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【降臨102日目】 所持金68億2524万0283円 「おれは しょうきに もどった。」

「ボクの名前は光戦士ずんだもん

世界の危機と戦う光の戦士なのだ。


はい、わー国の証券市場か遂に再開した訳ですが。

淡い期待は脆くも裏切られ、あの日交わした約束は砕けて散ったのだ。

前場開始2分、日経平均が5000円台に突入してしまったのだ!!

それを受けて上場企業109社が決算予測を無期限延期…

岸田の奴が断固たる注視とか言いやがったからマーケット冷え冷え!


ヤバい、ヤバい、ヤバいのだ!!

何がヤバいって、これでも各国の中では日本が一番マシなこと。

世界オワタなのだ、ぴえん。


機関投資家が一斉に有事の円買い開始、円高が止まらないのだ。

この場を借りて枝豆から皆に呼び掛けさせて欲しいのだ。

今、このタイミングでFXは絶対やっちゃ駄目なのだーーーーッ!!!!」



  「ゴメン、ズン。

  オバチャン、FXで刈られちゃった。(涙)

  ター(泣) ター(泣)」



七感セブオバチャン!!!

FXはもうやらないって旦那さんと約束したでしょ!!」



  「あ、金本弟。

  ちょっとカネ貸してくれない?

  えへへ♪

  あれが最後の偽名FX口座なんだニャ。

  ほんの5000ペソだけでいいニャ。 (涙)」



「…猫先生、アナタ全国指名手配されてる癖に、よくそんな余裕ありますねすね。」



  「ねえ、ショタ君♪

  お姉さんを買ってくれない?

  明ちゃんピチピチの18歳だよ~ん♪

  ホ別2万でいいよ?

  やっぱりポン円は怖いよねぇww (涙)」



「怖いのは仲間内で売春始めるオメーなのだ。」



  「お?

  皆さん盛り上がってるッスねー?

  《えふえっくす》ってのが流行ってるんスか?

  アタシにも一枚噛ませて下さいよーww」



  「何々? 博打の話?

  アネモネちゃんギャンブルだーーーいちゅき♪

  えふえっくすってダークエルフでも出来るの?」



「あ、いや

これは地球人の経済活動ですんで、異世界の方はお控え下さいなのだ。」



  「えーーーーーーーー!!!

  枝豆クン厳しいwww

  じゃあ、代わりにお姉さんといい事しよっか?」



  「気を付けなよーー。

  レニー姐さんは可愛い男の子を見るとねぇ。

  悪い事ばっかりするからww」



  「おいーーーww

  言うなよぉwww」



  「ウェヒヒヒヒwww」



「えっと…

今ちょっとボクらの世界が滅びかけてるんで、対策に専念させて貰っていいっすかね?」



  「ちぇ、つまんねーの。

  大麻でも吸おうぜーー。」



  「折角地球に遊びに来てやったのに

  勝手に滅びないで欲しいですよね。」



  「それな。

  アタシらが帰ってから

  幾らでも滅亡しろよって感じww」



  「「ギャハハハハハwwwww」」



「…くっそ、異世界人共め。

好き放題言いやがって草も生えないのだ。

こっちは経済破綻を切っ掛けに各地で戦争が始まったというのに…

アゼルバイジャンVSアルメニア。

インドVSパキスタン。

スーダンVS南スーダン。

長年敵対していた国同士とは言え、今回の異常性はこの3つの戦争が同日に勃発したことなのだ…


この原因は絶対にリン兄ちゃん…

なーーーにが、人類の救済なのだ。

アイツの所為で地球人類が塗炭の苦しみを味わってるのだ!!」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「おい、偽トイチ。」



『何ですの先生。』



「ウンコ。」



『は!?』



「いや、今からウンコするからケツ拭けニャ。」



『ば、馬鹿にしないで下さる!!

どうしてこの高貴なるワタクシが獣人風情の!』



「そんな事言われても、奈々ちゃんはトイチに尻拭きさせないと気が狂いそうニャ。」



『これ以上、狂う余地が残ってるとは思えませんけど。』



「ん?

奈々ちゃんセルフ精神鑑定オールグリーンだニャ。」



『今度はちゃんとした病院に行きましょうね。』



「なあ、偽トイチぃ。

ウンコどうすればいいニャ?」



『さあ、永遠の謎ですわね。』



「ニャ~。

ウンコ係がいないと死んじゃうニャ。」



『あのねえ、先生。

貴女の世界、大変みたいじゃない。

あのキャスター、第三次世界大戦というのが始まると仰ってますわよ?

どうなさるの?』



「え?

いや、そんなことより自分のウンコの方が大切ニャ。」



『このアメリカ合衆国というのは確か同盟国なんでしょ?

大きな軍艦が沈んだそうですけど大丈夫なのかしら?

それにバンカメ?

金融機関が潰れるのでしょう?』



「ふーん。

それを考えるのはオスの仕事ニャ。

そんなことより、ウンコー。」



『1人で行きなさいよ!

貴女って本当に汚い女ね!』



「ぴえん、ウンコもおちおち出来ねーのか。

世も末だニャ。 (トテトテトテ)」



『…やれやれ、大魔王の幕僚団も質が落ちたものね。

最下層のゴミしかいないじゃない。』



  「リン子さーん、呼びましたか?」



『あーらフウカさん。

1ミリも呼んでいないから、あっちへ行っていてね。

貴女は大切なお友達だから半径200キロ以内には近寄らないで欲しいわ。』



  「えへへー、友達ぃ♥

  リン子さん、好きです♥」



『えっと、失せろと言ったのが聞こえませんでしたの?』



  「一生リン子さんのお側に居たいです。」



『えー、一生粘着されますの?

2秒くらいで満足して下さらない?』



  「えっとぉ♥

  今、セックスしてあげてもいいですよ (照れ)」



『生憎、ワタクシ夫がおりますの!

って、勝手に抱き着かないで!

心底気色悪い女ね!

ここが本国ならアナタ縛り首よ!』



  「だってぇ。

  リン子さんを見てるとドキドキするんだもん♥」



『こ、コラ!

気持ち悪い!

誰か! 誰か助けて!』



「あーッ!

早口眼鏡!

なーに勝手に盛ってるんニャー!

偽トイチのチ◎ポは奈々ちゃんが使う予定ニャんだぞ!」



  「ま、松村容疑者!

  ぐわー!!

  ま、負けるものかー!!」



「トイチ△ポは奈々ちゃんの物ニャ!!

早口眼鏡の分際で勝手に触るニャ!! (ドガッ)」



  「ぐはああ!!!!」



「ふー、油断も隙もないニャ。

おーうトイチ、ちょっくらチ●ポ出せニャ。」



『え?

嫌ですけど。

と言うか貴女随分早かったけど、手は洗ったの?』



「え?

…あ、洗ったニャ。」



『その間は何!』



「ゴチャゴチャ言わずにチ●ポ出せニャ。

減るモンじゃあるまいしツベコベ言うニャよ。」



『触らないで汚らわしい!!

ワタクシには夫が居るの!!』



「えーーーww?

それって絶対にフリだニャwww

本当は抱かれたいんだろぉww?

日本の主婦は托卵FXホスクラ通いが必須科目ニャ♪」



『ワタクシは誇り高き帝室の女よ!!

アナタ達みたいな未開部族と一緒にしないで!!』



「へっへっへww

やっべww

逆に興奮して来たニャww

トイチ●ポww トイ◎ンポww Toyチ◎ポwww

おらあ、観念して脱げニャwww」



『キャーッ!!!!

ポール助けてええええ!!!!』



「ニャッハッハwww

旦那の名前はポールって言うのかwww

じゃあ今度、そのポール君にオマエのハメ撮り動画をプレゼントしてやるニャwwww

ギャハハハww ギャヒーーーww ギャヒーーーww」



『え?

夫の名前はドナルドだけど? (キョトン)』



「え?」



『え?』



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『石賀ぁー! 石賀ぁー!

居たら返事なさーい。』



「あいにく今日も偵察任務中なのだ。」



『あらぁ、光戦士君。

ワタクシ、お腹がすいたのだけど。』



「?

朝、そこにレーションを置いておいたのだ。」



『?

いえ、見掛けませんでしたけど。』



  「ムシャムシャ。

  おう2人共、酒が切れてるみたいニャぞ。」



  「ムシャムシャバリバリーw」


  

  「グビグビ、っプはぁー。

  福利厚生怠るニャよー。」



  「ジャンジャングビグビーw

  ヒック♪ (ドアバタン)」



「…ボクの食料を分けてあげるのだ。」



『ありがと。

先に害猫を駆除するべきだと思うのだけれど。』



「そこは同感っすね。」



『ねぇ、看守君。』



「牢獄なんてどこにも無いのだ。」



『あーら、女は人生全てが牢獄よ。』



「その言葉が真実ならばお気の毒っすね。

でも、アンタの居るのは単なるシェルターなのだ。」



『クスクス♪

昔、同じことを言った人が居たわ♪』



「…。」



『もう一度お願いするわ。

ワタクシの味方になって下さらない?』



「何度でも答えてやるのだ。

ボクはリン兄ちゃんの味方なのだ。」



『そのリン兄ちゃんが地球を滅ぼすわよ?』



「…。」



『リン・コリンズからどこまで聞いているかは分からないけど。

ワタクシの住んでた自由都市同盟という国は滅んだから。』



「お金を皆に配ったとは言っていたのだ。」



『物には限度があるでしょう?』



「…。」



『現在、かつて自由都市同盟があった土地は大魔王の息子・ダンの領地となっているわ。

実質的には政府の直轄地ね。

ああ、大魔王を呼び出した王国という国があるのだけど、その国も滅びたわ。

大魔王が反対勢力に未曾有の資金援助を行ったからね。

その資金援助を受けて王国に奇跡の逆転勝利を遂げたのが亜人の住む最貧国家・魔界。

リン・コリンズに大魔王の称号を贈った連中ね。

その魔界も今ではコリンズ家が統治しているわ。

ああ、言い忘れたけど自由都市と王国の間にある連邦・首長国も滅びたわ。

連邦は兎も角、首長国は国際社会でのメインプレイヤーだったのだけれどね?

王族の大半が殺されて吸収されたの。

おまけにワタクシ達の世界で1番の資本家も大魔王に配下を全員引き抜かれて死んだわ。

彼が所有していた南洋諸島という広大な土地は、今ではコリンズ家のものよ。

どう?

大魔王って酷い奴でしょ?

おまけに自分の妻子を捨てたのよ。』



「へー。

ちなみにアンタが自慢してた正義国家(笑)の帝国とやらはどうなったのだ?」



『…。』



「どうなったのだ?」



『…ワタクシの息子が帝位に就いたわ。』



「あっそ、自分に都合の悪い点だけはちゃんと伏せるんすね。

アンタは酷い奴なのだ。」



『話の本筋から逸れるから言わなかっただけよ。

でも、それでも光戦士君がワタクシに味方した方が地球政治は確実に丸く収まるわ。』



「…アンタが地球を救ってくれるのだ?

誰かの為に動く人間には到底見えないっすけどね。」



『勿論ワタクシはこんな劣等種の巣食う土地に興味はないわ。

でもヒルダ・コリンズに大魔王を引き渡すことで、結果として地球を救済出来る。


ねぇ、冷静に考えてみて?

大魔王は無能な働き者。

ワタクシは政治ごっこに興味がない。

どちらの指示通りに動く方が被害が少なくて済むと思う?』



「…マシなのはアンタなのだ。」



『冷静な判断に敬意を表するわ。


…あのね、確かに権力の世襲を嫌う者は多いわ。

ワタクシの育ったソドムタウンでもそうだったから。

でも、それって世襲を嫌っている訳ではなくて、自分が王でない現状を憎悪しているだけなのよ。

夫や大魔王にどこまで自覚があったかは知らないけど。

女と違って男は革命か簒奪以外でそのフラストレーションを解消する手段がないからね。』



「アンタは自分の旦那さんをそんな目で見てたのだ?」



『貴族からは平民の頭の中が嫌でも見えてしまうの。

教壇に立てば生徒の思考が読めるし、将校になれば兵卒の行動パターンが把握出来る。

とても一方的にね。

別に夫や大魔王を貶めている訳ではないの。

視野は立場に比例する。

ただそれだけの話よ。』



「残念ながら悪徳プチプルの息子にはアンタの言い分が理解出来てしまうのだ。

少なくともパートさんの懐事情はお子様のボクでも知ってるっすね。」



『ありがとう、冷静にこういう話を出来る人は貴重だから助かるわ。

ちなみに、今この話を聞いている大魔王は露骨に不機嫌になってるけどね。』



「リン兄ちゃんの生まれ育ちに対して皆が気を遣ってるのは事実なのだ。」



『話を戻すわね?

大魔王が持つ【必要と認識した物を無限増殖させる能力】。

今はその操縦権を誰に与えるかというシンプルな話をしているのよね?

それを踏まえた上で地球での操縦者にはヒルダ・コリンズを推薦する。』



「そのヒルダさんを嫌がって兄ちゃんは日本中を逃げ回っているのだ。」



『違うわね。

大魔王は未来の固定化に反発しているだけ。

もし彼が我が子への世襲を認めれば、コリンズ王朝の支配が盤石化してしまうから。

大魔王にとっては不快なのでしょうね。

彼は固定化された社会階層の被害者なのだから。

彼の思考には常に構造的な単純労働者として酷使されていた父親・(ブン)氏が浮かんでいるわ。

ヒルダ・コリンズは不世出の天才よ。

大魔王の身柄さえ抑えれば、我が子の天下が脅かされない王朝システムを構築してしまうでしょうね。

少なくも、彼女の薫陶を受けたコレット・コリンズは魔王ダンの血統が貴種側として君臨し続ける為の工夫を何重にも張り巡らせている。』



「聞いてるだけで息苦しい社会っすね。

ボクがリン兄ちゃんでもきっと逃げるのだ。」



『でも社会は安定化するわ。

少なくも本国では極めてコスパの良い一君万民制が機能しつつある。

盤石な王権は結局人民を潤すのよ。

ヒルダが大魔王の操縦権を獲得すれば地球には平和と減税の恩恵がもたらされる。

逆に大魔王の望みは全人類の完全な平等化。

聞こえは良いけど本質は永久闘争よ。

今、地球各地で勃発している諸戦争なんて比ではない万人の万人に対する闘争が始まるの。

そんなの困るでしょ?

ワタクシは慈愛の精神でそれを防ぎたいだけなの。

地球人にとってもワタクシの提案は有益よ。』



「…結局、色々言ってもアンタらが王権を確保したいだけなのだ。」



『否定はしないわ。

それが女の仕事だもの。

ワタクシ達はただ職務に忠実なだけ。』



「アンタはリン兄ちゃんをそんなに信用出来ないのだ?」



『男はね、所帯を持って初めて社会化するの。

領地の裏付けのある軍隊は騎士団だけど、それがなければ単なる野盗に過ぎないでしょ?

個人でも理屈は一緒。

所帯を持たない男は領地を持たない軍隊と同然。

社会にとっての不安要素でしかないわ。

だからワタクシはポールにも大魔王にも《野盗を脱しろ》とクドい程に警告した。

あの人達、全然聞く耳持たなかったけれど。


男の器量って軍隊規模みたいなものよ。

ワタクシもあの人達が無能なら、ここまで口煩く言わないわ。

でも、彼ら異能は存在そのものが途方も無い大軍なの。

ああいう飛び抜けた異能が領地も持たずに流浪しているのは社会にとって最大の滅亡要因なの。

到底許されないことではないから、器量相応の所領(所帯)を持ちなさいと言っているの。


悪いことは言わないわ。

大魔王はヒルダ・コリンズという広大な領地に束縛されるべき。』



「なるほど、リン兄ちゃんという強力な野盗に領地を与えるという発想には賛同出来るのだ。」



『うふふ、お利口さんで助かるわ。

ワタクシ最初から思っていたの!

光戦士君は他とは違う特別な存在だってね。』



「でもリン兄ちゃんほどの野盗を縛り付けるなら1つの領地じゃ足りないっすね。」



『はぁ!?』



「別にヒルダさんが子育てしたいなら反対しないっすよ。

でも、女ならここに居るだけでも猫先生やキチガイパチンカスや早口眼鏡が居るじゃないっすか。

なんなら七感(セブオバチャンを含めてもいいし、外には夜色姉ちゃんも居るのだ。」



『…あのねぇ。

女なら何だっていいという訳ではないでしょう。

能力とか見識とか格式とか実績とか、何より社会的地位のある男性の妻には一定の美貌が必要よ。』



「えっと、男に言わせれば女なんて何だっていいっすよ?

わー国には穴さえあれば何でもいいって慣用句があるんすけど…」



『正気の沙汰ではないわね。

ねぇ、坊や。

つまり決裂ということ?』



「最初からテメーなんかに味方してやるつもりはないのだ。

とっととリン兄ちゃんの身体を返せ、この偽物BBA。」



『やれやれ、もう少し賢い子だと思っていたのに残念だわ。』



「賢いボクは知ってます。

女の人の言う男の賢さなんて、自分に阿るか否かだけが基準なのだ。」



『ねぇ光戦士君。

アナタは何か勘違いしているようだけど、ヒルダ・コリンズへの窓口は他にもあるのよ。

折角アナタにチャンスを与えてあげたのに残念だわ。』



「そいつは残念っすね。」



『松村先生、お話したいことがあるから来て頂戴!』



  「今、毛繕い中で忙しいニャー。」



『1億ウェンあげるわよ〜。』



  「(ヒュン、シュタッ!)

  えへへ、偽トイチさん♪

  今日もいい天気っすね♥

  絶好の恩師日和ですニャ♪」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


【所持金】


57億1190万0283円

  ↓

56億1190万0283円


※工作費として松村奈々に1億円支払い。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『アナタ、ヒルダと連絡を取ってると言ってたわよね。

今すぐ話がしたいの、繋いで。』



「…ふーん。

えー、どうしよっかニャ〜 (ニヤニヤ)

最近、電話代が高騰しているニャガよ♪

魚心あれば水心ありってね♪」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


【所持金】


56億1190万0283円

  ↓

55億1190万0283円


※工作費として松村奈々に更に1億円支払い。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『追加よ。 (パサ)』



「えへへ、毎度ありニャ♪

今、LINE通話するニャ。


  あ、もしもしヒルダ?

  本物のトイチの捕獲に成功したニャ。

  通話させて欲しければ1億…

  え、マジ!?

  払ってくれるの?

  いやあ、言ってみるものニャガねぇ(笑)

  やっぱり両手決済は禁止するべきニャよ(笑)

  じゃあ、早速本物のトイチに変わるニャ。

  カネは例の口座に振り込んどけニャ♪

  ほら、前に一回振り込ませたニャロ?

  テツ君名義のパタヤのオンショア口座♪

  ほら、本物トイチだニャ。

  奈々ちゃんに感謝しろよー♪


ほい、お待たせニャ♪」



  「リンッ!

  やっと貴方に!」



『ゴメン。

ワタクシなの。』



  「…。」



『河は東西。』



  「…嘘、エルなの?」



『河は東西。』



  「…王は南北。」



『期待させてゴメン。

今、意識だけ大魔王の中に居るの。

ボディの操縦権はワタクシ!

順を追って話すわね。』



  「待って!

  一般回線は困る!

  空いてる部隊を向かわせるわ、場所だけ教えて!」



『キタキュウシュウシ! オニギリヤマ!

大魔王の取り巻きはワタクシに非協力的!』



  「了解、早速身柄をおさえるわ。」



『パターン7の連邦式でお願い!』



  「了解!」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『うふふふふ。

驚いた、光戦士君?

ゴメンねー(笑)

もしかしてしてお姉さんを出し抜けるつもりだったw ?

あはははは、可っ愛いwww!!

でも無ぅ〜駄(笑)♪

手段を選ばなければ勝つ方法なんて幾らでもあるのよー?

こっちは仏心で手加減してあげてたのだけどねー♪

ヒルダって乱暴者だから、アナタ達拷問されて殺されるかも♥

あはははは、可哀想ッwwwww!!

負けて絶望する男の子ってどうしてこんなに可愛いのかしら♥

あーはっはっはっは!』



「ふーん、そっすか。」



『あらぁ、精一杯の強がり?

うふふふふ、男の子が必死で虚勢を張る時の表情。

最高にセクシーだわ、お姉さんゾクゾクしちゃう♪』



「早口眼鏡さーん、猫先生ぇ。

18歳さーん、パチ子さーん。

リン兄ちゃんが、ハーレムセックスをしてみたいそうなのだー!」



『えっ!?

ちょっ!』



「リン子さん!

ようやく自分の気持ちに素直になってくれたんですね!

いやあ、カフェ会で会った時から…

こういう運命だったのかなと。

ずっと思ってたんです♥

種死じゃない方のディスティニーをビリビリ感じますよ!

安心して下さい!

さっきガルちゃんで床作法を習得しました!

こう見えてねー、脳内シミュレーションは万全なんです!

怖くない、怖くないですよー、ウェヒヒ♪

(所要時間9秒)」



『キャッ!!』



「ニャガーッシュ!!

ニャガラーッシュ!!

偽トイチぃ!!

オメー、話が分かるじゃねぇか!

そうだよなぁ、人生楽しんだ者勝ちだよニャー!

任せろ! 奈々ちゃんが大人の社会科教育を仕込んでやるからニャ!

よし、これはヘロインと言ってな?

安全かつ合法の健康サプリだ!

大丈夫大丈夫、スーパーで売ってるなんちゃって漢方薬みたいなモンだニャ♪

はい、鼻呼吸ー♪

安心しろ、最初はタダでいいからな?

気にすんニャ気にすんニャ♪

奈々ちゃんと偽トイチの仲だニャ♥

オマエがハマってもお友達料金で譲ってやるニャ♥」



『嫌ッ!!』



「ふふふー、やっとお呼びが掛かりましたね♪

明ちゃん17歳改め18歳が満を持して登場ですッ!

あ、《マンをGシテ》というのは下ネタではないので安心して下さい!

猊下ぁ。

実はねー、私ずっと考えてたんです。

人生ってなんなんだろうって。

貧乏山伏共から搾取する生活はもう飽き飽きですからね。

猊下みたいなギガ有名人を引っ掛けるこの日を!

待っていたのですよ。

クックック、こんな事もあろうかとッ! (クワッ)

じゃーん、上着の下には意外ッ!?

それはセーラー服!!

驚きました?

いやぁ、さっき鏡をみたのですけど…

ワンチャン、JKとして補導されちゃたりしません?

キャハッ♪

ご安心下さい猊下!

不肖、安久津明18歳!

既に3人産んでおります!

しかも!

全て歴代旦那の子供ではなく本命の子!

誠に遺憾ながら裁判では惜敗ッ不当判決の被害を被ってしまいましたが!

世には敗北からのみ学べる真理が御座いますっ!

必ずや猊下に非托卵セックスをご提供致しましょう!

ところで、猊下と一緒に写ってる寺之庄クンってイケメンですよね、是非紹介して下さい、オナシャス!!」



『キショッ!!』



「ジャンジャンバリバリーーッ!!

イフクハビリビリー!!!

マワッテオリマスマワッテオリマス!!

ホンジツモゼンダイセッテイロクデマワッテオリマス!!

オイモワカキモオトコモオンナモ、パチンコパチンコ、アサカラバンマデジャンジャンバリバリイタシマショウ!!

ヨルノデダマモジャンジヤンバリバリオダシクダサイオダシクダサイ!!

トウテンノシキュウハマイニチセッテイロク!!

アマクギアママン、シキュウハイツデモカクヘンジョウタイ!!

ジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリ!!

ヨロコビイサンデオダシクダサイ!!

マワッテマスマワッテマス、イツモヨリオオメニマワッテオリマス!!

ミギウチトメウチダイカンゲイ!

ホンジツモホンジツモ!!

ハナビラダイカイテンシテオリマス!!

ジャンジャンバリバリジャンジャンバリバリ!

チンチンバキバキチンチンバキバキ!!

ココロユクマデオタノシミクダサイッ!!!」



『コイツだけは絶対にイヤーーーッ!!』



「みなさーん、リン兄ちゃんは口で嫌がってる素振りを見せてるだけなのだ♪

そういうプレイだと思って積極リードしてやって欲しいのだ♪」



「「「「はーい♪」」」」



『イヤぁッ!!

やめッ!! 助けてポール!!

ギィィィャヤアアアアアアッ!!』



「…手段を選ばなければ勝つ方法なんて幾らでもあるんすよ。

こっちは仏心で手加減してあげてたんすけどね。

負けて被害者顔してるオバサンってどうしてこんなに醜いんすかね。

草も生えないのだ。』



『…が、が、が!!

生理的にキモすぎて、ダメージフィードバックが止まらない!

このままではワタクシの高貴な本体にまで悪影響が及んでしまいますわ!!』



「兄ちゃんの身体を返せ!

このキショBBA!!」



『ぐうううっ!!

マズいっ!!

ボディの制御がアアアアアッ!!

しまった! 大魔王っ!?

ガアアアアアアアア!!!!

(ドタン)』



「フン、テメーの性格なら少しの不快感を与えてやれば逃げると思ってたのだ。

案の定、ボクの読みが当たったんすよ。


…悪は滅びたのだ。」



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「勝ったのだ!!」



  「た、大変です!

  リン子さんが気絶しました!

  私が魅力的過ぎたみたいですね!」



  「よし!

  この隙にカネを盗むニャ!」



  「ジャンジャンバリバリー!!」



  「コイツら本当に屑ね。

  明ちゃんの取り分は1割でいいわよ。」



『…う、う。』



「リン兄ちゃん!

…なの?」



『あ、あ、あ。

長い夢を見ていた…』



「…。」



『苦しかったけど…

ずっと光戦士君の声が聞こえてたから、何とか戻って来れた。』



「う、グス。

リン兄ちゃん! (ガシッ)」



『光戦士君! (ガシッ)』



「兄ちゃん…

やっと逢えた。

ボク、リンずっと兄ちゃんに逢いたかった!!」



『…ハアハア。

(グラグラガクン!!)』



「リン兄ちゃん大丈夫!?」



『…。』



「リン兄ちゃん!!!」



『…。






















だいじょうぶだ。





























おれは しょうきに もどった。』

【名前】


??



【ステータス】


《LV》

《HP》

《MP》

《力》

《速度》 

《器用》

《魔力》

《知性》

《精神》

《幸運》


《経験》 25億4418万9920


本日取得  0

本日利息 5億5654万1545

次のレベルまでの必要経験値1億4016万4630


※レベル29到達まで合計ポイント必要26億8435万4550




【スキル】


「複利」 


※日利28%

下4桁切り上げ 




【所持金】


55億1190万0283円

  ↓

70億5524万0283円

  ↓

69億5524万0283円

  ↓

68億2524万0283円



※配当15億4334万円を取得

※苫小牧市に義援金として1億円を匿名寄付

※臣下に日当として計1億3000万円を支給




5094万BTC  (下4桁切り上げ)

  ↓

6521万BTC



2171万XRP (下4桁切り上げ)

 ↓

2780万XRP



2171万SOL (下4桁切り上げ)

 ↓

2780万SOL



☆保有大麻68キロ→88キロ (20キロ増)




【残り寿命】


3606万8500日 (下4桁切り上げ)

  ↓

4616万8500日




【所持品】


??



【約束】


??

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― 新着の感想 ―
侵食こわいねぇ うまくリブートできるかな〜
最後の一言… なろう史上最高に信頼を置けないw 続き楽しみです!
ヒロイン?消滅
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