転移からの最悪
「」が話してるとこ
【】が思ってること
ある会社の社内、そこではたくさんのふざけた人がいて、ただ一人の地味な新人が苦労するとんでもない場所だった。
「ねーぇー水守夜さぁん、この書類もこれもあれも全部やっといてよぉ〜!私今日彼ぴとあれやるんだぁ〜!だ・か・ら♡おねがぁい!」
と、今日も私の先輩の魅了 愛さんがぶりっ子&仕事全部押し付けをしてくる。あいつはわたしが地味だからこんなことしてくるのかも知れない。
でも、私が地味なのは表向きで、裏では“悪口言ってるヤバい奴”なのかも知れない、
そして、今日も私はビルの屋上でビールを飲み散らかした。
「あ゛あ゛〜まじでブラック企業ダルい〜まじであのクソ上司死ねよおおおおお‼︎
し・か・も!あのぶりっ子女まじムリ!もー死んでもいいわあいつ」
その時、視界全体が光に包まれた。
「何?これ・・・・・」なぜか私は気絶していた。
夢みたいなものを見た。
「すごいです・・・別の世界にいらっしゃったなんて・・・」
と、微かに声が聞こえた。
「・・・ろ!・・起きろ!」誰かの怒鳴り声で目が覚めた。
「あ?ここって・・・城?」私が混乱していると、私を起こしたと思われる騎士団長?が「さあ、今からお前らには魔王ウェチュリーを倒してもらおうと思う、
覚悟はいいな?・・・あ!そうそう俺の名はガーべだ、ちなみにお前らを元の世界へ帰すことはできない!」と、爆弾発言した。
私は混乱して前しか見てなかったが冷静になり、周りを見渡した。
そこにいたのは3人だけで、ただのおっさんと、制服を着た黒髪美少女、・・・私は驚いた、もう一人、それは、魅了 愛、私にぶりっ子してきたクソ女だった。
気がつくと、いつのまにか、騎士団長ガーべが、水晶玉を持ち、こう言った、
「さあ、お前らの能力を鑑定する、一人づつ俺の前へ来い!」
と、言った瞬間、あのぶりっ子が、「はぁい!私からやるのぉ!」
と、ぶりっ子しながらぶりっ子が水晶の前へ行く。
そして手をかざすと、水晶玉が光り、水晶玉にその人のステータスが表示された。
そこに書かれていたのは、
魅了 愛 23歳
攻撃力:75
職業:上位聖女
魔法:光魔法
特別:空中歩行、精神支配、
だった。
すると、愛の隣にいた騎士団長ガーべが、
「ああ!素晴らしい、聖女様が降臨なさるとは、では部屋を案内いたします!」
と言って愛をつれて行ってしまった。
そして、次はあのおっさん、そいつはこんな感じだった。
田米 吉尾 40歳
攻撃力:70
職業:上位テイマー
魔法:氷魔法
特別:消去、記憶操作
その次はあの黒髪美少女、
神田琴音
攻撃力:10000
職業:勇者
魔法:全属性魔法
特別:食料創造(腹を満たす以外の効果なし)、飛行、身体強化
そのステータスを見た私は思った【チートすぎる・・・】
愛も驚いていた、「え~私より強いよぉ!水守夜さんはどんなのかな!♪」
私は気になった・・・と言うより楽しみだった。
密かにワクワクしながら水晶に手をかざすと、そこに出てきたのは、
水守夜 冷
攻撃力:不明
職業:不明
魔法:不明
特別:不明
全部不明だった。
私が驚いていると、「ええ~不明だなんて可哀想♡もう天へ送ってあげましょうよ!」と、急にとんでもないことを言い出した。
なぜかそれに吉尾と言うおっさんも同意していた。
「魅了さん、あなた本当に人間なの?ありえない、そっちが天へ帰ればいいじゃない!」
その瞬間「ゴトっ」と言う音がした。
手足が動かせない、意識がなくなりそうだ、そう思った瞬間、私の意識は途切れた。