ。』



「まあ、明日から物資配給を始めるからな。

多目に増やしておくべきだろう。

コメとガソリンを増やせるうちは何とでもなるだろう。」



『いつまでこんな暮らしするんすか?』



「ポールソン次第だな。

奴を殺す道筋が付くのが一番なんだが…

アレはどうこう出来る相手ではないわ。

ウ↑チ↓は長期戦を覚悟している。」



『長期戦っすかぁ。』



「さっき天狗の浅野さんに会ったんだろ?

あの人なんて50年山に籠って登山客を襲撃して生計を立ててたんだぞ。」



『ガチのマジで山賊で草も生えないのだ。』



「いや分かるよ。

確かにあの人は犯罪者だと思う。

でも大峰山脈を知り尽くしている。

何より、自給自足のノウハウを確立しているんだ。

この先、世界文明が更に衰退した場合、ウ↑チ↓らも腹を括る必要が出て来るんだぞ?

例えばウ↑チ↓らのメンバーには牛馬を屠殺して食肉を得る術を持ってる奴がいない。

そういうことだ。」



『…お肉なら、兄ちゃんが増やせるかもなのだ。』



「お、今の提案いいねえ。

採用。

早速試してみよう。


だが、増えた肉を守るにも配るにも武力は必要だ。

それは分かるな?」



『うん。』



「安心しろ。

流血は最小限で留めるよ。

ウ↑チ↓は自称穏健派のダーリン様の女だからな。」



『…ゲンさんのトレーラーに行ってくるのだ。。』



「おう、頼りにしてるぜ。」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【相構厳】



『すみませんなのだー。

ゲンさん、今日は宜しくお願いしますなのだ。』



「おお、光戦士君。

お疲れ様。

昨日は活躍だったね。

お米が増えてみんなが喜んでたよ。」



『いえいえなのだ。

あれはリン兄ちゃんの手柄なのだ。』



「それでも君を労いたかったんだ。

光戦士君は若いのによくやっている。

自分が恥ずかしいよ。」



『あ、あのゲンさん。』



「ん

なんだい?」



『ゲンさんはちゃんとした大人なのに、どうして夜色姉ちゃんなんかと一緒に居るのだ?』



「私はねえ。

ルナさんに拾って貰うまで横浜でバスの運転手をしていたんだ。

丁度勤続20年目だったかなぁ。」



『そんなに真面目に生きてた人がどうして山賊なんかに…』



「…バスの運転なんか下らない仕事なんだってさ。

誰にでも出来る卑しい仕事らしいよ、市民の皆さんが仰るには。

そんな下らない仕事をしている人間の給料なんて、もっと下げるべきだそうだ。」



『…。』



「親子連れなんて露骨だよ。

《ちゃんと勉強しないとあんな仕事をする羽目になるのよ。》

って…

運転席の真後ろで言うかね普通。」



『確かに不遇である事は同情するのだ。

でも、それは山賊に加担する理由にならないのだ。』



「ははは耳が痛いな。

だが、国家なんてどこも成功した山賊が建てたものさ。」



『夜色姉ちゃんは成功するんすかね?』



「どうかな。

あの人は私達なんかとは全く別の景色を見ている人だから。

君はルナさんのやり方に反対かね?」



『…分からないのだ。

ただ、おコメを配ると決めた途端に本当に皆への分配が始まるのは凄いと思うのだ。

リン兄ちゃんは偽札を出す以外何の取り柄もない人だから。』



「はっはっは。

違う違う。

遠市君は一番凄い人だよ。

だから彼は細々とした実務に携わる必要がない。」



『そりゃあ、リン兄ちゃんのチートは凄いっすけど。』



「…光戦士君も本当は理解しているんだろう?

遠市厘の本質に。

あれは傑物だよ。」



『…。』



「さあ、そろそろ17時も近い。

君はジュースでも飲んでのんびりしていなさい。」



『…はいなのだ。』



「矢野君、物資の搬入は終わりそうかい?」



  「ええ。

  今日は缶詰類も試してみます。

  女子チームから小物類を渡されたので、それも。

  厳さん、重量は大丈夫そうですか?」



「ああ、3割増えても許容内。

タイヤのスペアも潤沢だしね。」


 

  「え?

  トレーラーのタイヤなんてよく手に入りましたね。」



「遠市猊下の恩寵さw」



  「あ! 

  そうなんですか?

  タイヤまで行けちゃうんんですか!?」



「ふふふ、私も驚いたよ。

矢野君、足回りが弱ってる車両があれば…。」



  「それならハイエースのスノータイヤ

  を増やしておきたいですね。」



「お、いいね。

じゃあ、早速明日から増殖作戦を始めよう。」



  「了解。

  じゃ、僕は一旦カーゴに戻ります。

  光戦士君、頑張ってね。

  昨日のお米、みんな喜んでたよ。」



『あ、はいなのだ。』



「よーし、後5分だ。

私はタイヤの空気圧を見たいから車外に出ているよ。

光戦士君、無理をしないでいいからね。」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【金本七感】



「ばびょーん♪

おいズン。

そろそろお楽しみタイムやな。」



『あ、七感オバチャン。

その挨拶痛いからやめた方がいいのだ。』



「え、ホンマ?

JKくらいに見えへん?」



『…いや、見えないのだ。』



「おっかしいなー。

安久津の奴が太鼓判押しててんけどな。」



『…いや、BBAがBBAに若作りの秘訣とか聞いてどうするんすか。』



「でも児玉も久能木も納得してたからな。」



  「ばびょーーーん❤」



  「ジャンジャンバビョバビョー!!」



『アイツらカネが湧く時だけ湧いて来るのだ。』



  「まゅまもぃるょー❤」



  「ワタクシも居ますわー❤ (パタパタ)」



『えっと、皆が仕事している時にコイツラはどこに隠れてるんすかね?』



「まあまあ、細かい事はええやん。

ズン、期待しとるでー。

ウ↑チ→のチョコパイ増やしてやー。」



『…ねえオバチャン。

おカネはもう増やさなくていいのだ?』



「?

アホかオマエ。

あんなんケツ拭く役にも立たへんで。

価値があるんはコメとガソリンだけや。」



『…世も末なのだ。』



「ズン、違うで。

世が終わったなら、新しい世を作ればええだけの話や。

違うか?」



『まあ、理屈ではそうっすけど。』



「…勝つで。」



『…。』



「勝つで、ズン。」



『はいなのだ。

あ、オバチャン。

そろそろ複利が発動するから皆をトレーラーから離れさせて。』



  「ジャンジャンバビョーバビョー❤」



  「パタパタパター❤」



  「まゅまも! まゅまも!!」



「おーい、3馬鹿ー。

トレーラーから離れとけよー。

欲張りは早死にするでー。」



『あ、オバチャン。

出るのだ!』



「OK。

ウンコと利息はサクサク出しとき。」



《36万円の配当が支払われました。》



『三橋さん。

36%なのだ。』



  「…流石は遠市君だ。

  光戦士君、疲労感はないかい?」



『大丈夫なのだ。』



  「無理だけはしないようにね。

  じゃあお手数だけど脇田さんの機材車で

  メディカルチェックを…  ん?」



『三橋さ…

ん?  地面がぐらぐら…

地震?』




ガガガーーーーーーーーーーーーンッ!!!





『う、うわああああああああああああ!!!!!!』




グラグラグラグラ!!!!!!




  「光戦士君!!!

  トレーラーから離れて!!」



『え?

うわあああああああああ!!!!!』




ドッサアアアアアアアアアンッ!!!!!




  「全員車両や建物から離れて!!!!

  この地震っ!!

  かなりデカい!!!!」



『ひ、ひえええ。

こんな大きな地震、生まれて初めてなのだー。

オバチャン大丈夫?』



「お、おう。

何とか無事や。

阪神大震災クラスやで、これ。」



  「まゅまも無事だょー♪」



『ふーん、良かったっすね。』



  「ジャンジャンバリバリー♪」



『ふーん、良かったっすね。』



  「ワタクシなんて飛べるから!!!

  地属性無効よ!!

  見て見て見て!!! (パタパタ)」



『ふーん、良かったっすね。』



「ズン、トレーラは横倒しになってもうたけど、皆は無事っぽいな。」



『あーあ、これ荷物取り出すのに一苦労なのだ。』



  「ぇー!!!!

  早く分け前頂戴ょー!!!」



『伊東まゅま…

皆に分配する為にも、搬出作業を手伝うのだ。』



  「ぁ、ぅん。

  荷物出し終わったらぉしぇて。

  まゅまの取り分盗んじゃぃゃだょ。」



『…どの口がなのだ。』



  「天川神社の戦利品はまゅまのなんだからね。」



『え!?

天川神社?』



  「ぅん、中に押し入ったら金庫ぁったから。

  バールのょぅなもので中身奪ってきたー!」



  「ジャンジャンバリバリー♪」



『…早く新時代が来て欲しいのだ。』



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【鷹見夜色】



「ズン坊、状況が変わった。」



『のだ?』



「さっきの地震。

かなりデカくてな。

各地で道路が寸断されてる。

どうやら震源地はここら辺だ。

樹理奈が偵察しているが、被害は超広域と推測される。」



『そうなんすか…

南海トラフっすかね?』



「分からん。

いずれにせよ天川方面には戻れ無さそうだ。

予定とは少し異なるが、家の潰れた連中にテントとガソリンを支給して回る。

ほら、よっぴーの握り飯だ。

オマエも食っとけ。」



『なーんか世紀末感強いっすよね。

異世界に山賊に地震。

ロクなこと起きないっす。』



  「ねぇねぇ夜色ぉ。」



「伊東か…

今は忙しいんだ。

オマエに構ってられないんだよ。」



  「聞ぃて聞ぃて!!

  車に積んだファンデの残量回復したょ!!

  オキニのリップも減ってなぃ!!

  戻ってる!!」



「そりゃあダーリン様は神だからな。

何だって増やすさ。」



  「何でもは増えなぃょー。

  天川神社の紙はピクリとも増えなぃの。

  宝の地図かと思ったのにー。」



「ん?

古文書?

オマエ、あれだけ地元民からのヘイトは買うなって言ったのに。

これ、かなり古いモンじゃねーのか?


おーい!!

樹理奈、これ読めるか!?」



  「ぁーん!

  まゅまのだょー!!」



「夜色、ただいま。

この集落は駄目だね。

圧死してる奴も多かったし、生き残りも家が全壊しちゃってる。


で?

何コレ?」



  「ぁーん、勝手に触るなー。

  まゅまのだょーーー!!!」



「伊東が天河神社から盗んだものだ。

樹理奈なら読めるかと思ってな…」



「年代物だねー。

真空パウチされてるって事は、神社側が価値を理解しているっっぽい。


本領…

ああ、これは安堵状だよ。」



「安堵状?」



「要するに、昔の土地の権利書。

長慶院… 坪ノ内庄…

うん、理解した。

南朝が天川住民達に発行した安堵状だね。

要は天川村周辺の所有権を吉野防衛に貢献した地元民に補償した書状だよ。」



「…伊東。

オマエ、その権利書もトレーラーに乗せたのか?」



  「のせたー❤」



「…みんなスマン。

多分、複利が土地に作用してるわ。

あれだけダーリン様が禁忌に定めていたのにな。

樹理奈、ヤバいか?」



「ヤバすぎ。

この安堵状にある坪ノ内庄が現代だとどこまで指すのかは不明だけどね。」



「仮に現時点の天川村に効力が及んでるとしたら?」



「うーーーん。

仮に天川村の面積が3割増えたとしたら…

日本列島ヤバイかも。

ってか南海トラフ、来るよ。」



「ウチらはどうすればいい?」



「…平地を確保しよう。

この十津川は狭すぎるからね。

アタシがバイクで先行する。

熊野本宮を占領しよう。」



「気を付けろよ。

あの辺は和歌山県警の管轄だ。

ウ↑チ↓らに恨みを持ってる可能性が高い。」



「それは、どこの県警も一緒だと思うけどね。

最悪の場合は吉野山に籠城、隙を見て伊勢侵攻でしょ?」



「…出来れば新宮か尾鷲に拠点を築きたいんだがな。

まあいい、偵察頼む。」



「OK。

じゃあ行ってくるよ。」



「樹理奈。」



「ん?」



「死ぬなよ。」



「約束は出来ないね。」



ブロオオオオオオオン。



『あの子、ボクより年下なのにずっと働いてるのだ。』



「気にするなズン坊。

樹理奈は特別だ。」



  「そぅだぞ光戦士。

  気にすんな。」



『伊東に言われると腹が立つのだ。』



  「何ょー!

  慰めてぁげてんのにぃー!

  大体ァンタが一番役立たずでしょ!

  何にも出来なぃ癖に偉そぅに!

  このケツ穴ホモ野郎!!」



『…役立たず。

そんなの、ボクが一番分かってるのだ。』



「おい伊東。

オマエは少し反省せんか。

問題ばっかり起こしやがって。」



  「ぶぅー!

  まゅま悪くないもん!

  それに別にいいじゃん!

  ポールソンの殺し方も分かったしさ。」



「…え!?

ダーリン様のスキルを使うってことか?

いや、リスクが高すぎる。」



  「ぁははは!

  そんなのゃり方次第じゃんww

  要はまゅま達が恨みを

  買わないょぅに殺せばぃぃんだょww」



「…確かに可能ならポールソンの始末もオプションとして考えておきたいな。」



  「どぅせなら皆殺しにしょぅょwww

  ねぇ、詳しく教えてゃんょ。

  ここじゃエルデフリダに聞かれるから

  ぁっちで教ぇてゃんょww」



「…いや、しかしなあ。

ポール・ポールソンはダーリン様の腹心だぞ。」



  「でもァィツ悪ぃ宇宙人ぢゃん!

  地球の脅威ぢゃん!」



「え?

伊東の方が悪いし地球にとって脅威なんだが?」



  「ぴぇん!

  夜色がまゅまを悪者扱ぃするぅ!!」




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【遠市厘】



『確かに伊東まゅまの言う通りなのだ…

何にも出来ない役立たず…

いや、ボクにだって出来る事はある筈なのだ。』



  「Lesson4 身体で払え。」



『…。』



『…。』



『…松村流大麻術究極奥義。』



『一秒の16分の1の速度。

即ち、刹那の超振動でタンポポを刻むのだ。』



『のーだのだのだのだのだッ!』



『はい、今回のアルコールは十津川の地酒・谷瀬なのだ。』



「ボクは未成年だけど、世界が崩壊してるから法律はスルーするのだ。』



『犬歯で舌を切って!

いてて。

術者の血を混ぜるのがキモなのだ!』



『ボクの口内温度を55度まで上昇させて!!

リン兄ちゃん、唇借りるね。

(chu)

伊東菌の感染が怖いけど、兄ちゃんのチート菌を貰うのだ。』



『そして天川村で伊東まゅまが強奪した陀羅尼助丸を噛み砕いてグチュグチュグチュ。』



「陀羅尼助丸は役行者が発明したわー国が誇る万能胃腸薬なのだぁ!」



「これぞ松村流における秘中の秘ッ!!!

んんんーーーーーーペッ。」



   「Lesson3 大麻を信じろニャ!!!」



『のーだのだのだのだのだのだののだ!

のーだのだのだのだのだのだ!!

特濃ドーピングタンポポを88%の比率で調合し!

手動遠心分離グルグルパンチなのだ!

(へにょへにょへにょ)』



『にゃーがにゃがにゃがにゃがにゃんにゃんにゃん!

にゃーがにゃがにゃがにゃがにゃんにゃんにゃん!

にゃんにゃこにゃんにゃん!

にゃがにゃーんにゃんなのだ!!!


練れば練るほどぉ…

パーパッパパー♪ (口頭BGM)


これがッ!!

人類の叡智の集大成ッ!!

新たなる摂理の創造神!!

枝豆ドーピングタンポポなのだぁーーーッ!!』



遠市厘だったもの 『ピクッピクッ。』



『リン兄ちゃん。

ボクにはこれくらいしか出来ないけど。

お願い、目を覚まして。

ボクの地球を守ってなのだ!!』

【名前】


金本光戦士



【職業】


寵童



【ステータス】  


《LV》  低い 

《HP》  繊弱 

《MP》  微少 

《力》  非力 

《速度》 どん臭 

《器用》 不器用 

《魔力》 色小姓 

《知性》 受け売り 

《精神》 黄金 

《幸運》 巻き込まれ体質 


《経験》 未熟



【特殊能力】


「ずんだもん完全再現」

「ドーピングタンポポ精製 (松村流免許皆伝)」 



【実績】


動画本数2077本

チャンネル登録者数 1.8万人

68,839,643 回視聴


※総務省の指導によりチャンネル閉鎖




【スキル】


「複利(?)」 


※日利36%

下4桁切り上げ 




【約束】


遠市厘    「必ずボクがリン兄ちゃんを救ってあげるのだ!」

金本光宙   「近いうちに恋人を作って紹介してあげるのだ。」

エルデフリダ 「何でもするからボクにチカラを貸して欲しいのだ!!」

安久津明   「息子さんの保護を約束するのだ!」

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― 新着の感想 ―
え?これもう土地無限増殖コース入っちゃったん?捨ててもダメでトイチが意識取り戻して正式に権利書譲渡しない限りアウト?
日本列島が世界の海を覆い尽くすまで後何日?
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