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縁無の学校  作者: PEN
転ノ章
51/78

外話6・とある男の独り言


 目が覚めたら、そこにあったのは、知らない天井だった。

 まるで、フィクションの世界のような話だが、これは現実の世界の話。

 3ヶ月程前。私は、自分が理事長を務める"教育研究高等学校"の入学式に出席するために理事長室を出た。

 その直後の出来事だった。

 電気が(ほとばし)るよう奇怪な音が聞こえたと同時に、首元に激しい痛みを感じた。


(スタ、……ンガン?)


 護身用に持っていた時期もあったため、自分を襲ってきた物の正体は一瞬で看破できた。

 あとは、誰が襲ってきたのかを確認するだけ。

 私は、薄れ行く意識の中。必死に首を回して、自分を襲った者を確認しようとした。

 そこにいたのは。


「……、(あんず)だと!?」


 私の実の孫だった。


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