30年
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:30年
将来は、パイロットになる。
将来は、弁護士になろうかな。
将来は、歌手になる。
将来は、学者になろう。
将来は、小説家になる。
だんだん、研ぎ澄まされてきた。
やっぱり将来は作家になろう。
憧れてきたあの作家たちの様に
自分の家で思うことを書き、
自分の生きた証をこの自然に刻み込む。
そしていつか自分の書いた本を開いて、
それをアルバムを見るかの様にして見て、
その時満足できれば最高だろうなぁ。
時が経ち、
小学校から中学校に上がり、
中学校から高校に上がり、
高校から大学に上がり、
大学から就職がなかったので
専門学校へと上がり、
専門学校を卒業して
やっとその専門の資格を生かせる
職業につき…
でもちょっと肉体労働だったから、
いつまでもそこで働ける
と言うわけではなく、
やっぱり途中で辞めてしまった。
人生に苦楽はつきもの。
でも、かと言って
こんなところで辞めちゃうなんて。
もう少し続けるはずだったんだけど、
でも心が悲鳴を上げて辞めてしまった。
まぁこう言うことも人生にはある。
「人生、いつからでもやり直しが利く!」
ある日、街中でポスターを見た。
それから何度も何度も
同じ様な言葉を街中で見た。
テレビで見た。
人の間で見てきた。
本でも見た。ドラマでも見た。
映画でも見た。
パンフレットにも書いてあった。
人の心にも書いてあった。
人の顔にも書いてあった。
背中にも髪の毛にも肌にも或いは空気にも…?
でもまた悩む。
あの時の、子供の時に見た夢。
これに立ち返るのだ。
振り返る様にしてあの頃がやってくる。
あの当時…あの当時…あの当時。
ラジオから、
その時自分が考えて居た様なことを
誰かパーソナリティが語って居る。
これが又その時ばかりは邪魔になる。
「もうそんなこと言わないでくれ、休ませてくれ」
そんな屈託のない思いが
天井の隅からやって来るようで、
棚に目をやると、
自分が書いた本がある。
空気の中に書かれた本。
…て事はそれは存在しない?
いろんなことを思う人生。
いろんなことを経験してきた。
考えてきた。
みんな同じ様にして、
この人生の空気を感じ、
言葉を聞いて、
外部刺激を受けてきて、
記憶があり、現在があり、
未来がある。
たくさんの物事を白紙に記してきた。
これも又、
みんなやってる事だったんだろう。
何か新しいことをしたい
この思いもまた誰の心にも宿って居る。
あれもしたい。これもしたい。
あれもしたい。これもしたい。
あの子が好き。この子が好き。
あの人が好き。この人が好き。
あの子が嫌い。この子が嫌い。
あの人が嫌い。この人が嫌い。
あの場所が好き。この場所が好き。
あの時代が好き。この時代が好き。
あの場所が嫌い。この場所が嫌い。
あの時代が嫌い。この時代が嫌い。
あの色が好き。この色が好き。
あの色が嫌い。この色が嫌い。
このぬくもりが好き。この冷たさが好き。
このぬくもりが嫌い。この冷たさが嫌い。
あの歌が好き、この歌が好き、この歌が嫌い、あの歌が嫌い、この本が好き、あの本が嫌い、この本が好き、あの本が好き、この本が嫌い。
空気に溶けるような
いろんな人間の姿を見てきた。
言葉を見てきた。感覚を見た。
ぬくもりも冷たさも人生も知った。
知ったつもりで居る。
俺は作家になりたい…
夏の日の昼過ぎ。
側溝の横を歩いて居た俺は、
改めてそう思う。
ふと、その側溝の横の砂利を見た。
蟻が1匹歩いてた。
何か小さく…
餌の様な小さな砂の破片?
塊…の様なものを、懸命に運んでた。
その後ろの蟻は
葉っぱの様なものを
頭の上に抱えて運んでる。
また向こうの蟻は、
これははっきりわかったが、
他の虫の死骸の1部を持って歩いてた。
みな巣に持ち帰るつもりだ。
その時、夢が或る処に一致する気がした。
「…必要なことをしてる。今生活に、必要なことを、それだけを…?」
「今、自分にあるものを感謝しなさい。」
この言葉を思い出した。
感謝する。感謝。
これまでに呟いた全部のものが、
今の俺の中にあった。
だからもう、全部叶ってきたんだ。叶えられた。
世間が認める認めないじゃなくて、叶ったんだ。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=rupUOEwcKaw&t=109s
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
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