3,目玉焼きと殺意
さて、今回は、
彼らの日常についてみてみましょう。
キャラ崩壊しそうです。何も言わないでください・・・
☆ ☆ ☆ ☆
――もう泣かないで。
――ありがとう『 』感謝しています。
――最後に、
――――愛してる『 』――――
☆ ☆ ☆ ☆
レオが家に来てはや数カ月。すっかり季節は変わり、レオはすっかり環境になじんだ。
まったく。誰のおかげだと思ってるんだか。いや、誰のおかげとも思っていないだろう。あいつはすごく考えていそうで何も考えていない。当然か、ロボットだから。
本人の前で『ロボット』とか、『データ』とかいう言葉を使うとにらまれる。ううん、あのときにらんできたのはその単語関係ないな。
数日前、食事のときに私はずっと気になっていたことを口にした。
「あのさ、なんでレオはロボなのにごはん食べるの?」
「え・・・?」
「あッ、わかったかも!電気に変えてるんでしょ?」
「ん~、そう、なのかな?」
「・・・て事は・・・」
「何」
何か警戒されてる?まあいい、続けよう。
「・・・カビが生えちゃったパンでもいけるんじゃない?」
「・・・・・」
「いま丁度たまってて困ってるんだよね~」
「・・・・・」
「あれ?どうかし――」
あ。
向かい側に座るレオの様子を見る。
レオは薄ら笑いを浮かべながら目玉焼きに思い切りフォークを突き刺した。その瞳には、殺意さえ垣間見える。この殺意は目玉焼きに向けられているのではなく、私に向けられているのだろう。
「あ~、御免。あ、あのさ、目玉焼き、か、かわいそうだよ?ぐりぐりしちゃ?(怖い、すごい怖いッ!特にこの笑顔が!!)」
「・・・はは、はははははははあはあはh」
(怖ッ!?)
「ごめんッ」
あの時は怖かった。本当に怖かった。殺されるとおもった。
生きてて本当によかった。
これからは怒らせないようにしないと。次やったら絶対殺される。
・夜・
「クレア・・・・」
読んでくださって、本当にありがとうございます。。。