生まれる時代を間違えた真の勇者
私はかれこれ2時間ほど下に向かって落ち続けていた。
私は落ちた時は怖かったが、時間が経ちすぎて恐怖を超えて暇になっていた。
「暇すぎだわ・・・・・・あっ!やっと地上が見えてきた・・・。」
そう思っていると、隣からこんな声が聞こえてきた。
「あれぇ?どうしたの?こんなところで何してるの?もしかして超下級神に変なことやられちゃったの?あ!ボクは空の木の妖精フィーだよ!その呪い癒してあげる!」と、空色の切り株に妖精の羽が生えて顔がついてる可愛い妖精がいた。
可愛いと思いながらも呪いのことが気になっていた。
「呪い?かけられた覚えがないんだけど・・・」
「え?かけられてるよ!・・・・・覚えてないのかぁ!まあとりあえず癒すね!」
「ジュジョキョキャキャキャャアジュジェジュジョキョキャキャキョキャキャキャャア」なぜかフィーが意味不明な呪文を唱えると、記憶が戻り、水守夜 冷の時の14歳の時の姿に戻った。
慌ててステータスを見ると、性別も名前も奪われたものが全部戻っていた。
「よかったぁー!そういえばステータスの???ってなんなの?」
「えー?ステータス封印されちゃったのー?元に戻すね!おりゃー!」
そう言ってフィーがステータス画面を叩くと、???のところが、晴れてステータスが細かなところまでわかるようになった。
水守夜 冷 14歳
身長:149、6cm
生命力:1000000
攻撃力:9999
職業:ジュ・アグリエルの姫巫女
魔法:絶対拘束、絶対封印
特別:使い切りの光の槍を生み出す力、浄化の光、光の食物を生み出す力
※魔法や特別の力を使うと生命力が5消費されます。
《アグリエルからの警告》
姫巫女は決してチートではない、敵や他の奴らは君と同じくらいの強さ、油断するな
更に、淡く光る白っぽい金髪に、右目が水色で左目が黄緑色という姿に変わってしまった。
「すっごい綺麗な髪・・・私には勿体無いよ〜!」
そうして私が驚いていると、どこからか子供の鳴き声が聞こえてきた。
気になって周りを見渡すと、普通の1メートルくらいの長さの剣の形をしたものが光っているものを抱えた6歳くらいの私と同じ色の髪と目をした少しだけ髪の長い垂れ目のかっこカワイイ男の子が大きい肉の檻の中で泣いているのが見えた。
「なんでこんなところに人が・・・?」
早く助けたくて光の槍で肉の檻を切ろうとしても切れず、その日はその檻の近くで野宿することにした。
「ごめんね助けられなくて・・・」
「大丈夫だよ?俺強いもん・・・とーさんよりも強いから・・・きっと15の幹部だってお人好し魔王だって倒せるもん・・・」
「お人好し魔王?ってどういう魔物なの?15の幹部?」
私はまだこの世界のことを何も知らなかった。
「お人好し魔王はね、性格が良くて人も傷つけなくてね、でも魔物も神も人間もみんな仲良しになろうって言っててでもちょっと抜けててね、実はその魔王には影で犯罪や自分の仲間を傷つける人はすぐに拷問して殺してるし間違えて魔王の仲間を傷つけてしまった人でも即拷問して殺すし気に食わない人もみんな殺してるし俺の家族だって理不尽に殺された。
だから魔王は嫌いなんだよ」




