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作者: 手

手。


 ある、公園の端の花壇。そこには、白くて美しい手が咲いていた。最初は白い花が咲いてると思っていた。けど、紛れもない人間の手だ。


 死体とかではないようで。その手は毎日、その花壇でふらふらと咲いていた。


 僕は毎日、その咲いている手に触れに来る。最初その手は、僕が触れるとはたいたが、今では僕が来ると嬉しそうに手を伸ばす。


 ある日、僕はその手と熱い夜を過ごした。


 数日後には、新しい小さなが、その手の側に咲いていた。


手。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 独創的。 なるほど。 こういった天性が、タクトさんを支えている。 ちなみに、『僕が来る』という表現は、琉球……独特な表現のようです。 けど、僕も『俺が来るから』と、よく言います。 んで、『…
[良い点] 花壇から手だけがニョキッと生えている光景は、なかなかシュールで衝撃的な絵面ですね。 接触した人間のDNAや特性を継承して、世代を重ねて増えていくのでしょうか。 [一言] 生えている手首は、…
[良い点] こ、こわいよ~っ。
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