和やかなご飯タイム
本日のキキュリテアンダの家は賑やかであった。
普段は2人しかいない夕御飯にトゥイティリアンとセテセンバニャーニもいるからだろう。
主にセテセンバニャーニが賑やかと言うか騒がしいのである。
「うわー、これもあれもどれもおいしー!ナツキは天才だね!」
「本当にナツキさん凄いです。セセン、もう少しおしとやかに食べて下さい。」
セテセンバニャーニは夏樹の作る料理の数々に食べる度に感嘆の声を上げ、トゥイティリアンにたしなめられていた。
トゥイティリアンも普段の大人びた雰囲気ではなく年相応の少年のように食べていた。
ただセテセンバニャーニと違い綺麗に黙々と食べている。
夏樹は美味しそうに食べる3人を見てはにこやかに笑う。
キキュリテアンダは普段通り黙々と食べていた。
「ししょーは幸せだね、毎日食べれるんだもん!」
「そうよー、感謝してるわ。」
「ご飯の時にししょーの家来ちゃおうかなー?」
「それは駄目よー。」
粗方食べ終えたセテセンバニャーニはキキュリテアンダに羨ましそうに言っている。
あまり変わらないキキュリテアンダの表情が少し柔らかくなり、セテセンバニャーニの提案をばっさりと切った。
トゥイティリアンはにやにやしながら、それを見ていた。