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開始

ローラーが壊れた椅子に腰掛け、取り締まりの準備をする。


交通反則切符をクリアケースに入れ、取り締まりバッグと言われるアルミ製のスーツケースに入れる。

その他もろもろ筆記用具らを入れたところで恵一の上司である『浜田巡査部長』を声をかけられる。


「影山、お前今日は北澤と二人で取り締まり行ってこい」


「浜田部長は、何か予定あるんですか?」


恵一は反射的に聞き返してしまった。


「俺は別件があるから残るんだよ!なんだ?俺が居ないと仕事出来ないおこちゃまか!?」


浜田部長は、顔をしかめながら嫌みっぽく言う。


「いえ、わかりました。」


恵一は知っていた。こいつ浜田に別件などない。


部下に仕事を押し付けて、自分は署内で無駄話をして一日を終える『税金泥棒』だということを。


仕方なく恵一は、後輩の『北澤』と2人で取り締まりに出ることにした。


速度取り締まりレーダーを搭載したパトカーで機器の点検をして出発した。


このレーダーパトカー(通称レーパト)はレーザー搭載パトカーが主流の現在では骨董品のようなもので、パトカーマニアが喜んで写真を撮っている。


取り締まり場所まで30分かかるが、恵一はこの時が唯一の楽しみだった。


後輩の北澤とはプライベートでも飲みに行く間柄で取り締まり現場までの間は署内のゴシップや馬鹿話で話題が尽きなかった。

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