表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

テイク・ケア・オブ・ザ・デッド

作者: ものじとり

ストーリーは特にない

「ぞんぞん!」


僕が世話してるゾンビが今日も元気に鳴いている。


「ほーら人肉だよー」

「ぞん!」


僕の腕を差し出してやると喜んで噛み付いてくる。

顎の力が弱いのでくすぐったいくらいだ。


しばらくはむはむしたあと満足して口を離す。


「さあ、ご飯だよ」


肉に見立てたピンクに着色した大っきいマシュマロを与える。


「ぞーん!」


たちまちはむっと噛み付いて、がんばって食いちぎって、得意げな顔を向けてくる。


「えらいえらい」


ちゃんと褒めてやらないとね。


それからゾンビはぞんぞん言いながらマシュマロを全部食べた。

全部食べられたことも褒めてやる。


「ぞん……」


なでてやってるうちにうつらうつらし始めた。

ねむの時間だね。


ゾンビを持ち上げて寝床に運んでやる。

毛布の上に下ろしてやると、自分でその中にくるまっていった。


すぐに寝息が聞こえ始める。

起きたら散歩に連れてってやろう。


こんな日常を繰り返す。


ゾンビ( テイクケア)の世話(オブザデッド)ってのはそんなもんさ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] まさかゾンビを可愛いと思う日が来るとは……。鳴き声、いいですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ