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【降臨110日目】 所持品 蜜柑2個 「悪いのは全部エルデフリダさんです。」

深夜0時05分。

愛媛県警に追われた俺達は山伝いに徳島県に逃げ込む事に成功した。

だが、土地勘も運転経験も無い俺が深夜の山道を進むのはかなり苦しい。



「恩師様が来たからには、もう安心ニャ♥」



おまけに連続殺人犯を載せてしまっている。

状況は最悪だ。



「おい、猫BBA。

潔く自首しろなのだ。」



「え?

このタイミングで捕まったら、確実に死刑ニャ。」



「逆にどのタイミングなら無期で済むんすかね?」



「うーん。

世界が滅びたらチャラになるんニャね?」



「一笑に付したいのは山々だけど、現に滅び掛けてるのだ。

特に南米5ヶ国の同時デフォルトは、破滅の序章感あって市況を絶望のドン底に陥れたのだ。」



「ワンチャン日本が滅びたら奈々ちゃんの罪状が有耶無耶になったりしニャい?」



「世の中舐めすぎてて草。

じゃあ、猫BBA。

枝豆の情けで通報してやるから、おとなしくお縄に付けなのだ。」



「まっ! ままま待てィ金本弟!

ここまで来れば道連れニャガよ!

奈々ちゃんが捕まったら、トイチがサトシ・ナカモトだとバラす!!」



「ちょ!

それは卑怯なのだ!」



「卑怯?

最高の褒め言葉ニャガねぇ♥」



「で、でも兄ちゃんがサトシ・ナカモトだという証拠はないのだ!」



「クックック、バーカwww

もう世論にとっちゃ誰がナカモトだなんてどうでもいいことニャww

とりあえず怒りをぶつける敵が欲しいんだニャ♥

ナカモトは推定日本人、トイチも一応日本人の端くれ。

おまけにコイツは世界的な有名人と来ている。

スケープゴートには最適な人選だニャwww

これまでアイツが起こしてきた、数々の騒動。

それがクローズアップされた時、不信感を抱かずに済む奴が何人いるニャガかねぇww?」



「ぐ、ぐぬぬぬなのだ!!」



「ニャっへっへ♪

奈々ちゃん達は仲間じゃねーか♪

仲良くしよーぜ♪」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



【大魔王パーティー】


遠市・コリンズ・エルデフリダ・リン子・厘  

(大魔王/サトシ・ナカモト)


金本光戦士                 

(YouTuber)


松村奈々                 

(AV女優/指名手配犯)



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



深夜0時55分。

合流地点の馬路集落。

どれだけ待っても坂東が来ない…

困ったな、この集落で坂東が協力者を紹介してくれる予定だったのだ。

熱心な隠れ神聖教徒らしく、寝床や食事も提供して貰えるらしかったのだが…


捕まったのだろうか?

日付が変わるまでに合流出来なければ、自力で徳島市内に辿り着くように指示されたが…



「もう少し待つのだ?」



『いえ、坂東さんからも離脱を優先するように言われてます。

愛媛県警に追いつかれたのかも…

あの人は誰かさんと違って手配もされてないし、』



  「いちいち奈々ちゃんを引き合いにすなー!!!」



「大丈夫?

リン兄ちゃん、運転が全然上達しないけど。」



『光戦士君は心配性ですねぇ。

私は大器晩成型なんですぅ。』



  「えー?

  コイツに伸びしろあるのかニャーww?」



『先生うるさいですぅ♥

(エンスト音)』



  「ぐへえニャ!」



『くっくっく❤

これが大魔王の新技ですぅ、にぱーっ♪』



「エンストを技と言い張る人、初めて見たのだ。」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



深夜1時30分。

協力者が居住しているという馬路集落を断腸の想いで通り抜け白地集落を目指す。



 「おい、オマエラ。

 この先で検問やってるニャガよ。」



『まさかー。

こんな田舎道でですかぁ?』



「それに深夜で全然車も通ってないのだ。」



  「ニャッガッガ♪

  人間の視力では見えまい。  

  奈々ちゃんの目にはハッキリと映っているのだ。

  あの赤色灯が♪」



「ねえ、猫先生。」



  「ニャに?」



「アンタはもう人間には戻らないのだ?」



  「コラコラ、失礼ニャ事を言うんじゃない。

  奈々ちゃんはれっきとした…

  あれ? れっきとした…」



『ぷー、くすくす♥

先生人間辞めちゃったんですねぇww

畜生がお似合いですよwww』



  「畜生ちゃうわーい!

  そ、そうだ人間!!

  奈々ちゃんは人間だニャ!!!」



『あっはっはwww

順調に元の姿を忘れてますねぇwwww』



  「オメーにだけは言われたくねーニャ。

  この玉無し去勢野郎。」



『レディに向かって失礼ですぅ、えい!

(エンスト音)』



  「ぐへえニャ!!」



茶番は程々にして、車両を脇道に隠して徒歩で偵察。



『(ヒソヒソ)

赤色灯じゃないですか!』



「(ヒソヒソ)

だからそう言ったニャ!」



「(ヒソヒソ)

まずいのだ。

三好市街に行くには、あの池田大橋を通らなきゃ駄目みたいなのだ。」



「(ヒソヒソ)

おい、まずいニャ。

側道の国道26号も通行止めって書いてるニャ。」



「(ヒソヒソ)

工事なのだ?」



「(ヒソヒソ)

わかんねーニャ。

どうする、トイチ?

最近の検問は全部トレイルカメラとセットニャガよ?」



『(ヒソヒソ)

…あの河さえ渡れば市街に入れるんですけど。』



「(ヒソヒソ)

だから池田大橋しかねーんだよ。」



「(ヒソヒソ)

ねえ2人共。

歩いて渡れる浅瀬とかないのだ?」



『(ヒソヒソ)

駄目ですぅ。

古来より吉野川は利根川・筑後川と並んで、四国三郎と畏れられる激流なんですぅ。』



「(ヒソヒソ)

へー、やっぱり兄ちゃんは博識ッすね。」



「(ヒソヒソ)

バカヤロー!

それ授業で奈々ちゃんが教えてやったことだぞ。

自分の手柄みたいに言うニャ!」



『(ヒソヒソ)

公教育を受けるのは納税者の権利ですぅ。』



「(ヒソヒソ)

オマエは福祉を享受してた側だろ!

このカマホモタックスイーター野郎!!」



『(ヒソヒソ)

これからまとめて払いますよ!

大魔王の大盤振る舞いで人類全員大富豪ですぅ!』



「(ヒソヒソ)

アフォー!

現状その真逆やんけニャガ!!!

奈々ちゃんのS&P500返せボケ!!」



『(ヒソヒソ)

ああいう資本主義の手先はギルティってことで。

考えてもみて下さい。

全ての人民が晴耕雨読に勤しむ優しい世界こそが理想郷なんですぅ。』



「(ヒソヒソ)

教え子がクメール・ルージュに傾倒しとるニャ!!!」



光戦士が戻って来る。



「(ヒソヒソ)

側道の先に組み立て式の車止めっぽいのが見えたのだ。」



『(ヒソヒソ)

マズいですねぇ。

こんな田舎で夜が明けたら、すぐに見つかっちゃいますぅ。』



「(ヒソヒソ)

おい、トイチ。

車を盗み直すぞ!

さっきの軽トラはもう諦めるニャ。

指紋は全部拭き取ったから。」



『(ヒソヒソ)

えー、ヤバいですよぉ。

こんな田舎町で盗んだら、すぐに追手が来ちゃいますぅ。』



「(ヒソヒソ)

じゃあ対案を出せ、対案を!

大体オメーは入学した頃から…」



『(ヒソヒソ)

ピコーン!!

私ぃ、凄いアイデア思い付いちゃいましたぁ♪』



「(ヒソヒソ)

…あ、良かったニャガね。」



『(ヒソヒソ)

ねえ先生、聞かせてあげましょうか?

私が思いついた超知略スーパーアイデアを!!』



「(ヒソヒソ)

…あ、いらないニャ。」



『(ヒソヒソ)

ねえねえ、知りたいでしょ?

知りたいですよねぇ?』



「(ヒソヒソ)

…あ、大丈夫ですニャ。」



『(ヒソヒソ)

もー、仕方ないですねぇ♥

じゃあ先生には特別に教えてあげようかな♪』



「(ヒソヒソ)

コイツ昔からずっとこう。

下らない思い付きをドヤ顔で語っては周りに迷惑ばっかり掛けるニャ。

どうして無能に限って自分を賢いと思うニャガかねぇ…」




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『じゃーん♪

吉野川下りのラフティング体験施設から、大型ゴムボートをお借りしましたぁ♥』



「…あのニャあ。

オメーには色々言いたい事が溜まってるニャガよ。」



『なんですか先生?』



「オメー、さっきは散々奈々ちゃんの盗難車案を否定してよニャあ?

散々人を泥棒呼ばわりしてくれたよなニャあ!?」



『ぷーくすくす♪

物の分からない人がここに居ますねぇww』



「オメーだけには言われたくないニャ!

このケツ穴ガイジ野郎!!」



『いいですかぁ?

日本にはNシステムってのがあってですねぇ。

全てのナンバープレートは読み取られてるんですよぉ↑?』



「バカヤロー!

それを授業でオメーに教えてやったのが奈々ちゃんだっつーの!!

自分の手柄みたいに言うニャ!」



『やれやれ、心の狭い人ですねぇ。

だからテツ君に捨てられるんですぉwww』



「すすすす、捨てられとらんわい!!!

ちょっと既読が付かないだけ!!!!」



『ぷーーーーくすくすくすww

負け犬女が遠吠えしてますねぇwwww』



「まままま、負けとらんニャー!!!」



『テツ君はかなり恰好良くなりましたしぃ↑♪

今は会社も経営してるんですよねぇ↑?

全然釣り合ってないじゃないですかぁ↑♪

犯罪オバサンなんて捨てられて当然ですよねーーーwwww

ぷぷぷのぷーーーwww』



「ウキーーーーッ!!!!

まだ捨てられたと決まった訳じゃニャいッ!!!

そして奈々ちゃんはまだ若いッ!!!!

この前も化粧品売り場で大学生に間違われたニャ!!!」



『あははははwww

売り子さんも仕事とは言え大変ですねぇwwww

社交辞令って言葉を聞いたことないんですかぁ↑www』



「ウッキャー!!!!!」



  「…この人達、仲が良過ぎのだ。」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「で、トイチよぉ。」



『何ですかぁ?』



「橋を潜ったのはいいとしてよぉ。

オメーが盗んだゴムボート。

今にも沈みそうニャンだけど。

ってか、深夜の吉野川に転落したら奈々ちゃん以外は確実に死ぬゾ?」



『え?

先生は死んでくれないんですか?』



「アフォー!!

恩師様の死を願うなー!!」



『やれやれですぅ。

じゃあ、宇佐美定満作戦は意味ないですねぇ。』



「やけに具体的やんけニャー!!!」



『ふっふっふ。

まあ、慌てないで下さい。

パニックになるのは淑女として恥ずかしいことですよ。』



「コイツのドヤ顔がフラグと知ってるだけに胃が痛いニャ。」



『私にはぁ↑

強力な助っ人が居るんですぅ↑』



「で、出た。

初手、他人任せ。」



『純友さーん❤

助けてぇ♪

そこに居るんですよねぇ。』



純:…。



『あははは。

居るんじゃないですかぁ。

四国と言えば純友さん♪

水辺と言えば純友さんですぅ❤』



純:…。



『実はぁ↑。

今、吉野川を下ってるんですけど。

今にも舟が転覆しそうで地味に死に掛けてるんですぅ❤

純友さんの海賊テクでちゃちゃっと華麗に助けて下さい。』



純:断る。



『ふふふ、それでこそ純友さ…

え!? 今何と!?』



純:断る。

  我がオマエらを助けることなど絶対にない。



『ちょちょちょ!!!!

何でー!?

何でー!?

何で助けてくれないんですか!?』



純:自分の胸に聞いてみろ、この悪党共が!!



『悪党?

先生、言われてますよ。

ほら、ちゃんと純友さんに謝って下さい。』



「悪党?

トイチ、言われてるニャガよ。

奈々ちゃんが付き添ってやるから、ちゃんと謝っとけニャ。」



純:…。 (プルプルプル)



『純友さんどうしました?』



「ウンコしたいニャガか?」



純:恥を知れ悪党!!!!  (バキッ!!!)



『ぐああああああ!!!!』



「自分で自分を殴ったニャ!!!

いや、違う!!!

奈々ちゃんには見えるニャ!!!

自分の背後霊にボコられるトイチが!!!」



純:この数日オマエラを観察していたが、一点たりとも褒める箇所がなかった!!

口を開けば身勝手な理屈で狼藉三昧!!!!

もう我慢ならん!!!

伊予掾として判決を下す!!!



『判決?

過料3000円とか?』



「いや、一晩拘留程度が妥当だニャ!!」



純:判決ッ、死刑ッ!!!!



『「えーーーーー!!!!!??????」』



  「…そこで驚ける神経が羨ましいのだ。」



一方的に死刑判決を下すと純友は黙り込んでしまう。

そしてボートの舳先にゆっくりと座り込み、俺達の様子を観察し始めた。



『あ!

この目線は死刑がちゃんと執行されてるかを確認する時の目線ですぅ!』



「おい馬鹿、トイチ!!!

流れが急になってきたぞ!!!

オメッ、作戦はどーしたニャガよ!!!」



『え?

純友さんに一任しようかと。』



「だから!!!

海賊作戦がポシャった時はどーするって言ってるニャ!!!」



『え?

それを考えるの私の仕事なんですか? (キョトン)』



「そのキョトン顔、マジでムカつくからやめろニャ!!!」



  「2人共っ!!

  この先、右に直角なのだッ!!」



『ちょ!!!

アババババババババババババ!!!!』



  「あばばばばばばばばばばば!!!!」



『す、純友さーん!!!

反省してますぅ!!!

明日から心を入れ替えますぅ!!!

日本全国に純友神社を建立して全地方交付税を愛媛県に独占支給しますぅ!!

だから助けてぇ!!!』



純:ぶいっ。



『アババババ!?

そ、そうだエルデフリダさん!!

居るんでしょ!?

助けて!!

死ぬ!!!

死んじゃううう!!!!』



##…。##



『あ!

そこに居たんですね!!

えへへへ、助けて下さいエルデフリダお姉様♥

(媚媚媚媚!!)

丁度ご挨拶に上がろうと思ってたんですぅ❤

(ヘコヘコヘコヘコ!!)

いやあ、今日もお綺麗ですねぇ❤

(スリスリスリスリ!!)

お姉様の華麗な召喚術でこのピンチを打開して下さいよぉ♪』



##…ぷいっ。##



『ぴえーーーーんッ!!!!!』



「自分の背後霊に憎まれるという斬新な展開なのだ!!」



「クッソ!!

コイツら糞の役にも立たないニャガね!!」



あれ、おかしいぞ?

俺の計算では藤原純友の華麗な操船テクで今夜中には徳島市内に突入し、温かい布団で熟睡する予定だったのだが…



「もう背後霊はアテにすんニャ!!

もっとチカラ入れてパドル漕げニャーー!!!!」



『「これで全力でーす。」』



「弱ッ!!!

このモヤシ共!!!

2人合わせて夜色お姉様の1割もパワーないじゃニャいか!!」



『えー、私なりに頑張ってますぅ。』



「はひっはひっ、ボクもこれが全身全霊なのだ。」



「あーーーーー!!!!

使えねーーーー!!!!


仕方無いニャ!!!!

対警察庁用の決戦兵器として隠し持っていた特濃ドーピングタンポポ!!!!

奈々ちゃんの唾液を極限まで凝縮した感度3000倍の逸品だニャ!!

オラっ、テメーらが飲めニャ!!!」



『え、嫌ですよ。』



「誇張抜きでBBA臭いのだ。」



「つべこべ言ってんじゃねえ!!!!

オラぁ、恩師様のヤクが飲めねえのか!!!」



『も、もがーーー!!!』



「む、むごーーー!!!」



「オラッ!!!

全部飲めーーー!!!!!」



『ゴクン!』



「ゴクン!」



「さあ、これでHP・MP全回復!!

全状態異常解消!!!

全てのステータス項目にバフ(極大)が加算されたニャ!!!」



『ハアハア!!』



「ハアハア!!」



「…おう、オマエら。

チカラが欲しいニャガか?」



『いや、別に。』



「人生程ほどが一番なのだ。」



「アフォー!!!

この草食系!!!

Z世代!!!

寝そべり族!!!

オメーらみたいな向上心に乏しい屑がいるから、少子化が加速するニャガよ!!」



『…そうは言われましても。』



「オバサンが若かった時代の話をされても困るのだ。」



「アフォー!!!

奈々ちゃんはまだ若いニャ!!!

そんな事より、ドーピングタンポポが効いてきた筈だニャ!!!

特に腕力ステータスは通常時の3倍!!

さあ、早くパドルを漕げニャガ!!」



『むー、3倍?

実感が湧かないですねぇ。』



「んしょんしょ。

本当にステータスが上がったのだ?

そんなに変わった気がしないけど。」



「…コイツラの基礎スペックが低すぎて3倍したくらいじゃ、大した違いが出ないニャ。」



『失敬な。

体育のバスケで活躍した瞬間もありますぅ。』



「ふかすな突き指野郎!!

もうパドルを両方寄越せ!!

奈々ちゃんが漕ぐニャ!!!」



そう宣言すると松村はシャカシャカ腕を回し始める。



「おお!!!

凄い回転力なのだ!!」



『こ、これがドーピングタンポポの効力!!!』



「ニャーガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!」



松村の圧倒的パワーで安定を取り戻したゴムボートは力強く吉野川を下って行く。

流石は令和最悪の殺人鬼である。



「ニャーガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!」



『あ、光戦士君。

坂東さんに貰ったおにぎり食べますか?』



「食べるのだー♪

実はさっきからお腹ペコペコだったんすよ。」



「ニャーガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!」




『はい、あーん❤』



「あーんなのだ♪」



「待てやテメエら!!!!!」



『え?』



「え?」



「不思議そうな顔すんニャ!!!」



『光戦士君、美味しい?』



「のだー♪」



「テメーら、人の心がないニャガか!!!」



『?』



「?」



「こーれだからZ世代はー!!!!!」



『そりゃあ氷河期世代の松村先生から見れば私達は変に見えるかもですけど。』



「そんなに歳とってないニャガ!!!

奈々ちゃんは悪名高きゆとり世代ニャ!!!」



「オバサン♪

なら、もっとゆとりを持てなのだ♪」



「うがーーーーーーーーー!!!!! (複数の鈍い殴打音)」



『ぐえー!!』



「ぐえー!!」



この凶悪殺人鬼にガチめにボコられても死ななかったので、やはりドーピングタンポポは効果があるのだろう。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



途中、池田ダムなる巨大ダムがあったのだが、松村が圧倒的膂力でボートを背負って河原を疾走し簡単に越えてしまう。

目が完全に肉食獣のそれになっていて口を挟める雰囲気ではなかった。

怖いので誰か早く殺処分してくれないかな、と思う。



「ニャーガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!」



その後もまさしく松村無双で河を猛スピードで下った。

鈍臭い俺達が振り落とされなかったという事は、案外本当に腕力が3倍くらいになっているのかも知れない。



「ニャーガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガラーーーーッシュ!!!!!!」



まだまだ余力はあるようだったが、白み始めた空を見て松村は乱暴に上陸。

俺達を蹴飛ばして陸に上がらせた。



「おう、糞ガキ共。

忌々しい太陽が出そうだから隠れるニャガよ。」



「せ、台詞が完全に悪党のそれなのだ!」



『事実、令和で一番悪い人ですからね。』



「こらあ、もたもたすんニャ!

早く痕跡消すぞ!!」



「『へーい。』」



松村は俺達にボートの隠蔽を命じてドーピングタンポポをクチャクチャ嚙み始めた。



「『うんしょうんしょ。』」



俺達はボートを河原の茂みに押し込んで草を被せてカモフラージュする。

どうかな?

遠目にはわからないと思うが。

松村が怒らない所を見ると及第らしかった。



「2人共、ここは阿波中央橋の真下。

両岸は吉野川市なのだ!」



『案内板を見る限り、吉野川を3分の2ほど下ったようですね。』



「トイチ、偉大なる恩師様に掛ける言葉はねーのニャガか?」



『いやあ、こんなミュータントは社会の手に負えないから死刑にするしかないですねぇ。』



「それ自分に返って来るから気を付けろニャガよ。」



『え?

社会如きが私をどうこう出来る訳ないじゃないですか。』



「お?

オメーにも奈々ちゃんの教えが少しは行き渡ってきたようだニャ。

感心感心。」



『私は無敵だからいいとして、先生はこれからどうするんですか?』



「?

どうするも何も、奈々ちゃんはオメーの女だニャ。」



『え?』



「え?」



『またまた御冗談をww』



「いや、奈々ちゃんの腹の中にはトイチの子が居るし。」



『えー。』



「嫌そうな顔すんニャ!!」



『別に嫌とは言ってないですけど。』



「アフォー!!

オマエ昔から家庭の話題になるとそういう顔をするんニャ!

それ!

された方は滅茶苦茶傷付くからマジでヤメロニャ!」



『そんな顔してましたかねー。』



「オメーは大BBAにもメスガキ木下にも夜色お姉様にも、一貫して酷い態度を取り続けてるニャ!!」



『木下さんですかー。

懐かしいですねー。』



「その過去形は女をブチ切れさせるからヤメろニャ!!」



『私は普通にしてるだけなんですけどぉ。

どういう訳か女の人は私を怒るんですよ。』



「あ、うん。

ジューゼロでオメーが悪いニャ。

ちなみにオメーはパチ子にだけは甘すぎニャ。」



『理由はわからないんですけど…

瀬里奈さんは不思議な懐かしさがあるんですよ。』



「…パチンコ車内放置ェ。

きっと闇が深い理由だから敢えて掘り下げないニャ。」



そんな下らない話をしながら、俺達は盗めそうな車両を探す。

古い型式の軽トラなら何とでもなるのだが、中々見つからないな。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「リン兄ちゃん。

ここら辺ってお遍路の順路なんじゃないのだ?」



周囲を偵察していた光戦士の発見。

既に朝日は昇っている。

そして田園の遥か果てには見慣れた白装束。



「ああ、やっぱりっすね。

この辺はお遍路の7番から10番なんすよ。

十楽寺、熊谷寺、法輪寺、切幡寺。

一番近いのは第9番札所の法輪寺なのだ。」



「…目測で徒歩30分ほどの距離だニャ。」



…この女、何故それが見えるんだよ。



『ふむ。

ここからの行動は二択ですね。』



「のだ?」



「ニャガ?」



『お遍路に積極的に近づくか距離を取るか。』



「確かに。

お遍路さんにはリン兄ちゃんの味方が多いのだ。

巡礼に偽装した神聖教徒も少なくないって坂東さんも言ってたのだ!」



徳島には本州での弾圧から逃れて来た教団シンパが多いとは聞かされていた。

まさしく、今日。

坂東が信徒達を紹介してくれる手筈だったのだ。

阿波勢を率いて畿内に突入する構想すら持っていたのだが…



「いや、教団も遍路も修験道も当局に目を付けられてるニャ。

迂闊に接触を計れば捕捉されるニャガよ。」



…そうなんだよなあ。

ここ最近、修験道は目立ち過ぎたからな。

せめて久我や安久津が居れば、正確な状況判断が下せるのだが…



『行きます、お寺に。』



「接触するのだ?」



『いえ、参拝だけ。』



「オイオイ。

今更神頼みニャガか?」



『まさか、御利益や神格で私を上回るモノなんて存在しませんよ。』



「だニャ。

じゃあ、何で行くニャ?」



『軒を借ります。

女3人ですし宿坊にでも泊めて貰いましょう。』



「まあ、こんニャに札所が密集しているニャら…

宿坊もあるか。」



俺達が歩いているのはシノ原なる字。

篠原長房の居城跡に拝礼してから法輪寺に進む。

阿讃の壮丁を率いて本州を圧したその吉例に倣いたい。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『こんにちはー❤』



宿坊こそ見つからなかったが、巡礼用品屋のような商店があったので光戦士に白装束を買わせて、遍路風に身を包む。

何せ俺達は3人共目立つルックスだからな。

いつまでもニット帽では隠し切れないだろう。



『お遍路頑張り過ぎて疲れちゃったんですけどぉ❤

この辺に休憩できる場所はありませんか?』



宿泊可能な場所は教えて貰えなかったが、近所のヘンロ小屋なる屋根付きベンチに案内してくれたので、裏側の軒を借りて地面で寝た。



「なあ、トイチー。」



『何ですか?

夜までに睡眠を取っておけって言ったのは先生でしょ。』



「コイバナしようぜー。」



『貴女と違って人間には睡眠が必要なんですけどね。』



「オメーの本命だれよ?」



『本命?』



「一番好きな女だよ。」



『それって女の人の発想でしょ?

男に本命なんて概念はありませんよ。』



「あ、オマエの自我って男だったんだ。」



『だから、ずっとそう言ってるじゃないですかぁ。』



「でも、オマエ。

その場その場で性別使い分けるからニャー。

信用出来ねー。」



『今の私の魂にはエルデフリダさんが混じってますからね。

女性的な感性は流入してると思いますよ。

あの人、私の自我を乗っ取ろうとチャンスを狙ってますし。』



「あー、確かにオマエ。

昔は単なるムカつくオスガキだったのに。

今は女の嫌な面を凝縮した要素も強いしな。」



『悪いのは全部エルデフリダさんです。』



「やっぱ、あの背後霊のこと嫌いニャの?」



『異世界の頃から相当こっちが嫌われてましたから。

旦那さんが私べったりなのが許せなかったみたいですよ。』



「何?

旦那さんともヤッたの?」



『えー///

ドナルドさんとは、まだそんなのじゃないですぅ///』



「アカン、発情しとる。

コイツは人のオトコに色目使うから最悪だよニャー。

…テツ君にちょっかい出すニャよ!」



『うふふふふ❤

どうしよっかなww』



「コイツ、マジでムカつくニャー。

何?

オマエ、チ●ポとマ●コだったら、●ンポに欲情するの?」



『ちょ!

先生!

言葉を慎みなさい。

貴女みたいに下劣な人間ばかりじゃないんですよ!

なんですか、色恋の話ばかりしてはしたない。』



「はあ?

ニャーに可愛い子ぶってんだ。

パチ子から聞いたぞー。

茨城でハーレム作って中坊含めて全員孕ませたんだって?

オメーは自分をすぐ棚に上げるから性質が悪いニャガよ。」



『あっそ、妊娠してたんですね。』



「あ、物凄く冷酷な目つき。

やっぱりコイツ、根はオトコだニャ。」



『だから、私は男ですよ。

別に自分を冷酷だとは思いませんけど。』



「自覚ねーあたり救いようがないニャガねえ。」



『女なんて、男の邪魔さえしなければ何だって良くないですか?』



「うわー、弱者男性特有の男尊女卑。

じゃあさじゃあさ、オメーから見て一番マシな女って誰よ?」



『うーん。

絵麻さんですかねえ。』



「誰だよ。」



『豚に似てる人です。

私のオキニ。』



「…オメーにだけは気に入られたくねーニャ。」



俺は眠かったのだが、松村の下らない恋愛遍歴を長々と聞かされる。

コイツ、マジでウゼーな。



『要するに先生の言ってる恋愛って売春のことでしょ?』



「ちょ!!!!

ちちち違わーーーーーいッ!!!」



『えー、だってさっきから男の人に如何にカネを掛けて貰ったかの話しかしてないじゃないでうか。

それって売春だと思いますぅ。

先生っていい女ぶってるけど、単に自分が見えてない売春婦なんじゃないですかぁ↑?』



「ととととと取り消せー!!!

ばばばば、売春ちゃうわーーー!!!」



『じゃあ金品の見返りなしで続いた恋愛関係教えて下さいよ。』



「…鷹見夜色。」



『お、おう。

こういう場合、【応援してるよ♪】とでも言えばいいんですか?』



「いや、奈々ちゃんとお姉様の絆にはトイチ如きじゃ割って入れないと思う。」



『いきなり反応に困る重い話は勘弁してくれませんかね?

私、仮眠を取っておきたいのですけど。』



「いやいや、ここから恋バナの本丸だニャ!

夜色お姉様を巡って恋の火花散らそうぜ!!!」



『鷹見さんはヒルダさんに管理を任せてますんで、そこら辺は3人で調整しておいて下さい。』



「…コイツ、人の心ニャいんかな?」



聞けば、ヒルダ・松村・鷹見のグループLineは松村の指名手配で使えなくなったので、テレグラム上に移行したらしい。



『悪い人って全員テレグラム使ってますね。』



「否めないニャ。」



『じゃあ、ここの座標もヒルダ達に密告してるんですか?』



「バーカ。

スマホなんて、とっくにぶっ壊れたよ。

なあ、光戦士。

オメーのも壊れたんだよな?

海でやられたニャ?」



「アンタに悪用されないように自分で水没させたのだ。」



「へー。

ショタ便器にしちゃ気合入ってるじゃねーか。」



「今となってはアンタが一番電波に怯えてて草なのだ。」



「けっ、調子乗りニャガって。」



「ボクはリン兄ちゃんの異世界スマホだけを死守してたんすけど。

こっちも壊れちゃって雑音しか聞こえなくなったのだ。

ゴメン。」



『いえいえ、あの強行軍じゃ仕方ないですよ。

ポールさんの声を二度と聞けなくなったのは残念ですけど。

お互いの世界で幸福に生きることを願いましょう。』



光戦士と2人で耳を澄ませてみるが、もう雑音しか聞こえない。

完全に破損してしまったようだ。

まあいい。

もしも平原が死刑になったら、その遺品として隼人の墓前に供えてやろう。




  「ニック・ストラウド!!

  キミ達の行動は大逆罪に該当する!!

  摂政の温情を踏み躙りやがって、裏切者が!」



  「ち、違うんだ。

  ノーラ、聞いてくれ。」



  「(鈍器で激しく殴打する気配)

  黙れ逆賊!!!

  馴れ馴れしい口を利くんじゃない!!」



  「ぐわあああああ!!!!!」



  『…ノ、ノーラ。

  いえ、ウェイン総監。

  ご、誤解なんです。』



  「なあ、ポールソン。

  誰が勝手に口を開いていいと言った?」



  『…。』



  「大魔王様の所在確認は政権の最優先事項!!

  知り得た情報を隠蔽した罪は重いッ!!」



  『ま、待って下さい。』



  「(ドゴオオオオオオオオッ)」



  『ぐはあああああ!!!!』



  「…楽に死ねると思うなよポールソン。」



やはり駄目だな。

波が寄せるような雑音しか聞こえない。



「ゴメン、やっぱり完全に壊れちゃったのだ。」



『光戦士くんの所為じゃないですよ。

ずっと守ってくれたことに感謝してますし。

キミは私の小さな騎士様ですぅ。』



「…リン兄ちゃん///」



『…光戦士くん///』



「ちょっと待てニャガーーーーッ!!!」



「え?」



『え?』



「不思議そうな顔すんニャ!!!

オメーらいきなりキスシーンに移行しようとすなーーー!!」



「?(キョトン)」



『?(キョトン)』



「そのキョトン顔、心底ムカつくからやめーニャ!!!

チ●ポが2本!!  マ●コが1穴!!!

ちゃんと摂理に従えニャガよ!!!」



俺達が茶番を繰り広げていると、通りがかりの巡礼が蜜柑をくれた。



「ムシャムシャなのだ♪」



『ムシャムシャですぅ♪』



「よし!!

オメーら!!!

特濃ドーピングタンポポのレシピを伝授してやる!!!」



「え?

キショ。

要らないのだ。」



『え?

キモいですぅ。

興味ないですぅ。』



「松村流の究極奥義、しっかり目に焼き付けておけニャ。」



「『ムシャムシャ。』」



「一子相伝ッ!!

松村流大麻術究極奥義ッ!!」



「『パクパク。』」



「一秒の16分の1の速度ッ!!

即ち、刹那の超振動でタンポポを刻むぅ!!

ニャーガニャガニャガニャガッ!!」



『光戦士君、口が汚れてますよーw』



「兄ちゃんだってww」



「そして寺から盗んだ純米酒・阿波十割と口内撹拌ッ!!

犬歯で舌を切って、術者の血を混ぜるのがキモッ!!!

そしてェ!!!

口内温度を55度まで上昇させてチート菌の急速発酵を促すぅ!!」



『あははー、動いちゃ駄目ですよーw』



「くすぐったいのだーw」



「そして蜜柑半個を皮ごと噛み砕いてグチュグチュグチュ!!

これぞ松村流における秘中の秘ッ!!!

んんんーーーーーーペッ!!!」



『あははは、やだーもーw』



「えへへへ、お返しなのだーww」



「ここから魂を込めろニャ!!

ニャーーーーガニャガクチャクチャッ!!

ニャーーーーガニャガクチャクチャッ!!

そして通常のドーピングタンポポ88%の比率で調合し、手動遠心分離グルグルパンチ!!



『「あははははww」』



「ほおお!!!

アチョー!!!

松村流は中国拳法・形意拳の動きを取り入れたッ!!!

フーッ!!!

アチョー!!!  

ファチョー!!!  

フーアッチョーッ!!」



『それでねそれでねw』



「えー、高校の授業でそんなことするのだーw?」



「この拳に命を懸けろニャ!!!

うおおおおおおお!!!

ニャーガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガニャガニャガニャガ!!!!

ニャガラーーーーッシュ!!!!!!


練れば練るほどぉ…

パーパッパパー♪ (口頭BGM)


これがッ!!

人類の叡智の集大成ッ!!

新たなる摂理の創造神!!

特濃ドーピングタンポポだニャーーッ!!


ハアハア!!

オスガキ共、究極奥義しかと授けたニャ!

目に焼き付けておけ!!」



『はーい、ちゃんと見てましたー。 

(ネイルの剥がれを気にしながら)』



「はーい、ちゃんと見てたのだー。 

(ツインテールの乱れを直しながら)」



「ハアハア!!

HPの9割とMPを全て消費したから少し寝るニャ。」



松村は一通り騒ぐとイビキを立てて眠り込んでしまった。

まったく騒がしい女である。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「あ、兄ちゃん。

そろそろ17時。」



『もうそんな時間ですか。

何の進展もない日でした。』



何の変化もない一日だった。

まあ、老婆曰く四国の外は大変だったらしいがな。

今朝、香港証券取引所の無期限閉鎖が決定したとのこと。

…なーんか、戦果が地味なんだよなー。

俺はちゃんと正義を執行出来ているのだろうか?



「でも、お婆さんに蜜柑を貰えたのだw」



『あははは、確かにw』



《本日の配当は御座いません。》



よし、寒河江班に完全に俺の作戦意図が伝わっている。

ちゃんと預かり分を処分してくれたようだな。



『光戦士君。

たまには何も増えないのも乙なものですねえ。』



「ちっちっちー。

兄ちゃんの富はちゃんと増えたっすよ。」



光戦士は蜜柑を空中に高々と掲げた。

ずっと側に居ただけあって、光戦士は俺の構想をちゃんと理解してくれているようだ。



増えた蜜柑はあまりに見事だったので、松村が寝ている間に半分こして食べてしまう。

特濃ドーピングタンポポも激増していたが、臭い上に無粋なので見なかったことにする。


辺りが静まりかえった頃に松村が起きたので、3人でボートを隠した河原までのんびり歩いた。

【名前】


遠市・コリンズ・エルデフリダ・リン子・厘



【役職】


大魔王

松村流大麻術正統伝承者



【ステータス】  


※全基礎パラメーターに1.75倍のバフが掛かっているが、元数値が低すぎて効果を体感出来ず。


《LV》  31

《HP》  全快

《MP》  全快

《力》   最弱 (1.75倍)

《速度》  鈍臭ギリ健アスペ低運動性IQ野郎

《器用》  エンスト (1.75倍)

《魔力》  微弱   (1.75倍)

《知性》  ド低能  (1.75倍)

《精神》  病    (1.75倍)

《幸運》  金運宇宙最強/女難の相  (1.75倍)


《経験》 204億3203万2285


本日取得  0

本日利息 48億3506万1075

次のレベルまでの必要経験値10億4280万4185


※レベル32到達まで必要合計ポイント214億7483万6470




【スキル】


「複利」 


※日利31%

下4桁切り上げ 




【所持金】


所持金0万円




4億0921万BTC  (下4桁切り上げ)

  ↓ 

5億3607万BTC



1億7519万(下4桁切り上げ) 

 ↓

2億2950万XRP



1億7519万SOL (下4桁切り上げ)

 ↓

2億2950万SOL




【所持品】


蜜柑2個

特濃ドーピングタンポポ1㌔





【残り寿命】


4億4596万8500日 (下4桁切り上げ)

  ↓

5億8422万8500日




【約束/エルデフリダ】


 コレット・コリンズ  「ヒルダ討伐を邪魔しない。」

 ヒルダ・コリンズ   「コレット討伐を邪魔しない」

× ハロルド・キーン   「義絶届にサインしておくように。」

× ドナルド・キーン   「離婚届にサインしておくように。」

 クレア・V・ドライン  「所領監査に応じる」

 金本光戦士      「王朝存続の暁にはヒルダを連れて異世界に帰還すること」

 ウラジミール7世    「全時空永遠帝国の建国を託す!!」

 レニー・A      「四天王権限でエミリー共々減刑申請する。」


〇ポール・ポールソン   「君のことはボクがずっと守ってあげりゅ!」




【約束/リン子】


 上甲小夜       「離島支援の為の補正予算を獲得する。」

 松村奈々       「大麻解禁法案への不干渉。」

 萩森一誠       「明日のナージャの続編制作に出資する。」

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