鮮やかに
それから数ヶ月。
夏樹とキキュリテアンダは結婚をした。
公にではなく、ひっそりと式もしたのでセテセンバニャーニの念願の祝福光音も出来た。
結婚しても日常は代わり映えしないが何が変わった気がする。
いつもと同じ様に魔術省に出勤する。
変わったのは手を繋いで行く事くらい。
最初の1週間はセテセンバニャーニがにやにやしながら見ていたものだ。
「ししょーとナツキはラブラブだね!あたしも結婚したいな、ねぇトゥティ。」
無邪気に言うセテセンバニャーニにトゥイティリアンが少し顔を赤めながらひくついた。
セテセンバニャーニは何となく言ったので全く意味は無い。
「セセンは鈍感で困ります。」
トゥイティリアンは夏樹にこっそり訴えていた。
夏樹から見れば微笑ましい光景である。
キキュリテアンダはまさか自分が結婚するとは考えてなかった。
面倒だし魔術以上に興味を持つ人が現れる等とは…
「私、幸せね。」
そう言いキキュリテアンダはクスクス笑い出す。
突然、笑い出したキキュリテアンダに驚いた夏樹だが一緒に笑った。
「俺も幸せだよ。リテアさん、愛してる。」
2人はキスをする。
夏樹は自分のいた世界に生涯帰る事はなかった。
だがキキュリテアンダとの間に3人の子供も産まれて人生を謳歌した。
これで本編は完結となります。
幼馴染みと王、トゥイティリアンとセテセンバニャーニ、子供の話のどれに皆様興味があるでしょうか?
番外編を書けたら良いなと思っております。
最後まで読んで頂きありがとうございます!




