【転移117日目】 所持金1垓3730京8470兆7250億9294万ウェン 「オマエには敬意すら抱いている。」
4時間は眠れると思っていたのだが、目を通しておかなければならない書類が思ったより多く、かなりのタイムロスをしてしまった。
それでも1時間30分は目を閉じる事が出来たので休憩は取れている筈である。
「魔王様。
少しは休んで頂かないと。」
俺をそう窘めるカインにしても、あまり休憩は取っていない。
『カインさんにしたって殆ど寝ていないでしょう?
たまには休暇を取って下さいね。』
「いえ、今日からしばらく王国関係者の来訪が続くので
私が休む訳には行きませんよ。」
王国から流れ着いたとは言え、俺はあの国に滞在していた時期は1ヶ月にも満たない。
現在の俺の王国パイプらしきものは遊牧民のマキンバ子爵のみであり、そもそもあの国にコネも縁もない。
(子爵にしても直接話した記憶は殆どない。)
なので王国人への対応は本当に難しいのだ。
カインが対処しきれない場合、自動的に来訪者はヒルダに吸収されてしまう。
それだけは避けたいので、やや無理をして貰っている。
==========================
今日のトピックだが…
あの母娘、ついに居を別にした。
いつの間にか魔王城を挟む形に布陣して睨み合っている。
表面上は親愛のコメントを出し合っているが、師団もヒルダ派とコレット派に割れている。
エルデフリダ様が必死の形相で互いのテントを往復し仲裁に奔走しているので、ひょっとするとこの世界の命運は彼女の双肩に掛かっているのかも知れない。
『ドナルドさん。
エルデフリダ様に助け舟を出した方が良くないですか?
あの人、寝てないっぽいですよ?』
「ふーん。
まあ、魔王様がそう仰るのなら。
あ、息子を使っても宜しいですか?
王妃殿下と年齢も近いですし。」
『ああ、ハロルド君ですね。
是非、お願いさせて下さい。
あの2人の性格なら市街戦でも始めかねないので。』
冗談で言ったつもりだが、四天王も俺もピクリとも笑えない。
アイツらならやりかねないのだ。
実際、母娘と懇意にしていたという女銀行家も仲裁に奔走しているようで、一触即発の観がある。
あの2人の性格なら必ず俺を人質に取ろうとするに決まっているので、ピット会長の私兵団や自由都市の特殊部隊に更なる警護を依頼する。
案の定、この魔王城の裏口に盗聴器っぽい機具が仕掛けられている事が判明したので気が重くなる。
「王妃殿下も王太后殿下も、魔王様が側室を増やすのではないか、と深く疑っておられます。」
とのピット会長の言。
『いや、これから帰るのに
増やす訳ないでしょう。』
異世界諸君、スマン。
俺には地球で成し遂げるべき使命がある。
カネは全額恵んでやるから、あの母娘の事は自己解決してくれ。
「…女性の悋気は恐ろしいですよ。」
全く答えになっていないが、女性経験豊富な会長が仰るのならそういう事だろう。
「魔王様は今や世界全体の統治者ですから。
セオリーから言えば、各民族・各国家からバランス良く美女を集めたハーレムを作る時期なのです。」
『いえ、セオリーと仰いましてもですね。
揉め事の種を増やしても仕方ないでしょう。』
正直に言うね?
俺だって男子だ。
色々な女の子とセックスしたいし、その子が可愛くて気立ての良い女性なら最高だと思う。
でも、それをしようとすると、絶対に母娘が襲撃して来る。
相手は軍隊と軍艦まで保有している上に、あの異常な戦績である。
俺もいつ殺されるか分かったものではないし、そうなる前に地球にフェイドアウトしたいというのが偽らざる本音だ。
折角地球に帰れるのだ、背中を撃たれる事態だけは避けたい。
「魔王様の故郷ではどうだったか存じませんが。
この世界では、ある程度覇権を確立した実力者は外交パイプ作りを兼ねて多国籍ハーレムを構築するのですよ。」
『でも、ハーレム構築なんて糟糠の本妻が反対するものでは?』
「…史上、御婦人が軍隊を掌握してしまった例は御座いません。
確かに、側室の増加はどの御婦人も反対されますよ?
でも、物理的に反対可能な方はおられなかったのです。
…まさか王妃殿下と王太后殿下があそこまでやるなんて思わないじゃないですか。
例えばあそこに浮かんでいる軍艦。
あれ明らかに魔王様への威嚇ですよね?」
聞けば、自由都市には《サラマンダー》なる戦略級大量破壊兵器が存在するのだが、それを戦術級にダウングレードした《ワイバーン》なる長距離砲があの艦に備え付けられているらしい。
『あの2人、つい数か月まで単なる宿屋だったんですよ?
何で軍艦なんて持ってるんですか。』
「あ、いや。
何者かが数兆ウェン規模の資金供与をしているらしく。」
『あ、それ俺です。』
「貴方じゃないですかッ!!」
『それはもう誠にごめんなさい。』
ピット会長は他にも何か言いたそうだったが、謁見の儀が始まるので恨めしそうな表情で下がっていった。
==========================
謁見スケジュールは余裕をもって組まれている。
(そこら辺は四天王がかなり気を遣ってくれているのだ。)
なので、本来なら謁見時間の前後に休憩が取れる筈なのだが、そうもいかない。
結構みんな粘るのだ。
退出時間を告げられても、自分の要求が通るまでは居座ろうとする。
最悪の場合、次の謁見者が来るまで居座る猛者も存在する。
その場合は当然、かなり揉めるし俺達も休憩出来ない。
17時に【複利】が発動し、その事後処理を終えるまでかなり時間が掛かるので
それまでには1日の謁見スケジュールを消化しないと、予定が回らなくなってしまう。
1人の持ち時間を30分に限定して、7時から謁見を開始したとしても1日20人しか相手に出来ない。
案件によっては30分で解決しようのない問題もあるし、そもそも関連各国・省庁との調整を終えないと決断材料すら揃わないものもある。
なので、俺のタスクは無限に積み上がり続けている。
『申し訳御座いません、アンリ殿下。
俺も頑張って調整したのですが。』
「いやいや!
他国が30分の割り当ての所
我が国はいつも2時間枠を取って下さって…
むしろお詫びしなければならないのは、こちらの方ですよ。」
眼前の貴人は、首長国の王太子であるアンリ殿下。
脇に控えておられるのは王弟テオドール殿下である。
俺とピット会長を除けば、一番キャッシュを持っているのが首長国王のルイ18世陛下なので、この国は無下に出来ない。
というより、今の世界は俺・会長・陛下の3人が牛耳っていると世間から思われているので、俺達は必要以上に親密アピールを行わなくてはならない。
この日も謁見が終わった後は、報道陣の前で笑顔ハグをしてアンリ殿下を見送るポーズを取る段取りになっているである。
幾つかの共同声明の草稿に署名したり、取材に対する想定問答集を読み合わせをしたり、やる事はあまりに多い。
2時間などあっと言う間である。
最後は報道陣の前で、俺とアンリ殿下がニッコリ微笑んでハグ。
四天王やテオドール殿下が周囲で優しく拍手。
茶番もいい所だとは思うのだが、これで国際情勢が安定するなら安いものだろう。
==========================
16時47分。
共和国の執政官ナポリターノ氏が驚異の粘りを見せたので、【複利】発動までの余裕時間が殆どなくなる。
「魔王様!!
飛ばしますよ!!!」
グリーブが俺を担ぎ上げてコンビナートまで全力疾走する。
同行許可を出した覚えはないのだが、ナポリターノ氏や報道陣が餓鬼の形相で追って来る。
「プレスの皆様はここまででーす!!!
関係者以外の方は立ち入り禁止でーーーーす!!!!
あ、そこ柵を跨がないで下さい!!
出禁にしますよ!!!!」
コンビナートの周囲には報道各社や各国要人が固唾を飲んで見守っている。
一応、接近禁止を警告しているのだが、あまりマスコミに強い言葉を使い過ぎる事も出来ず苦慮している。
「魔王様ッ!!!
お急ぎ下さい!!!
パイプラインが届きませーーーーーん!!!」
『ぐ、グリーブさん!!!!
後、2分で発動しちゃいます!!!!』
「…御安心下さい魔王様
スキルを使いますッ!!!
舌を噛まない様に歯を食いしばっていて下さい!!
【全身全霊ッ】!!!!
うおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!」
噂には聞いてたが、グリーブの肉体強化スキルはちょっと洒落にならない次元のもので、1キロメートルほどの距離を一足で跳躍してしまった。
流石は特殊部隊で隊長職を務めていた男であると、心底嘆息する。
「魔王様ッ!!!!!
パイプラインッ、接続しますッ!!!」
ピット会長の私兵団(工兵科)が、俺の腹部に巨大な金属ホースを装着する。
色々突っ込みたいのは山々だが、今は時間がない。
柵の向こうでは少女部隊を率いたコレットが般若の形相で何かを叫んでいるが、気付かない事にして華麗にスルーしておく。
『発動まで残り41秒ッ!!!
10秒前からカウントしますッ!!』
「コントロールルーム了解。
総員に通達、30秒後に魔王様がカウントダウンを開始します。」
「非常船舶、A艇配置ヨシ!」
「非常船舶、B艇配置に付きました!」
「陸上班!! マスコミを下がらせて!!」
ハアハア!
あれ?
何で俺はこんなしんどい思いをしてるんだ?
ハアハア!
くっそ。
急加速の所為か、動悸が苦しい…
し、しかし。
俺は魔王という重職を担う身だ。
先代ギーガーが最後までそうだったように、責務を全うせねばならない。
『10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0・fire!』
「10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0・fire!」
『うおおおおお!!!!!
【複利ィ】-----------ッ!!!!!!』
「魔王様の御玉体からスキルの発動反応確認ッ!!!」
『うおおおおお!!!!!!!!!!!!!!
吐き出せえええええええええ!!!!!!!!!』
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
『ぐっ! 今日は一体何京ウェンの配当が噴き出るんだ!!!』
「魔王様!! 回収が間に合いません!!!!!」
『これでも制御しているんだよおおお!!!!!』
「こちら機関部ッ!!!
想定以上の負荷に動力炉が制御出来ません!」
「こちらコントロールルーム!!
ゲージ振り切れました!!
測定出来ませーーーーーん!!!!」
「こちら中継船舶!!!
ホースが持たない!!!
至急増援求めッ
うわああああああああ!!!!!!!!!」
「6号補助船舶信号ロストしました!!!!」
「こちら機関部ッ!!! 消火班まだですかッ!?
駄目だッ!! 爆発するッ!!!
総員退避ーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
「こちら回収班ッ!!!
ブルックス隊長がミスリルに飲まれました!!!!
至急救え… う、うわあああああ!!!!!」
『くっそ!!
止まれ! 止まれぇ!!!!
一体幾ら出るんだよおお!!!!!』
《4872京2361兆ウェンの配当が支払われました。》
コンビナートの各所からは既に火の手が上がっている。
…これが人の欲望の末路か。
『ハアハア!
ハアハア。
グリーブさん、皆に通達お願いします。
俺のスキルですが、呼吸が乱れると制御出来ません。
ハアハア!ハアハア!
なので、明日からは余裕を持って発動準備に取り組ませて下さい。
ハアハア!ハアハア!ハアハア!
特にマスコミ!
立ち入り禁止区画で騒がれると本当に気が散るので!!』
「魔王様!
過呼吸になってます!!!」
医療僧のマーティンとコボルトのクュ医師が駆け寄ってきて、酸素吸入器っぽいものを俺に装着する。
コホー―――ッ
コホー―――ッ
コホー―――ッ
酸素というのは余程偉大な気体なのか、俺の脳はクリアにクールになって行く。
『…取り乱してしまいました。
コンビナートの鎮火を急がせて下さい。
人命最優先でお願いします!』
==========================
殉職者 53名
行方不明者 61名
負傷者 39名
これが本日の被害である。
質量とは、ただそれだけで暴力なのだ。
『ピット会長。
もうやめましょう。
これ以上の資本蓄積は無益です。』
「魔王様!!
穏便に!! 穏便に!!!
何卒!!! 何卒!!」
『いや…
流石に今日のは駄目でしょう。
コンビナートの炎上、いつ収まるのですか。』
「魔王様!
どうかお怒りをお鎮め下さい!!
消火班一丸となって、直ちに! 直ちに!」
『いや、怒っているわけではないのですよ。
ただね?
やっぱり物理的に無理が生じてませんか?』
「誠に申し訳御座いません!
全てはこの愚老の力不足故のこと!!
お怒りはごもっとも、御尤もで御座います!
魔王様!!
今一度!
今一度だけチャンスをお与え下さいませーーーー!!!!」
俺の眼前にはピット会長を筆頭に、複利活用派の面子が土下座している。
所属・国籍こそまちまちの超国家勢力であるが、各国の要人が名を連ねている為に俺も無下には出来ない。
「魔王様! 魔王様!」
「もう一度だけ我らにチャンスをーー!!!」
「次こそは! 次こそは必ずーーー!!!」
別にナポリターノ氏にそこまでの落ち度があるとも思えないのだが、何故か今回の事故の元凶扱いされてソドムタウンから追放されてしまったらしい。
慌てて俺は四天王に、《共和国への意趣を持たない旨の声明》を発表するように命ずる。
…人間、カネが絡むと本当に怖いよな。
今日、俺の所持金が【垓】を越える事を数日前から予告していたのでピット会長とルイ陛下が
《魔王様 垓突破祝賀記念パーティー》
の準備をしてくれていたのだが、当然中止する。
「えーーーー!?
魔王様!
垓ですよ!? 垓!!
パーティーしましょうよ!」
『いやいや、会長。
何を仰っているのですか!?
まだ行方不明者の捜索が続いているのですよ?
祝賀なんかして良い訳がないでしょう!』
「いや、まあ。
それはそうですが、垓ですよ!?
前人未踏なんですよ!?」
『いやいやいや。
確かにね?
おカネが増える事は素晴らしいですよ?
それ自体は否定しません。
でもね? でもね?
人がお亡くなりになってるんですよ。
ご遺族の方のお気持ちも考えれば
俺はこれを祝う気にはなれないです。』
「うーーーん。
魔王様がそこまで仰るのであれば。」
『ご遺族への補償!
行方不明者の捜索!
二次事故の防止!
今はそちらに注力するべきです!』
「魔王様は真面目ですなー。
いやー、改めて惚れ直しました。
この資本主義の世では
やはり魔王様の様に謹直な方に君臨して頂かなければ。」
育ちが良いせいだろう。
ピット会長は全く悪びれずに快活な笑顔でそう締め括った。
真の意味で無敵の人だよな。
==========================
略式で恐縮だが。
殉職者の仮葬儀を行う。
何人かの聖職者と共に、死者の冥福を祈った。
香典の額は政治判断になってしまうので、関連各省と協議して制定する。
あまりに高額だと故意の殉職者を産み出してしまう可能性があるし、逆に安過ぎると遺族が感じたら社会不安に繋がる恐れがあるからだ。
「遠市、葬式の手順覚えれたじゃないか。」
『荒木か…
まあ、あれだけ練習に付き合って貰えればな。』
「なあ。
…オマエ、地球に帰るの?」
『帰るよ。』
「帰ったらスキルを使う訳?」
『使えれば使うよ。』
「小遣い稼ぎじゃ終わらないんだよな?」
『社会的使命を果たすだけさ。』
「地球じゃ何人殺すつもりなんだ?」
『おいおい、酷い奴だな。
人殺し呼ばわりはやめてくれよ。』
「現に殺したじゃねーか。
たった1日で50人以上殺すって滅茶苦茶だぞオマエ。」
『再発防止に努めるとの声明を出している。
現場への予算も増やす。』
「それ悪徳政治家の台詞だぞ?
地球じゃもっと殺すつもりなんだろ?」
『結果として不幸な事故は起こるかも知れないが
それでも地球に貢献する意図はある。』
「オマエがここでくたばるのが地球の為なんだぜ?」
『俺には悪しき資本主義を打倒し、地球秩序を正す使命がある。』
「…悪しき資本主義って、まんまオマエじゃん。
オマエが人類の敵じゃん。」
『て、敵じゃねーよ!!!』
「ラノベあるあるだよな。
一番迷惑な敵役に限って正義を騙るって奴。
まんまオマエじゃん。」
『ち、違う!!!
俺はちゃんと世界全体の事を考えている!!』
「オマエのいう世界が、どっちの世界を指しているのかは不明だがな。」
『なあ、荒木。
オマエ、何が言いたいんだよ。』
「遠市。
オマエ、無能な働き者の典型例だよ。」
『…。』
「自覚あるんだろ?」
『…自分を優秀と思った事はない。』
「頑張ってる事は認めてやるよ。
それにかなり誠実に取り組んでる。
正直、オマエがここまで社会に尽くす人間だとは思わなかった。
これまで言った酷い言葉の幾つかを撤回するよ。
今のオマエには敬意すら抱いている。」
『…。』
「…でもな?
オマエみたいな能無しが異能と外面を備えるのは危険なんだよ。」
『俺は能無しじゃない!!!』
「ふーーん。
じゃあ、嫁さんくらいはコントロールしたら?
みんな迷惑がってるぞ?
オマエが怖くて面と向かって言えないようだから
代わりに俺が言ってやるよ。
自分の女の手綱も握れない奴が、世界を正すって?
…ふざけるなッ!!!!」
荒木。
オマエ、電車以外の話も出来たんだな。
これまで言った酷い言葉の幾つかを撤回するよ。
オマエには敬意すら抱いている。
【名前】
リン・コリンズ
【職業】
魔王
神聖教団大主教
世界冒険者ギルド 永世名誉理事
【称号】
魔王
【ステータス】
《LV》 55
《HP》 (6/6)
《MP》 (6/6)
《腕力》 3
《速度》 3
《器用》 4
《魔力》 2
《知性》 8
《精神》 11
《幸運》 1
《経験》18京6327兆5635億9327万2590ポイント
次のレベルまで残り3京1842兆7102億8085万6985ポイント
【スキル】
「複利」
※日利55%
下12桁切上
【所持金】
所持金1垓3730京8470兆7250億9294万ウェン
※バベル銀行の8兆8167億8740万ウェン預入証書保有
※国際産業道路98号線交通債100億ウェン分を保有
※第11次魔族領戦時国債200億ウェン分を保有
※第4次帝国インフラ債550億ウェン分を保有
※帝国総合プランテーション債230億ウェン分を保有
※自由都市海洋開拓債1000億ウェン分を保有
※第2次自由都市未来テック債1000億ウェン分を保有
※首長国臨時戦時国債1100億ウェン分を保有
※自由都市国庫短期証券4000億ウェン分を保有。