表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
儂とアヤツと何処ぞの世界  作者: シマタロウ
3章:儂とアヤツと望みの形
64/66

4-1:私とアナタの世界 私の最後の願い


 ルカになる前の事をぼんやりと思い出した。


 ずっと何も良い事なんて無くて、せっかく持っていた力も全然うまく使えなくて、ただ利用されるだけだった日々の記憶。


 どうしようも無くなって最後は夢の中で過ごそうとして・・・


 でも、その時、何故か目の前にいた人と目があった。汚れた金髪で全てを諦めたような暗い目をした女の人。ボロボロで先なんて無い哀れな加害者。


 あぁ、この人はきっと私と同じなんだ。


 理由はよく分からないけど、一目見た時にそう感じた。


 だから、私は手を伸ばした。


 その金髪の人が「私に何をしたか」なんてどうでも良い。

 どうせ誰かにやらされたんだ。この人の意思じゃない。


 この人なら・・・きっと私と一緒に死んでくれる。


 そう思いながら私は手を伸ばした。


 もちろん、そう思っただけで私の身体はピクリとも動いていなかったはず。もうとっくに身体の感覚さえ随分と曖昧になってたから。


 普通に考えれば私も、目の前の彼女も、そのまま順当に死に向かうのが当たり前。


 魔法擬きを身に抱えた出来損ないの魔術師が、使い捨ての鉄砲玉と相打ちになった。


 これは、ただそれだけの下らない話。

 続きなんてあるはずも無かった。


 でも、奇跡が起きた。


 いえ、奇跡が与えられた。


 私とあの人は、私の願いのままに新しい世界へと降り立つ事になった。


 私の死までの一瞬の時間、それを引き延ばして実現した夢の世界。それがここ。


 そして、今も彼女たちは夢の続きを・・・


今日も読んでくれてありがとう。小さめだった風呂敷を畳みつつ、テーマの御開帳。実は本編とは真逆だったりします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ