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署前

恵一はパトカーのサイレンを止め、超低速で走らせながら人混みに近づく。


署前で押し寄せた集団を対応していた警務課の係長が警笛を鳴らしたところ入口で警戒にあたっていた地域課の若い職員達がスター棒を振り回しながら人混みを分け始めた。


あっという間に道が拓け、パトカーが通れるようになった。


僅かに残った駐車場のスペースにパトカーを停めて北澤と一緒に署内に入った。


入口では地域課員と警務課員が押し寄せた群衆に手を焼いていた。


『テレビでニュースを見たが警察はちゃんと対応しているのか!』


『隣の家の人が部屋で暴れていた!警察官に見に行かせて!』


『隣町までの橋が大渋滞している!なんとかしろ!』


『ニュースみて不安だから会社まで警察官に警護してほしい』


みんな自分勝手言いやがって。と、この場にいる警察官全員が思っていたであろう。


ひと昔前なら「うるせえ!帰って鍵かけて寝てろ!」という反論が通用したかもしれない。


しかし現在の警察官の立場は弱く、ちょっとでも失言があれば苦情、又はネットに晒される時代だ。


そのため警察官は言いたいことも言えない時代が来ている。


警察官が当たり障りのない回答しかしないのはこのためだ。


恵一は、地域課と警務課の人は大変だなと痛感した。

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