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現実はメルヒェン、メルヒェンは現実に
夢で一度だけ見た
可憐な花を探しにいった
彼や彼女は
やがて
日常生活を嫌悪した
しかしながら、
愛する夢を見るのにも
日常生活が大切なことに気付いた…
ムー、レムリアやアトランティス
スフィンクスだって
アガスティアの葉
エメラルドタブレットだって
不気味に
ほくそ笑んでいるように感じるではないか
ならば
夢も日常もメルヒェンでさえも
真剣に生きることにした
手を抜いてはならなかった
1秒足りとも
1ピコ届かなくとも……
そうして
彼や彼女は
大人になっていった
もちろん
この大人とは未熟ではなく
成熟という意味の大人
ただ
愛!!するだけのことに
気付いた
気付くことが
スピノザが言う認識の可能性ということを
スピノザは言った
「真理は万人のためにある!」と、、
それから
スピノザは自身の名を伏せて
エティカを世界に託した




