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【顛末記10】 皇帝

帝国。


人類史上、最も攻撃的な邪悪国家。

建国以来、彼らは全世界に対し侵略戦争を仕掛け続け、その版図を王国に匹敵するまで広げた。


隣国に住む俺にとっては脅威以外の何者でもなかったし、その軍事的圧迫を心から憎んだ事もある。

もっとも俺は母と妻が帝国人なので、周囲からは侵略の尖兵と思われていたかも知れない。

現に、まだ自由都市同盟が存在した頃は親帝国派のレッテルを貼られていた。


そういう経歴のせいなのか、帝国領内を進む俺は概ね現地民から好意的な応対を受けている。

テオドラ・ヴォルコヴァに面会を拒絶された以外はどの諸侯も(表向きは)歓迎してくれた。


それだけに異種族兵を率いている事が心苦しい。

帝国は伝統的に民族・種族差別が激しい国なのだから。

砂漠民族、ゴブリン、ダークエルフ。

どれも見事に帝国人が嫌う異物である。

いや、つい最近までモンスターに区分されていた存在なのだ。


その上、俺達は彼らが見慣れない駱駝に乗っているのだから、与えているストレスが多大なものである事は想像に難くない。

地元民の心理的負担を和らげる為にもう少し人数を絞りたかったのだが、最低でも1個小隊で動くことを義務付けられているので仕方ない。

なので永劫砂漠使節団は総勢100名で駱走を続けている。

そんな立場であるからこそ、眼下に見える帝都の壮麗さが俺達を拒絶している様にさえ見えた。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



俺にとっても予想外だったのだが、今まではぐらかされていた外人部隊の編成許可が最近になって正式に降りた事である。

砂漠民族のリャチリャチ族、遊牧ゴブリン、ダークエルフという、これまで人間にカウントされていなかった連中だけで軍を編成しても構わないという裁可。

何らかの伝達ミスの可能性があるので、2度確認の書面を送った程である。



「それはつまり、我々にも市民権が与えられるという意味でしょうか?」



半信半疑という表情でゴブリン長老が尋ねる。

確かに歴史的経緯を鑑みれば鵜呑みには出来ないよな。

俺は現時点で判明している政府決定を羅列する。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



・兵士としての勤務資格が付与される。


軍務に従事する場合、ゴブリン種のみで部隊運営をさせるものの補助兵ではなく正規兵の給与水準が適用される。



・恩賜金の分配権を付与する。


稀に政権が人気取りの為にカネや食料をバラ撒く事があるのだが、今後はゴブリンも同額を受領出来る。



・現在の居住地の所有権を保証する。


正式な魔王政権の国民として、居住権がある事を政府が改めて保証する。

(今までは砂漠に生息するモンスターと認識されていた。)



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『長老。

この場を借りて再度宣言します。

私、ポールソン大公爵も魔王様及び政権の判断に心から賛同し、布告を尊重することを。』



長老はしばらく呆然としていたが、補佐役達に促されて慌てて頭を下げた。

無論、この流れは多少は予想出来ていた。

大魔王と摂政殿下が戸籍上はゴブリン種である以上、魔族や少数民族にもある程度配慮してくれるとは期待していたのである。

ただ、ここまで速やかに諸権利が付与されるとは思わなかった。

あまりの突然の僥倖にゴブリン達も、どういう反応をするべきか分からず放心していた。


俺も含めて皆で呆けた後、布告に落とし穴がないかを淡々と精査。

いや、その必要すらない。

布告の理由は明白なのだから。


御一新後の世界地図の中心に位置しているのが、この永劫砂漠。

摂政殿下はここに即応部隊を常駐させたいのだ。

ただ、こんな地獄への赴任を志願する者など居ないし、強要してしまえば不平の種となる。

であれば、原住民に軍籍を与えるのが最適解。

砂漠の住民は数こそ少ないが、先遣部隊として扱うのならば数個師団あれば充分。

そう考えたのだろう。

ゴブリンが主戦力なのも悪くはない。

俺が謀反を起こした時に誰も同調しないからだ。


討伐した方が得だから殺され続けてきたのと同様、手懐けた方が得だから市民権が与えられる。

だたそれだけの話である。


先日、混迷続く王国への平和維持部隊の派兵が決定された。

総大将は帝国皇帝が務め、副将のカロッゾは連邦経由でご自慢の機甲師団を進軍させる。

同様に副将の肩書を与えられた俺は合衆国経由で王国入りする。

作戦計画書を読む限り、俺が最低でも2万の軍勢を用意しなければ全軍のバランスが取れない。

それがこの度の外人部隊編成許可なのだろう。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



以上が、俺が今こうやって帝国皇帝と対峙している理由。

王国派兵作戦は彼の下知で動くからね。

早めに挨拶しておかなきゃならないよね。



『御無沙汰しておりました、皇帝陛下。』



「いえ、貴方には本来私から挨拶に出向くべきでした。」



宮殿の最奥にある謁見の間。

その隣りの控え室で俺と皇帝は向かい合っていた。

彼の背後には帝国官僚達が恭しく整列している。

最初、数でこちらを威圧する意図なのかと思ったが、聞けばいずれもヴォルコフ縁の者達であり、要するに俺の血筋を尊重しているというアピールのつもりらしかった。

内心辟易するが配慮には恐縮せざるを得ない。

彼の父親も若い頃から如才なかったからな。



帝国皇帝ハロルド・キーン。



変革期に現れがちな若き天才である。

自ら最終皇帝と規程し、封建制が限界にあることを説き、帝国を分割ソフトランディングする公約を実現する為に日々奔走している。

封建主義者達は彼が皇帝であるが故に隷属し、共和主義者達は彼が帝政廃止を目指しているが故に信奉している。

普通はこんなにも相反した支持層を獲得することなど出来る訳がないのだが、ハロルド皇帝は昔からこの手の匙加減が天才的に上手い。


齢は摂政と同じく14。

この2頭の怪物の出現が、天下万民に世代交代を嫌でも意識付けた。

誰もが思ったのだ、「自分はまだ死んでいない老人に過ぎないのだ」と。

しかも両者共に年齢の幼さに反して、要所要所で老獪な手口を駆使して来る。

年齢的にも能力的にもこの2人は超長期政権を維持する確率が極めて高いので、皆は息を潜めて新政権に隷属する羽目になった。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



俺達は帝都の迎賓館に4泊し、各国の関係者と派兵に関する調整を行う。

明日は合衆国軍司令官との意見交換会。

明後日は帝都郊外で開催される《軍縮の経済効果を考えるシンポジウム》に登壇しなければならない。

必要性は重々理解しているが、正直なところ胃が痛い。


迎賓館で身だしなみを整えた俺達は、この後帝国皇帝の閲兵を賜らねばならない。

各種族、既に疲労は極限まで達しているが、粗相があってはならないので歯を食いしばって準備を急ぐ。

退役軍人の風貌が同世代より遥かに老けている理由を今更ながら理解させられる。


あくまでタテマエ上の話だが、帝国皇帝と大公爵は魔王の臣下として同格らしいので、俺は皇帝と並んで着席し彼に自軍の説明を行う。

(一言言わせてくれ、本当に同格だったら俺もここまで苦労せんわ!!!)


事前の打ち合わせ通り、「駱駝の餌はどのようなものですか?」とか「ダークエルフの魔法を拝見出来ますか?」などの皇帝の下問があったので、3種族が直立不動の体勢でキビキビと回答する。

閲兵が終わると報道陣に撮影が許されて、取り決め通りの取材が始まる。



「ゴブリン種としてではなく、一軍人として皆様に尽くす所存であります。」


「市民権よりも、むしろ義務を負う機会を与えて頂いた事に感謝しております。」


「まずはどう貢献するかではなく、御迷惑を掛けてしまわない振る舞いを心掛ける事に注力したいと考えております。」


事前に帝国お抱えの政治ライターと打ち合わせたコメントを各種族に出させる。

昔の兵隊さんなら合戦の無い日は酒保でゴロゴロしてられたのだが、この現代社会でそんな訳には行かないのだ。

彼らには申し訳ないが、マスコミ対応も仕事のうちである。

もっとも、マスコミと言っても帝国内務省・宣伝省からの出向要員ばかりなので、その点は多少の救いだけどね。



最後に報道陣の前で俺と皇帝がにこやかに抱擁し、ここには不在のカロッゾ軍務長官と共に魔王の臣下として協調して派兵計画に取り組むことを高らかに宣誓してノルマは終わった。



主賓室に戻ると首筋に信じられない量の汗をかいており、思わずソファーに倒れ込んでしまう。

片頭痛がしたので無言でコメカミを押さえる。

おかげでロベールの入室に気づけない程だった。



「兄さん、今よろしいですか?」



『ああ、問題ない。』



「皇帝陛下が来訪許可を申請されておられます。」



『え?』



「あくまで【内々の私的な御訪問】との事です。」



いや、申請もクソもないだろ。

最高権力者の【内々の私的な御訪問】をどうやって断るんだよ。

俺は慌てて装束を整える。



『承知した。

ご温情光栄極まりない、是非謁見を賜りたい云々。』



「ふふっ、承知しました。」



俺、ロベール、ジミー、ニック。

全員、幼年学校時代の皇帝と面識があるからな。

正直、やりにくくて嫌なんだよな。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「…。」



『…。』



いざサシで向かい合ってみると言葉が出ない。

お互い、言いたい事があり過ぎるよな。



『本当はコリンズタウンで再会したかったです。』



年長者としての義務を果たすべく、こちらから肚を割る。



「そんな街もありましたね。」



本音の読めない起伏を殺した口調。

若き日のドナルドに生き写しである。

始まったのは私的とは何だったかと思う程の実務的な打ち合わせ。

特に王国系マスコミへの取材応対に関する調整は念入り極まりないものだった。

そりゃあね、14歳の時の自分を思い出したらこんな化け物に逆らう気なんて失せてしまうよね。



「次に罪人の追捕の件ですが。」



ハロルド皇帝の話題構成があまりに巧みだったので、それが本題であるとすぐには気付けなかった。



『あ、はい。』



「失踪者保護も同スキームで運用して構わない、と摂政殿下の確認を取りました。

帝国民法や旧自由都市の諸法令に照らし合わせても、さしたる逸脱はないと御評議にて採決されております。」



『…。』



「当然、諸問題同様に大公爵の領内でも徹底して頂けますね?」



皇帝の目があまりに涼やかだったので、こちらの反応を探られていることを身体が理解してくれなかった。

数テンポ警戒が遅れる。



『…善処します。』



言ってしまってからこちらの手の内を悟られている事を悟る。

俺の稚拙な反応から、先日ドナルドと接触したことを確信されてしまった。

皇帝は一瞬だけ鼻で笑うと、何事も無かったように杯を勧めてきた。

要するに彼の最大の関心は俺とドナルドの接点の有無であり、その確認はもう済んでしまったのだ。



「幼少の頃から大公爵には色々と御指導を賜りました。

今後ともこの若輩を御教導頂けますと幸いです。」



思い出した。

君の父親も勝利確定後はそういう慇懃丁寧な煽りを入れてきたよなあ。

懐かしいわぁ、悪い意味で。

ようやく君の親父さんと縁が切れたと安心していたのに、君との付き合いも長くなりそうで胃が痛いわ。

しかも、政権序列的にどう考えても君が俺の直属の上長になるしなぁ。

キーン一族はどこまで俺の目の上の瘤で有り続けるのかね。



摂政殿下の最大の目的はヒルダ・コリンズ及びその子孫の抹殺である。

何者かが匿っているとすれば、大魔王帰還から程ないタイミングで蓄電したカイン・D・グランツ以外に考えにくく、その翌月に失踪が判明したドナルド・キーンが共犯者である可能性は極めて高い。

なのでグランツ捜索が完全に行き詰った今、当局は狙いをドナルドに切り替えている気配がある

無論、グランツとドナルドは大魔王政権誕生の最功労者である。

指名手配はしたくとも出来ない。

(現政権の権威を貶めかねないからね。)

なので、失踪者保護というやや強制力に欠ける形でしか足取りが追えない。


ハロルド皇帝は昔から両親を毛嫌いしていた。

(嫌われて当然の連中なので一切同情する気はないのだが、皇帝が最も憎んでいるのが夫婦共用使いっぱしりの俺という悲劇。)

なので身柄を確保でき次第、摂政殿下に引き渡す気である。

全くもって酷い話だが、彼は父親の悲願である封建制解体と母親の悲願である帝位奪還の両方をこの若さで達成してしまった孝行息子でもある。

これほど実績の伴った孝道は史上類を見ない壮挙なので、父親に賞金を懸けたり母親を蹴り倒したりした程度では価値が損なわれないのだろう。


母親に死刑判決を出した摂政、父親に賞金を懸けた皇帝。

これだけ急ごしらえの統一政府が何故か安定しているのは、中枢に居座るこの2人がシンパシーで強く結ばれているからに違いない。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



その後、スケジュールは粛々とこなされ、ハロルド皇帝と俺がスカッシュを楽しむ様子も報道陣によって華々しく報道される。


統一政府も出来たばっかりだからね。

マメにこういうパフォーマンスをして不仲説を解消しなければならないんだよ。

摂政と四天王にも見習って貰いたいね。



「昔、貴方が私の本当の父親なのではないか、と疑っておりました。

事実、そんな噂もありましたしね。」



俺達の抱擁が報道陣の撮影魔道具によってパシャパシャと撮られている、まさにその時の皇帝の発言である。



『誰がそんな悪質なデマを。』



「あの女に決まってるではないですか。」



『ですよねー。

どうします?

私からも否定しておきましょうか?』



「政府にとって不都合であれば否定。

プラスであれば肯定としましょう。」



『…あ、はい。』



「そう露骨に嫌そうな顔をしないで下さい。

これも仕事のうちです。

高禄を食んでいる以上、我々には自儘な振舞が許されません。」



『えっと、私は零禄なのですがそれは…』



シャッター音の合間に皇帝の囁きが聞こえた。



「本当に違うのですね?」



『勿論ですよ。

お母上とは誓ってそのような関係ではありません!』



俺は必死に記憶の糸を手繰り寄せる。

エルデフリダとは精々キス止まりだ。

本当にセックスはしていない。

…いや、あの女の前で何度か昏倒して意識不明状態に陥っているんだよな。

いやいや、まさか、幾らあのキチガイでもそんなことはしないだろう。

大体、あの女は顔を合わす度に《キライキライダイキライ》と呪文のように連呼して来たのだぞ。

肉体関係なんかナイナイゼッタイナイ。



「…。」



『…。』



「なるほど、貴方から学ぶべき事柄はまだたまだ多い。」



皇帝はそう呟くと、笑顔で手を振って報道陣を解散させた。

あの父子を再会させる時はプレス席を設置の上で、と固く決意する。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



最終日。

帝国大学にての基調講演を無事に終える。

学生時代にあれだけ酷評された自説が、顕官となった途端に万雷の拍手で迎えられるのが堪らなく哀しい。

無論、公職に就いてしまった以上はこういう道化芝居も引き受けなくてはならない。

ただそれだけのことである。


聴衆の表情を見る限り、サクラ以外の者も概ね喜んでくれているようなので、そこは安堵する。

司会者と陽気に抱擁を交わし聴衆に大きく手を振ってから控え室に戻る。

この後はすぐに出立。

合衆国に入り、急ぎ挨拶回りを済ませなければならない。

挨拶、会議、講演、取材、握手、笑顔、演説。

…まあ俺も歳だからね。

今まで賞金首野郎が嬉々として取り組んでいた責務を歯を食いしばってこなすだけだよ。

…アイツめ、何もかも押し付けやがって。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



控え室の前には巨大な花輪が置かれていた。

贈り主は当然、皇帝ハロルドである。


【我が最愛の師父へ】


そんなメッセージが書き添えてある。

報道陣はにこやかに花輪を撮影し、必死でメモを取り始めた。

どうやら明日の見出しはこれで決定らしい。


やれやれ。

ドニーよ。

本当にオマエは俺に厄介事を押し付ける名人だな。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



ん?

この話のオチ?


ある訳ねーだろ!

そんなモン付けたら切腹ものの立場になっちまったって話だよ!

【異世界紳士録】



「ポール・ポールソン」


コリンズ王朝建国の元勲。

大公爵。

永劫砂漠0万石を所領とするポールソン大公国の国主。



「クレア・ヴォルコヴァ・ドライン」


四天王・世界銀行総裁。

ヴォルコフ家の家督継承者。

亡夫の仇である統一政府に財務長官として仕えている。



「ポーラ・ポールソン」


ポールソン大公国の大公妃(自称)。

古式に則り部族全体の妻となる事を宣言した。



「レニー・アリルヴァルギャ」


住所不定無職の放浪山民。

乱闘罪・傷害致死罪・威力業務妨害罪など複数の罪状で起訴され懲役25年の判決を受けた。

永劫砂漠に収監中。



「エミリー・ポー」


住所不定無職、ソドムタウンスラムの出身。

殺人罪で起訴されていたが、謎忖度でいつの間にか罪状が傷害致死にすり替わっていた。

永劫砂漠に自主移送(?)されて来た。



「カロッゾ・コリンズ」


四天王・軍務長官。

旧首長国・旧帝国平定の大功労者。



「ジミー・ブラウン」


ポールソン大公国宰相。

自由都市屈指のタフネゴシエーターとして知られ、魔王ダン主催の天下会議では永劫砂漠の不輸不入権を勝ち取った。



「テオドラ・フォン・ロブスキー」


ポルポル族初代酋長夫人。

帝国の名門貴族ロブスキー伯爵家(西アズレスク39万石)に長女として生まれる。

恵まれた幼少期を送るが、政争に敗れた父と共に自由都市に亡命した。



「ノーラ・ウェイン」


四天王・憲兵総監。

自由都市併合における多大な功績を称えられ四天王の座を与えられた。

先々月、レジスタンス狩りの成功を評されフライハイト66万石を加増された。



「ドナルド・キーン」


前四天王。

コリンズ王朝建国に多大な功績を挙げる。

大魔王の地球帰還を見届けた後に失踪。



「ハロルド・キーン」


帝国皇帝。

先帝アレクセイ戦没後に空位であった帝位を魔王ダンの推挙によって継承した。

自らを最終皇帝と位置づけ、帝国を共和制に移行させる事を公約としている。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



異世界事情については別巻にて。

https://ncode.syosetu.com/n1559ik/


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お主いつの間にMFブックスと仲良くなってたというのだ。 表現とか規制の壁を越えられたのだろうか?
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